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古代ギリシャ兵の従軍費用とは?
別の方の質問への回答への関連質問です。 「数ヶ月から数年の間、仕事を休んで戦争に専念する、しかもその間の衣・食・住は原則として個人持ち。これだけの経済的負担に耐えられる者だけが戦士として戦場に赴くことができたのです。」 とすると、実際に戦場へ行く際、戦士は、自分の食料を担いで行ったのでしょうか?それとも、最初に部隊の指揮官に衣食住代の費用を預けてまとめて買ってもらったのか。あるいは、個人ごとに従軍費用のお金を持って行ったということでしょうか? どういうふうにやっていたのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
個人負担とは、個人がその費用を負担するという意味であって、本人が買い物をするという意味ではありません。 戦争は、今も昔も巨大な経済行為です。産業や金融、流通機構が整っていない時代に大部隊が動くということは、町が丸ごと動くようなものです。戦争に必要な様々な物資や機能が、従軍商人のような形態で軍隊と共に移動するのです。そして、足りない分は行く先々で補充(略奪・購入)するのです。 また、当然のことながら、貴族や裕福な市民である戦士は、武装した従者や身の回りの世話をする奴隷を伴って従軍します。荷物の運搬や買い物は奴隷の仕事です。これら従者の従軍費用は、もちろん個人負担です。
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- tanuki4u
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回答No.1
岡田泰介著 古代ギリシア国家の兵站システムと地域市場への影響 西洋史学204 2001年 にあるようです。
質問者
お礼
ありがとうございます。 「古代ギリシアの軍は商人や現地の市場に依存した現地調達を基本としていたようだ。」と、ありました。 しかし、依然として、私の疑問は残ります。個人毎にあの大勢の兵隊たちが毎日食事を買いに行くとは思えないですからね。 どうも衣食住個人負担説には疑問が残ります。
お礼
おお、なるほど。 例えば、ファランクスを組んで戦った兵士も、実は、裕福な市民であり、戦場に奴隷等を伴ってきていた訳ですね。そして、戦闘行為の際には、列兵になると。 だとすれば、よく分かります。 ありがとうございました。