- ベストアンサー
時計修理技能士になりたい
- 転職を考えて時計修理技能士になりたい30代女性の質問
- 社会人入学を考え、専門学校のパンフレットを取り寄せ、この仕事に就きたいと思っている
- 時計修理技能士の経験者の方に、勤務環境や給与、福利厚生などについて詳しく教えてほしい
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
はじめまして。拙い知見ですがよろしくお願いします。 >時計修理技能士になりたい 最短は仕事を通して経験を積むことと言う一般的な話ですが、じゃどこで?どれくらいの時間?は・・・。そのために学校があるのも実情と思います。ご自身で経験を積むにしても、未経験で初めてでこれからです!では、丁稚奉公を受け付けるお店でもない限り現実的でないでしょう。 私は実際学校にも行っていない素人なので不適切と思いましたが、趣味もあり過去(数年前)に専門学校(東京)で卒業後ショップのメンテナンスへ就職・勤務されたの話を聴いてます。その時の事から・・・ 先ずご存知かと思ったのですが、ほぼ現実的な実情例です(見れない時は補足しますネ。でも数字はちょっとどうかな?結構現実厳しいです) http://skill-style.com/license/kogyogijyutsusha/kogyo/tokei-shuuri.html 仕事を辞めて退職金とアルバイトと授業、更に自分でも独自に勉強したそうで、実質かなりハードだったそうです。適性を問われる部分もあるから(繊細な作業の得手不得手や、根気や集中力を求められる)。遊んでる暇なかったそうです。アルバイトもお金になる所から時計店(一般店ですが)を探して店についても勉強したそうです(販売や管理等お店に入ると色々あります)。 フルコースで予定通り卒業しました。でも就職先は確かに国内に設定されてる有名ブランド(R社やB社他)もあるのですが、現実は厳しくて国内前提として希望に見合った就職口や時計修理だけで成り立つ方は求められる条件も厳しいし難易度が高いです。 これらの方たちは成績も相当良かったらしく、ある種就職時の査定にもなっていたのでしょう。 他にも修理専門の一般時計工房や時計店のお抱えなど様々ですが、腕を見られてしまう部分もあるので実質は大変です。 ご本人は在学中にいろいろお店を歩き、時計修理の方向性(メーカー、時計店、現代、中古メンテナンス等の分野ごと)を模索して、最後就職が運よくできたと話していました。仕事としては一つの機械式時計を一人で全て完遂する内容で先輩たちに指導され日々勤務されてます。学校卒業は(運転免許を貰った程度)でその後の今は実技と勉強の連続と・・・。 実際、時計修理は経験と技量と勉強と根気次第(普通の会社勤めと一緒ですが細かい仕事なので)。場数や地道な技術習得や勉強の積み重ねと言います。正確にできるだけでなく、効率よく数をこなすのも求められます。30年以上メンテナンスで生きてる方は、資格を取る(時計修理技能士:1級、2級、3級やCMW)のは、肩書や経歴としても大事ですけど一つの通過点と仰っていました。普通の時計・・・3針やクロノや特殊な機構、超薄型等の様々なキャリバーがありその個体に応じた対処や技術・知見を求められるので、ある程度のベースがあり応用で対応されるとは言っても、特にメンテナンス・時計修理に関しては経験値と細かい調査(マニュアル、修理事例など)が重要になるとの事です。 メーカー勤務などでも個々でさらに教育があります。特定の自社時計を扱うにせよ、ノウハウは其々あります。また作業自体も分業化されていたりで仕事の内容は様々です。 ショップ勤務も修理専門もあれば販売と修理と両方の場合があります。お店の経営方針や指導方針によるので一概には言えませんが、修理担当の方は販売の会話も当然ですがより本業で追われることの方が多い様です。また修理部門にいても、対外(顧客)との電話やメールの受付や回答もありますので、そちらの技量も身に着けていく必要になります。 他の回答者さまも仰ってますが、就職時の条件に(日常会話程度の英語話せること)が含まれるケースを何度か見てます。また、大手によっては学歴も当然問われます。実際海外の時計(アンティークなどは特に)を扱う場合、買付や部品購入等の相手が日本人と限らないので、連絡だけでもそれなりに?と求められます(これはお世話になった経験の一例です)。 販売と修理受付をする方々は技術論と社交的部分の両方が必要でしょうネ。よって修理メインの時計師は案外通常は出てきません。修理の詳細等の確認やお店の方針で担当者が解説する場合はありますが・・・。 ショップや会社の給料や福利厚生は千差万別で落差もあります。まして独立で仕事されてる時計師さんは本当に忙しく苦労されているようです。一人で経理も営業もしますからネ(個人経営者ですから) でも・・・この仕事、時計が好きだから・・・の意志が強い方に接する機会が多々ありました。大変な熱意とプロ意識でした。