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家を買おうか迷っていますが、その検討のなかで物件の
家を買おうか迷っていますが、その検討のなかで物件の良し悪しはもちろんなのですが、土砂崩れや洪水なども気になります。 そこで、もし、昔の地図やその地域の災害履歴を調べる方法があれば教えてください。 ちなみに、家の候補地は神奈川県川崎市の鶴見川沿いです。
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川崎市の鶴見川沿いというとヤマダ電機のある幸区のあたりでしょうか ・土砂崩れ 山が無いので土砂崩れはないでしょう。 この手の調べものは防災計画を見るのが一般的です。 ・水害 鶴見川流域水害対策計画 http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000047161.pdf によると 「鶴見川流域は、古くから洪水氾濫を繰り返してきた。 これは、低平地である下流区間の河床勾配が緩いため、東京湾の潮位の影響を受ける区間が長く、また、台地のせり出しにより極端に蛇行しているため、流水が滞り、洪水が疎通しにくい河道の特性によるものである。 さらに、昭和30年代中頃からの急激な市街化により、流域の保水・遊水機能は減少し、水害の頻発を助長させるものとなった。 代表的な洪水による被害として、昭和13年6月洪水では浸水家屋約11,800戸、昭和33年9月洪水では浸水家屋約20,000戸、昭和41年6月洪水では浸水家屋約11,840戸、昭和51年9月洪水では浸水家屋約3,940戸、昭和57年9月洪水では浸水家屋約2,710戸があげられる。 また近年では、下水道の施設能力を上回る局地的な集中豪雨などにより、流域での内水被害も頻発している。」 また、水害被害も表にまとめられています。抜粋すると以下の通りです。 年度 浸水被害 昭和13年 床下7800床上4000 昭和16年 床下4590床上2140 昭和33年 床上床下二万以上 昭和41年 床下1万1840 昭和46年 床下1240床上93 昭和48年 床下34 昭和49年 床下780床上330 昭和51年 床下2730床上1210 昭和52年 床下650床上440 昭和54年 床下370床上80 昭和56年 床下280床上6 昭和57年 床下1800床上910 平成元年 床下190床上7 平成 3 年 床下30床上27 平成 6 年 床下11床上1 平成10年 床下73床上1 平成16年 床下190 最近は比較的被害は減少しているようですが、10年に一度の割合でそこそこ大きな水害があるようです。 幸区浸水被害想定図 http://www.city.kawasaki.jp/530/cmsfiles/contents/0000018/18174/2-2.pdf 黄色部分が地表から50cmまでの浸水がある可能性の高い地域、緑色部分が1m(一階部分は水没)の浸水がある可能性の高い地域です。よほど川沿いでなければ浸水は50cm以下のようですね。 もし幸区でなければ、以下から浸水被害想定図を確認願います。 http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/15-3-24-3-5-0-0-0-0-0.html ・地震 また、気になった記載がありました。 「沖積層は鶴見川の掃流力が弱いために、主としてシルトや泥で形成され、鶴見川低地の軟弱地盤を形づくっている。」 関東大震災時の記録を調べてみました。 横浜市公式ページ 鶴見区の紹介 > 月刊「鶴見の歴史」 > 第12回:菅沢町小史(その2) http://www.city.yokohama.lg.jp/tsurumi/information/introduction/history/no12.html 「丘陵の上の家は倒壊も少なく、被害も少なかった。これは明らかに地盤の違いによるもので、寺尾、末吉等の丘陵は地質学でいう下住吉層という長い間かかって出来た安定した地盤に対し、菅沢、市場、潮田のような低地は5000年ぐらい前までは海で、そこへ多摩川、鶴見川から流れてきた砂れき、砂泥が堆積してできた、地質学でいう沖積層であることの違いによるものである。」 菅沢、市場、潮田などの地域は地盤が強いという事はなさそうです。 私個人としてはどちらかと言えば気にされるべきは此方の方かと思います。 以上質問者様の参考になれば幸いです。
お礼
ありがとございます!