- ベストアンサー
廃鉱が風化したらどうなるか?
- 廃鉱の風化について
- 鉱脈の特徴と掘削の手がかり
- 地下資源探査と廃鉱の関係
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
>資源を掘り尽くして廃鉱になった鉱脈が何千年も何万年も経ったらどうなるでしょうか? 崩れ落ちて埋まる場合もあれば、そのまま残る場合もあります。 自然にできた洞窟と同じです。 >それでも人の手で掘られたものはそうであるとわかるものでしょうか? 坑道の周辺の地層を調べて地層を横断するように不自然な痕跡があれば人為的な作業が加わったと判断することは可能です。 >掘った意図もわかるでしょうか? 推定は充分可能です。 考古学の遺跡調査でも出土品から、目的などを推測します。 但し、断定はなかなか難しい作業です。 坑道の痕跡にしても、何か鉱物を捜したのか、放射性廃棄物の埋設のように別な目的で掘られたものかの断定は難しいでしょう。 そもそも、ご質問のようなおそろしく古い時代の文明が分かっていませんので、その文明が何故坑道を掘る必要があったのかは断定できません。(推定はいくらでもできます) >地形その他もろもろから、ここにはこういった鉱脈があるはずでありないのは不自然。そう言い切れるくらいに地下資源の傾向は掴めるものでしょうか? あるはず、ないはずということを言いきれるだけの学問的知識は未だに確立されていません。 何度も試掘を繰り返してアッタアッタとやっています。 試掘をするだけの価値があるかどうかの調査はあらゆる技術を動員してやっています。 探鉱/採鉱とは home.hiroshima-u.ac.jp/er/Rmin_S.html 探鉱 | JAPEX 石油資源開発株式会社 www.japex.co.jp/business/flow/find.html >いま鉱脈でもなんでもない土地はかつての廃鉱だったのではないか? 上記の探鉱の作業の進め方からもおわかりの通り、なんでもない土地をセッセと掘ったことはありません。 従いまして、なんでもない土地で掘りつくした廃鉱を捜しだしたことがありませんので、分かりません。 >掘り尽くされてしまったから、そこは鉱脈といえるほどの埋蔵量でなくなってるのでは? 鉱脈というものが生成される過程から考えて、痕跡だけからの判断は難しいでしょう。 地層内では目的とする鉱物の集積量はバラバラです。 濃度が高いところもあれば低いところもあります。 (品質の高い鉱脈もあれば品質の悪い鉱脈もあります) 鉱脈 www2.city.kurashiki.okayama.jp/musnat/geology/tisitugensho/k... 昔の人も試行錯誤を繰り返して、以下のような相当に高いレベルの技術を習得していました しまねバーチャルミュージアム 石見銀山 www.v-museum.pref.shimane.jp/special/vol06/develop/index.htm... >古代文明を否定する人が『地下資源が手付かずだったということは、ソレを利用するような高度な文明がなかった何よりの証拠だ』と主張していました。 現在の文明が地下資源に依存しているからといって、地下資源に依存する必要がない文明が無いとは断定できないのではないのでしょうか。 ヒト以外の生物が生み出す文明がどのようなものであるかを考えて定義した上でないと議論は前に進まないのではないのでしょうか。 ヒトが作りだした文明のみを基準としてヒト以外の生物の文明を推測しても無意味でしょう。 常識を超えたところに新しい発見や発展があります。
その他の回答 (2)
- kamobedanjoh
- ベストアンサー率27% (1021/3686)
何万年経過していようと、掘削で廃鉱と確認出来ます。 廃鉱とは云っても、採掘残りの鉱石は存在しますし、人工の痕跡も消えません。 古い坑道は落盤や地下水で埋もれてしまうことが少なくありませんが、採鉱の痕跡も消え去ることはありません。 「いま鉱脈でもなんでもない土地はかつての廃鉱だったのではないか?」 金銀などの鉱物が、ただの土に変わることはありません。 石見銀山と言えば、一時は世界一の銀の採掘量で有名でしたが、採掘当初は金山だったそうです。金銀鉱脈の近くには、銅の鉱脈を伴うこともあり、シロアリ退治で有名な砒素なども混在するようで、江戸時代「石見銀山」と言えば、ネズミ取り(殺鼠剤)の別名で、殺人目的にも使われたとか。 「いま鉱脈でもなんでもない土地」とは、いわゆる「土壌」のことでしょうか? 土壌は花崗岩などの岩石質、金属質の浸食されて出来た細片に、腐蝕した動植物など有機物の残渣が混入することで形成されています。「いま鉱脈でもなんでもない土地」は、あくまで鉱脈でも何でもありません。 火山灰土や溶岩なども、土壌形成に大いに役立っています。
お礼
しかるべき知識があればわかるものなのですね。 セットになってる鉱脈があるとすればそこから予測…という話も考えられそうです。 副産物もいろいろあり、鉱山とはとても奥深いものなのですね。 SFの題材とするなら深く勉強しなくてはなりませんね。 回答ありがとうございました。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
資源を掘り尽くして廃鉱になった鉱脈が何千年 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E7%B4%A0%E6%96%87%E5%AD%97%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2 4000年くらい前の鉱山は、鉱山があったものとしてちゃんと認識されている。 通常廃坑であるかどうかは、ぼた山で分かるはずです。 純粋な鉱山資源があるわけではなく、希少な資源を掘り出して不要となる(実はソッチのほうが量が多い)不要物を棄てます。 これが残ります。 貝を食べていたという証拠が、貝塚というゴミ捨て場の跡地から分かるようなものです。
お礼
鉱山の設備そのものは風化してしまっても、ぼた山の要素は確かに残りますね。 これは盲点でした。 回答ありがとうございました。
お礼
詳しい解説や資料をありがとうございました。 鉱山の痕跡から古代文明を見つけ出す…といったSFを書いてみようと思ってたのですが、より深く勉強して設定を固めないとボロが出て興ざめになってしまいそうです。 >現在の文明が地下資源に依存しているからといって、地下資源に依存する必要がない文明が無いとは断定できないのではないのでしょうか。 それがありますね。 昨夜放送していたアバターという映画を見ると、地下資源などには頼らず、何もかもが土に戻っていく文明のほうが優れているとすら思えます。 あの映画では異星人もヒト型であることから文明も古代の人や自然に暮らす人のソレに近いものとして描かれていましたが、生態から全く違う知的生命体がいたとしたら様々な視点からの考察が必要になってきます。 回答ありがとうございました。