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「私はとうてい彼の比ではない」は間違っていますか?
- 「私はとうてい彼の比ではない」という表現の意味と使い方について知りたいです。
- 「AはBの比ではない」という文型で、一体Aの方が程度が甚だしいなのか、それともBの方が程度が甚だしいなのかを判断する方法を教えてください。
- 日本語学習者の私には、この表現が少し難解で理解しづらいです。お知恵をお貸しください。
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ありがちな誤用だと思います。 「とうてい~ない」という構文になっているため、いかにも謙遜の表現に見えてしまいますが。 「比ではない=比べ物にならない」です。 「私は彼とは比べ物にならない」という文に置き換えて考えれば、不自然であることがわかりやすくなります。 「私の実力はとうてい彼の比ではない」と言い換えても不自然さが際立つことでしょう。 「彼の実力はとうてい私の比ではない」のほうが自然なことがわかります。 「AはBの比ではない」「AはBとは比べ物にならない」 どちらも、 A の程度が甚だしい場合に使うべき表現です。 「比べる必要がないほど大きな差がある」ではなく、「比べる必要がないほど大きな差をつけている」という意味の表現と考えると良いのでしょう。
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- fxq11011
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>)私はとうてい彼の比ではない 比較の対象が言葉としてありません、だから間違います。 彼のすごさはとうてい私の・・・・(及ぶところではありません)。 私のすごさはとうてい彼の・・・・・。 とうてい=すでに及ばないが確定(伏線)、改めて「比」の必要なし。
お礼
ご回答ありがとうございました! なるほど、比較の対象がないとだめですね。^^
- trytobe
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(3)は、不自然で、日本語母国語者でも一瞬悩む言い方です。 おそらく、全部、このように言い換えると分かりやすいと思います。 (1)ことばが表現する内容の複雑さ・深さとその量は他の伝達手段「との比較対象にもならない」 (2)武漢の暑さは北京「との比較対象にもならない」 (3)私はとうてい彼「との比較対象にもならない」 これで、2つの比較をすると、明らかな差が存在する、という関係はわかりやすいと思います。そして、A と B のどちらが「複雑」「深い」「暑い」などの比較基準まで書いてあると、関係はわかりやすいのですが、(3)には無いのが困りものです。 その上に、(3)は、日本語の「謙譲」「謙遜」の言い回しが加わっているため、「自分が優れているはずがない」という前提で言っています、というマナーからの卑下なのだ、と察してあげないといけない、という非常に面倒な表現なのです。 それなら、「私なんて彼の足元にも及ばない」と明らかに下です、と謙譲してくれたほうがずっと自然でわかりやすい日本語なのです。
お礼
なるほど、言葉のマナーから考えると、(3)の意味を解釈できますね。そして、具体的な比較対象がないといけないのですね! とても勉強になりました。分かりやすい説明ありがとうございました!^^
- SPS700
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1。「私はとうてい彼の比ではない]は間違っていますか。 いいえ、間違っていません。 2。 「AはBの比ではない」という文型で、一体Aの方が程度が甚だしいなのか、それともBの方が程度が甚だしいなのか?良くわからなくなって、困っています。 この文型は、下記のように、AとBは、比べることが出来ないほど違うと言う意味で、A<B とも、A>B とも言っていません。ですからお困りになる必要はありません。 http://www.weblio.jp/content/%E6%AF%94%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84
お礼
なるほど、参考になりました! ありがとうございます! 確かに「比べることが出来ないほど違う」という意味からみると、「どっちの程度が甚だしいか」は問題とされていませんね。 ですが、No.3のhakobuluさんは、「…の比ではない」という表現が「比べる必要がないほど大きな差がある」ではなく、「比べる必要がないほど大きな差をつけている」という意味だと教えてくれました。 「…の比ではない」はただ差の大きさを表現するのではなく、はやりAの方がすごいというニュアンスもあるのでしょうか?
お礼
なるほど、「大きな差がある」ではなく、「大きな差をつけている」という意味ですね。 分かりやすい説明ありがとうございました!^^