実際の日常はいろいろ抱えれているでしょうが・・・。 一方でこれも現実ですが、ある方は時計師を辞めました。理由は経済性と技量が及ばず向かないそうです。あの人が?・・・驚きましたけどね・・・。 それと就職後のケースでメンテナンスやアフター部門になる場合は使用経歴や個体差もあり一期一会。新品組む大変さ以上もあります。精度や安定性が出るか?が時計師の腕の見せ所なので、ある種特殊技能と思います(愚例で私は新規製作もアフターサービスも関わる仕事なのでどこも一緒ですが)。 長文愚文でございますが、入学時期やコースによって内容も様々ですし、その後の就職先の基本レベルも変ります。時計師の就職先は殆ど専門業界で決まりなので、入学検討と共に就職先の状況をご自身で調査する事をお勧めします。実際はご自身でお店を歩き確認も必須でしょう。 (どのような就職需要があるか?公募の傾向や要求事項、収支・福利厚生、修理士で生きるか、セールスエンジニア的に販売とある程度の技術論が出来る立場を目指すか・・・)。 趣味ですが今日までメジャーマイナー含め20社以上お世話になったり関わった機会の狭義と主観の経験でした。プロではないのですが、参考になれれば幸いです m(__)m
その他の回答 (3)
- yuyuyunn
- ベストアンサー率41% (20359/48650)
こんばんは 修理士だけですと食べていけないですよ 販売とかとかの眼鏡を作ったり宝石店や営業に出ないと 修理士です、座っていて時計もって来なさい。では全然食べていけないです ある程度の器用さ 修理経験の多さ がないと一人立ちは無理です 普通にお店に勤めるのであれば その会社の福利厚生や休日、給料などのルールがありますので それによって違います もしも質問者さんが才能があるのであれば 舶来メーカーに就職することも考えられますので 基本的に日常会話のできる英語が喋れた方がいいです
お礼
回答ありがとうございます。 専門学校でしっかり学ぶ事で、安心してスタートラインに立つ事ができると思っていました。技術は実際に働く中で経験を積んでいくものだと思いますが、その他に販売や英会話が必要だとは知りませんでした。 これらは専門学校で同時に学べませんよね。 就業する為に求められるものがこんなに多いとは知らず、驚きました。 教えてくださってありがとうございました。
- cayenne2003
- ベストアンサー率32% (718/2227)
余談ですが、この前日本で唯一一人の公認独立時計師の話をラジオで聞き興味深く聞いてました。 トゥールビヨンを独自で作り上げる方です。 その方は時計技師専門学校に入り修理技術を学んだそうですが、時計を作ることに目覚め在学中に独学で学んだそうです。 頑張って下さい。
お礼
素晴らしい方がいらっしゃるんですね。 「手に職」とは、この様な方の事を示すんだと思いました。 ちなみに私は、TVの笑ってこらえてを見て時計師という職業を知りました。 本場スイスの学校まで紹介されており、時計素人から見ても、とても興味深いものでした。
- cayenne2003
- ベストアンサー率32% (718/2227)
触りくらいですが。 専門学校の高い授業料払っても元は取れ無いと思います。。 資格を活かした仕事がありませんので。 時計売り場でせいぜい電池交換くらいで、店の従業員扱いかと。 国内で販売されている時計の大半は使い捨てです。 修理が必要な機械時計はメーカー送りか、一級職人の店にしか行かないでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに高級時計を身に付けている人は周りにいません。私も時計は電池交換した事が数回あるくらいです。 調べてみると、学校の数が少ない事から、需要が少ないのか?と思ってはいました。 大手メーカーに就職するのは難しそうですね。高い授業料の分本気で勉強したい!と思いますが、重要なのはその後ですね。。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 時計修理技能士といっても色々な道があるんですね。そして現実は厳しいと…。 時計が好き、時計士の仕事が好きという気持ちが先ず第一になければ務まらないと思いました。また、生活をいの一番に考えていては挫折してしまうと感じました。 取り寄せたパンフレットでは、就職率は高いものでした。ですが卒業後は、就業先により様々なんですね。求められるものも、学ぶ技術も。 自分の技量を高める事ができて、尚且つ自立した生活を送る為には、学校の勉強だけでなく、早い段階から具体的な就職活動が必要なんですね。そしてそれに見合ったプラスαの勉強も。 憧れだけでは決して務まらない職業だとよく理解できました。 もう一度よく調べ、気持ちだけでなく頭でしっかり考えて決断します。 とても詳しく、長文のご回答ありがとうございました。 回答してくださったみなさんのご意見がとても参考になりました。大変感謝しております。本当にありがとうございました。