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インコのエサをすり潰して団子にしたら兵糧丸になる?
インコ用として販売されているエサの主成分は粟、ヒエ、キビなどのようです。 その他にカナリーシードが配合されている場合もあるようです。 いずれも皮と胚芽のついたままの状態です。 これをある程度研いだあとすり潰して団子にしたとしたら、兵糧丸に近いものと言えるでしょうか? また、これを食べても問題はないのでしょうか?
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残念ながらインコ用のエサだけでは団子になりません。 「つなぎ」と呼ばれる成分が必要です。 下記のサイトに詳しい作り方が出ています。 忍者の携帯食「兵糧丸」はジューサーで作れるのか?という実験ムービー ... gigazine.net/news/20120906-hyorogan-cooking/ 山芋を使っていますが、これが「つなぎ」の役目をはたしています。 上記のサイトでも蒸していますが、味の問題だけではありません。 熱を加えないと人間の腸は消化できません。 戦国時代も雑兵が生米を食べることは厳しく禁じていました。 下痢嘔吐の原因となります。 糒(ほしいい)というのは、一度焚いた米を天日干ししたものです。 粟、ヒエ、キビのいずれも米をよりも繊維質が多く人間の腸は消化できませんから、量の割にすぐスタミナ切れになります。 この為に兵糧丸にはいろいろなものが加えられています。 第二次世界大戦の当時食糧難となったドイツで、馬や牛が食べる藁を人間も食べて消化できるようにできないか、といろいろやりましたが、完成の目途がたつ前に戦争が終わりました。 上記のサイトの最後にも説明されていますが、あくまでもその場しのぎの食糧です。 栄養ドリンクやサプリメントのように元気溌剌という訳にはいきません。 にんにくをかじったほうがまだ効果があります。 尚、岡山の銘菓吉備団子はキビ団子とは別物ですので注意して下さい。 あわ餅も、もちあわという品種を使います。現在はもちあわは高級品です。 インコの餌はうるちあわとよばれるもので、餅にはなりません。 もち米と混ぜて使います。 学生さんですか?夏休みの自由研究としていろいろチャレンジしてみて下さい。
お礼
生のままでは消化できず一度熱を加える必要があるのですね。 お察しの通り吉備団子はキビの団子だと思っていました。 詳しく回答を下さりありがとうございました。 リンク先も参考にさせて頂きます。