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(場所)に+動詞と(場所)で+動詞の違いについて

普段何気に使っていますが、違いは何だ?と尋ねられたらまともに答えられません。 両者はどういう相違点があるのでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

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  • 1311tobi
  • ベストアンサー率49% (84/169)
回答No.5

「(場所)に+動詞と(場所)で+動詞の違い」  助詞の話はいろいろな側面があるので、もう少し場面を限定しないと答えにくいと思います。 【に】と【で】の話も、下記のような側面があります。読めますかね。 【助詞の話4「ニ」か「デ」か】 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=52303109 1)場所を示す「に」と「で」 2)時間を示す「に」と「で」 3)その他 【バスに乗りますの「に」に関して】※これは「手段」? 4)「~に生きる」と「~で生きる」※これはレアケース? 5)「に」「で」「として」の使い分け  ご質問は1)限定ですよね。それでもいろいろな側面があります。まぎらわしい例をあげます。 1  No.2のかたの説明がわかりやすいでしょう。【結果の及ぶ先】が「に」。【行う場所】が「で」。「公園( )にゴミを捨てる」あたりも同様です。 2 【広い場所】が「で」で、【狭い場所】が「に」。  投票場で投票用紙に書き込む  隣町で駐車場に車をとめる  駐車場で柱の隣の区画に車をとめる 3  ほぼ同義。微妙な違いはありますが、ほとんど同じ意味です。 この電車は新宿(  )止まります ベンチ(  )座る 4  【やや古風】な「に」の用法。 『阿寒に果つ』(渡辺淳一の作品)  フツーは「校庭で遊ぶ」でしょうが、「校庭に遊ぶ」なども「間違い」とは言えないでしょう。  詳しくは下記をご参照ください。とても長い話です。 【助詞の話──場所を示す「に」と「で」〈1〉~〈4〉】 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1210.html  以下は一部の抜粋(重言)。  あまり役に立たないことを承知で『goo類語辞書』をひいておく。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/17117/m1u/%E3%81%AB/ ================================ で/に/を [共通する意味] ★動きの場所を表わす。 [使い方] 〔で〕▽図書館で勉強した▽東シナ海で台風が発生した▽解説欄で詳しく説明する 〔に〕▽カバは動物園にいます▽新製品に欠陥が見つかった 〔を〕▽飛行機が空を飛んでいる▽瀬戸大橋を通って四国に行った▽家を出る [使い分け] 【1】「で」「に」「を」は、具体的あるいは抽象的な場所を表わす名詞(もしくは名詞句)につく。これらは、結びつく動詞の性質や種類によって意味に違いがある。 【2】「で」は、動作・出来事の起こる場所を表わす。動作を表わす動詞には、ほとんどつくことができる。 【3】「に」は、ものの存在する場所を表わす。「に」と結びつく動詞は、「ある」「いる」「住む」「勤める」「座る」「立つ」「泊まる」「止まる」など。 【4】「を」は、移動するときの経路の場所を表わす。「を」と結びつく動詞は、「歩く」「走る」「泳ぐ」「飛ぶ」「渡る」「通る」など。 【5】「で」は、「に」あるいは「を」とも組み合わせて用いることができる。この場合、「で」の方がより広い範囲の場所を表わす。「東京でホテルに泊まった」「高速道路で追い抜き車線を走った」 [参照] で⇒が/で/に/から/の・において/にあって/で/にあたって/に際し(て)/(の)折に・で/から・で/から/に・によって/で/でもって/をもって/を通して・に/で・で・で/をもって/でもって に⇒が/で/に/から/の・を/が/に・と/に/まで・から/に・に/へ/まで・で/から/に・に/から・に・に/で・と/に/や/とか/だの/やら/か/なり・ため(に)/のに/に を→を/が/に・から/を [対比表]   校庭…遊ぶ  椅子いす…座る  校庭…走りまわる  橋…渡る で   ○        -      △        - に   -        ○      -        - を   -        -      ○        ○ ================================  根本的な問題として、「デ」と比較される「ニ」の働きは「動きの場所を表わす」。そりゃそうだろう。 「ニ」の解説を見ると、以下のとおり。 ================================ 【3】「に」は、ものの存在する場所を表わす。「に」と結びつく動詞は、「ある」「いる」「住む」「勤める」「座る」「立つ」「泊まる」「止まる」など。 ================================    そうか。「存在」に関しても「存在するという動作が行なわれる場所」と考えればいいのか。微妙だけど、そのほうが分類が少なくなるからそうしておこう。  この用法で結びつく動詞は、「ある」「いる」が典型。このほかに「住む」「勤める」「座る」「立つ」「泊まる」「止まる」などがあるらしい。たしかにそのあたりの動詞だと「存在」のイメージがあるかもしれない。じゃあ「ここニ書く」「皿ニ盛る」あたりはどう考えるの? 「書いたもの」も「盛ったもの」も「存在する」と言えなくはないってことなのかな。  じゃあ、2つを合わせて考えよう。「ニ」は「動作・作用の行われる時・場所」を表わし、「存在」に関係する動詞と結びつくことが多い。「ある」「いる」「住む」「勤める」「座る」「立つ」「泊まる」「止まる」などのほか、「書く」「盛る」などとも結びつく。その程度で許してもらえないかな。  〈1〉~〈3〉で「デ」と「ニ」は〈どちらも「動作・作用の行われる時・場所」を表わすが、「デ」は比較的広い範囲を指す傾向があり、「ニ」は比較的狭い範囲を指す傾向がある〉などと書いた。この点について『goo類語辞書』は下記のように書いている。まあ、そういうことだろう。 ================================ 【5】「で」は、「に」あるいは「を」とも組み合わせて用いることができる。この場合、「で」の方がより広い範囲の場所を表わす。「東京でホテルに泊まった」「高速道路で追い抜き車線を走った」 ================================  さすがに辞書はムチャなことは書かずに無難にまとめているけど、[対比表]の部分はいただけない。 「校庭ニ遊ぶ」って×? 古風だけど間違いではないだろ。せめて△にしてもらえないかな(後述)。 「椅子デ座る」って×? せめて△にしてもらえないかな。これが「公園のベンチ( )座る」だと相当微妙になる。椅子よりもベンチのほうが広いからだろうか。「喫煙席( )座る」だと「デ」もOKだろ。もっと広くなるから? 「芝生( )座る」だとどちらもアリだろうな。理由はわかりません。これが「寝転がる」「寝る」「横になる」あたりだと「デ」のほうが自然な気さえしてくる。理由はわかりません。  ついでにインネンをつけると、例文の「新製品に欠陥が見つかった」って例文としてちょっと不適切じゃないかな。「新製品に欠陥があるのが見つかった」の略ってこと? 「新製品の欠陥が見つかった」のほうが素直な日本語って気がする。通常「○○に見つかる」は別の意味で、○○に入るのは人物とかだろ。もう少しフツーの例文にすればいいのに。

