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JR貨物の新型電気機関車の運転操作
EF200、EF210、EF510といったJR貨物の新型電気機関車の運転操作についてお尋ねします。 国鉄時代の電気機関車は力行時にマスコンを手動で1段ずつ進段していかなけければなりませんでしたが、JR型の機関車は自動進段なのでしょうか? また、自動ブレーキ弁や単独ブレーキ弁も複雑な重なり位置、込め位置などを使い分けるものから電車のようなセルフラップ式の操作に変わりましたか? 新型機の運転台を見る限り、限りなく電車に近づいている印象を受けましたが、実際はどうなのでしょうか?
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JR貨物ではないのですが、他社で電車運転士をしております。 持っている資料と運転協会誌を基に回答いたします。 >国鉄時代の電気機関車は力行時にマスコンを手動で1段ずつ進段していかなけければなりませんでしたが、JR型の機関車は自動進段なのでしょうか? 自動進段ですが、 空転してしまうので、刻んでノッチを進めて行きます。 >また、自動ブレーキ弁や単独ブレーキ弁も複雑な重なり位置、込め位置などを使い分けるものから電車のようなセルフラップ式の操作に変わりましたか? 原理は新型でも旧型でも同じ「自動ブレーキ」、 ブレーキ管を減圧して制動力を得る方式です。 旧型:ブレーキ管を乗務員室まで引き込み、運転士がその圧力を直接調節する事で制動力を得る。 新型:電気指令式で運転席そのものにブレーキ管は引き込んでいません。運転士が操作すると、その位置に応じて電気信号を送られブレーキ作用装置が動作。一定のブレーキ管圧力を減圧して制動力を得る。 セルフラップ式というのは、無段階で圧力を制御するモノで、 新型の電気機関車で使われている制御とは別です。 専門的には、HSC(HSC-DやHSC-Rといったモノもあります。)で使われているモノになります。
お礼
わかりやすいご回答をありがとうございます。 >自動進段ですが、 空転してしまうので、刻んでノッチを進めて行きます。 基本的には電車と同じ自動進段でも貨物列車ではいきなりフルノッチは投入できませんね。空転しないように徐々にノッチを上げていくのですね。 >新型:電気指令式で運転席そのものにブレーキ管は引き込んでいません。運転士が操作すると、その位置に応じて電気信号を送られブレーキ作用装置が動作。 電気指令式であることから運転台まわりはすっきりしていて電車に近い操作性を獲得したのですね。電車とは違うことがわかりました。 ありがとうございました。