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フォークボール
いつも疑問に思う事があるのですが、野球にあまり詳しくなく、どうしても疑問に感じてしまいます。 野球に詳しい会社の同僚に聞いても、良く分からないのか、私の理解度が低いのか、未ださっぱりわかりません。 恥ずかしぃくらい、すごく初歩的な質問だと思うのですが、フォークボールはなぜ落ちるのでしょうか。。。
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>フォークボールはなぜ落ちるのでしょうか。。。 これは,「空気があるから」と「重力があるから」が回答になります。 すべてのボールは「落ちます」がこれは重力があるからです。 そしてフォークボールが急に落ちるように見えるのは空気があるからです。 空気のないところでボールを水平に打ち出せば,ボールは放物線を描いて落ちます。 ボールの回転は関係ありません。 しかし空気のあるところでは,回転によってボールの軌道が変化します。 人間が普通に上手投げで投げると,指先でボールを押し出す形になるためボールは手前方向に回転します。 このことにより,ボールの上面と下面では,上面の気圧が低く,下面の気圧が高くなりますから,気圧の低い方へボールは軌道を変えます。 言い換えるとボールは上方向に向くわけです。 しかし,地球上では重力があります。 重量に逆らってボールを上に押し上げることができるまでの回転をかけられる投手はいませんので,ボールはすぐには落ちず,ゆっくりと落ちていきます。 このような球をわれわれは「ストレート」と考えるわけです。 実際は重力でもっと早く落ちるのに,回転力のせいでなかなか落ちない球です。 (実はストレートは,「なかなか落ちない変化球」なのです) しかしフォークは回転がありませんので,急速の低下と共に普通に落下していきます。 ストレートを見慣れた我々は「急に落ちた」と錯覚するわけです。 解説者をしている元巨人の江川選手の球は「ホップする」と言われました。 打者に近づくにつれてボールが浮き上がるというのです。 もちろん,そんなことはあり得ませんが,日頃からゆっくりと落ちていくボールを見慣れた我々にとって,回転が大きく落ちにくいボールは錯覚で浮き上がるように見えるらしいです。 お近くにピンポン球があれば投げてみてください。 回転をかけることができませんので遠くに飛ばず落ちていきます。 これがフォークです。 指を湿らせてストレートを投げるように回転をかけると,軽いピンポン球は浮き上がります。 これがストレートです。
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- sunchild12
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キーワードは「引力」「空気抵抗」です。 そもそも、地球には引力がありますので、投げられたボールは落ちるのが本来の姿です。 ところが、野球で投げられるストレートなどの球種の多くは「逆回転」がかけられています。 投手がボールをリリースする瞬間に「指先でボールを手前に切る」回転を加えているからです。 (と言うかボールを普通に投げると自然にそうなるのですが) もっとわかりやすく言うと「投手側から見てボールの縫い目が上から下へ」と言う方向で回転している。 この回転によって、ボールの縫い目で空気抵抗が起こり、「引力に逆らう動き=なかなか落ちない動き」をしています。 ところが、ホークボールは指でボールを挟み、リリースの瞬間にボールを指の間から「抜く」様に投げますので、ボールにほとんど回転がかからない・・・ですからストレートなどの球種と比べると空気抵抗が起こらず引力の影響をより多く受ける。 だから落ちるわけです。 ちなみに・・・ もっと言うなら、「投手側から見て縫い目が下から上へ」回転するボールを投げられれば、ホークよりもっと急激に落ちるボールが投げられる、と言う事になります。(現実的には難しいでしょうが)
お礼
分かり易い回答をありがとうございます。回転による空気抵抗が引力の影響を弱くする(=空気抵抗の少ないフォークボールはより引力の影響を受けやすい)ということなのですね。
- nankaiporks
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簡単に言えば、無回転に近く、失速して落ちて行くのがフォークです。 現在も多くの投手が投げていますが、指の使い方は、スピリットとフォークの中間程度の挟み方です。 なので、球筋としたら、スライダーのようなチェンジアップのような軌道で変化して行きます。 本当のフォークはいきなり、ストンと落ちる感じ。 それを投げられるのは、考え出した中日の杉下、ロッテの村田兆治、横浜の佐々木くらいでしょう。 ボールの半分くらいの位置で指を挟み、リリースしたところで球を抜く投げ方。 これが本当のフォークです。 挟んで抜くので、球に回転はありません。 ベースまでは腕の振りで。そして失速。だから落ちて行くのです。
お礼
失速して落ちるということなのですね。よくわかりました。ありがとうございます。
- Saturn5
- ベストアンサー率45% (2270/4952)
落ちる力は重力です。 全てのボールが落ちるのですが、フォークはそれが大きく見えます。 直球はボールに縦回転がかかっていますので、ボールのまわりに空気の膜が できて抵抗が小さくなります。ですから、急速が落ちにくく、手元で あまり落ちたように感じないのです。 全てのバッターは少し落ちる直球に見慣れていますので、元阪神の藤川投手 のような縦回転のするどい球はホップするように見えます。 フォークボールは基本的にはごくわずかな回転の球です。ですから、 空気抵抗が大きく、打者の手元で急速にスピードを失います。 ですから、バッターには手元で急に落ちるように見えます。
お礼
重力と空気抵抗の関係で説明できるのですね。ありがとうございます。
- hackai
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途中で急にストンと落ちると誤解している人が結構いますが フォークボールってのは、単に放物線で落ちるのに近い軌道となります。 要するに、フォークボールのほうが真空中の放物運動に近い、ごくノーマルな運動です。 そして通常の投球は、ボールに回転がかかるのでマグヌス効果という空気力学的な効果で 落下が少ない運動となります。 フォークボールは、通常の投球と比べて、「相対的に落ちる」球となります。
お礼
フォークボールの方がむしろ自然に近いということですね。ありがとうございます。
- maiko0318
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お礼
なるほど、その手がありましたね。ありがとうございます。
お礼
分かり易い回答をありがとうございました。ロジカルに説明して頂きフォークボールの「落ちるメカニズム」がよくわかりました。それから、「ストレートがなかなか落ちない変化球」というのも目からうろこでした。 なお、蛇足かもしれませんが、江川選手のエピソードの少し上の箇所に・・・急速の低下と共に・・・とあるのは、球速のことでしょうか?