OK_waver2229
質問者

お礼

質問の場面を限定せず、回答しにくいものになり、申し訳ありませんでした。例文を通して細かく説明していただき、大変勉強になりました。どうもありがとうございました!

その他の回答 (4)

回答No.4

違いを答えられなければ、それは、貴方にとっては、同一だということ。そもそもコミュニケーションとは、貴方にとっての真実を語ることが大切なのですから、ここで、他者に違いを尋ねていても始まらない。

  • OKAT
  • ベストアンサー率38% (247/639)
回答No.3

「に」・「で」とも格助詞でいろいろな用法があるが、場所に限れば、 「に」1.その場所に存在する 例「教室にある」」(「ない」は動詞ではないが含まれると思う)    2.移動の到着点  例 「運動場に行く」 「ベランダに置く」    「で」1.あることが行われる(その動作は動きがあるか、変化がある) 例 運動場で「走る」・「転ぶ」    2.あることが起きる(または、行われる) 例 外で「喧嘩がはじまる」  この二つは時に紛らわしいことがあります。  ホテル「に」泊まる  ホテル「で」寝ている  この場合は区別可能だと思うが、 「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」(啄木)の「草に」を「草で」言い直すことも出来なくはない。勿論、多くの人は原歌のほうがいいに決まってると言うでしょうが。

OK_waver2229
質問者

お礼

ご教示いただきありがとうございます。勉強になりました。

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.2

「庭に水を撒く」行為の【結果の及ぶ先】が庭である。 立っている位置は、テラスだったり、極端な場合、家の中もあり得る。 「庭で水を撒く」行為を【行う場所】が庭である。 立っている位置は庭であることが必須。

OK_waver2229
質問者

お礼

例文の説得力がすごいです。イメージができ、理解しやすいものです。ありがとうございます!

  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.1

「(場所)に+動詞」は、「動詞 to (場所)」と、その場所へ向かう動作が入る。 「(場所)で+動詞」は、「動詞 at (場所)」と、その場所において行う動作が入る。

OK_waver2229
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。ピンポイントで非常に分かりやすいです。

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