- ベストアンサー
学校教員による労働と育児の厳しい待遇について
- 夫婦とも教員で、育児をしながら働いているが待遇が厳しい
- 校長からの要求に応じて担任や人権主担を引き受けているが限界を感じている
- 心身ともにストレスがたまり、職場の対応が不十分な状況が続いている
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
法律カテゴリでのご質問であるところ、「不当な状況か」「パワーハラスメントなどに該当するか」のご質問趣旨については、妥当か否かは別として「違法とは言えない」が結論と思います。 1 ご質問者はご自身の時間をテーマにされているところ、本来は「学校として必要な生徒へのサービスを如何に果たすか」その役割分担の問題です。 ・ そもそも組織とは、役割分担の仕組み。必要な機能を人によって組み上げる仕掛けです。 ・ ここにおいて、学校の規模や教職員数は分かりませんが、担任も人権主担も「生徒に必ず提供しなければならない機能」であるならば、誰かがその役割を負担しなければならない。管理者としての校長は、個々教員の能力を基準に、最善の配置・役割分担を決定することになります。これは民間企業においても当たり前、組織には「最善のサービスを顧客(生徒)に提供すべき責任」があるのですから、あなたが最適であれば、当然あなたを担当にします。 2 が、ここにおいてあなたには時間的制約があり、その機能を全うすることが難しい。この場合組織には、「あなたを担当とした上でこれを補完する機能を準備する」ことが求められます。すなわち、あなたを補完する新しい役割(人権主担補佐)を定め、これを誰かが担当すると。 ・ 上述のとおり組織とは、役割分担の仕組み。ここにおいて大切なのは、他の役割を補完し合う仕組み「各役割の万全を相互に担保する仕組み」を同時に用意することです。 ・ この意味において、個々担当は自分の役割はもちろん、組織全体の適切に責任を負います。決して、「自分の担当ではない」は言い訳にならない。 3 したがって本件の問題の回答は、法律論ではなく組織論として、「副担任への役割分担を大きくする」「人権主担にも副担当を設ける」「なお足りないところがあれば、他の教諭も補完に加える」が結論になると思います。これを副担任と協議するなり、校長に要望するなりしてください。 ・ 学校組織には、一般的に「任せたら任せきり」「口を出さない出させない」相互補完のまずさを感じるところです。特に「担任個々に何でもかんでも預け任せる」あるいは「組織的に役割分担せず誰かに丸投げする」ことによる不効率や消化不良が目につきます。結局、「忙しい」「できない」勤務時間だけが長くなり、機能不全は解消されないと。 ・ あなたと同じ問題は学校という職場にいくらでもあるはず、放置されているはず。教職員全体の問題として改善を提案するのが、組織人本来の解決方法であり役目です。 4 あなたの問題 さて、上記趣旨においてあなたのご質問には、ご自身の都合が列挙されているだけで、「生徒に対し最善の機能を実現するにはどうすればいいか」仕事の根本が読み取れません。すなわち、能力的に無理だというならばともかく、「時間が合わないからやらない」、そう言ってあなたが全てを放棄した場合にその機能は果たして実現できるのか。生徒に不足を生じないのか。その視点がありません。 ・ 組織においてはただの逃避とされる場合もあります。 ・ もしその機能を負うことそのものがストレスや不安・不満の原因であるというならば、それはその機能を負う職業的能力がないということ。子育ては言い訳に転じてしまいます。 ・ その場合は、「校長は無理」と言うのと同じ、あくまで拒否してもかまいませんが、応じた昇給も放棄することになります。 ・ 奥様との役割分担を含め、「どこまでが可能か。どこからを補完に求めるか」ご自身なりの具体的機能分担をまず提言してください。 5 校長の問題 校長の問題は、まさに上記「任せたら任せきり」とにかく任せればいいという発想に思います。すなわち、必要な機能をあなたが実現できるか否かにはあまり関心がない。不足を承知の上でも、とにかく分担名簿を完成すればいいというような。 6 いずれにおいても、「生徒に最善のサービスを提供するにはどうすればいいのか」子育てその他の私事を離れ、学校全体としてあなたの役割を考えてください。その後にあなたの時間的制約を補完する方法を考え、提案する。個別面談においては、その具体化の方法を話し合えばよいと思います。 ・ 当たり前ですが、あなたと校長は対立する立場にない。目的と方法を共有し、生徒に最善を提供すべき協力的当事者です。
その他の回答 (1)
- tamboo-noba
- ベストアンサー率0% (0/1)
教育現場とは無縁の職種ですので見当違いかもしれませんが、日教組のような労組にご相談されるのはいかがでしょうか? 日教組はメールでの受付もしているようです。
お礼
回答ありがとうございます。 私は組合には参加していませんので、一度、組合員の教員に相談をしてみることにします。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 要点を整理してくださり、とても頭の中がすっきりとしています。 心より感謝します。 生徒に対しての教育に関しては、おっしゃる通りだと私も思いました。 自分の都合ばかりを押し立てていては、職業人としてはアウトだと思います。 当然、生徒に対してのことは最優先に考えるべき事項です。 それは大前提なので記述することはしませんでしたが、客観的にみればその視点が薄くなっていたような気がします。 ただ、それを踏まえても、自分にとっては過度の負担であることも事実です。 能力的にも、素養としても、過度であると私は思います。 法律的に・・・というよりは組織として、校長には改善をしてもらえるようにお話をしたいと思います。 私が気になっていたのは、これが不当な状況なのかどうか、でした。 kapekunさんのおっしゃる通り、これは組織論ですね。 不当なのかどうかを探るのではなく、話し合って解決の道を探るべき事案だと認識を改めて、面談に臨みます。 生徒に対しては、担任としての役割が果たせない状況になっていることは事実です。 それが仕事上のストレスのひとつです。 そういった部分も理解をしてもらった上で、面談を進められるように頭の中を整理しておきたいと思います。