ケースワークとケアマネイジメントの違い

質問

ケースワークとケアマネイジメントの違いが今ひとつよくわかりません。どのような相違点があるのか教えて頂けないでしょうか？よろしくお願いします。

回答No.3

kurikuri_maroon · ベストアンサー

結論から先に、単刀直入に書きますね。
ケースワークは「方法論」で、これに対して、ケアマネジメントは「技術論」なんです。
理論と実践の違い、と言ったらわかりやすいでしょうか。

ケースワークというのは、いわば福祉サービスの導入部分です。
対象者（クライアント）のニーズに即して何が最も求められているのか、ということを導入部分として把握（インテーク）し、その中でプラン（方法）を組み立ててゆくんですね。
プロデュースが主な目的で、総合的な段取りをつけてゆくわけです。
シナリオを組み立てるプロデューサーにたとえれば、とてもわかりやすいと思いますよ。

一方、ケアマネジメントというのは、より実際に即して、最も効果が上がるようなもの（社会資源）を探してゆくことが一番の目的となります。
シナリオが存在しても、実際にそれを演ずる役者さんがいなければ、絵に描いた餅になってしまいますよね？
それと同じことで、「ほんとうに使える社会資源」をクライアントさんに合わせて用意し、実際に実行してゆこうとするのがケアマネジメントです。
だからこそ、実際に使える社会資源とのかかわりを重視して、あらゆる社会資源を収集・取捨選択し、それを即効性のあるものとして活用してゆこうとします。
つまり、ケースワークで考えられたプランを、どの技術を用いて実行するのが最も効果が上がるか。
それを考える技術論が、ケアマネジメントなんです。
要するに、実際に現場を動かすディレクターとしての役割があるわけですね。
プロデューサーだけがいても絵に描いた餅になってしまうので、具体的な割り振りをディレクターが考えてゆくわけですが、それがケアマネジメントに相当するわけです。

教科書的に考え過ぎてしまうと、どうしてもむずかしくイメージしてしまいがちです。
上に書いたように、いわば大胆な発想でイメージしてゆくと、案外「ぴんっ！」と来るものだったりしますよ。
特に、現場に出てゆくようになると、「はは～ん、こういうことだったんだな！」と、とてもうなずけるものが出てくると思います。

お礼

わかりやすかったです。確かにテキスト上だと違うんだろうけど、何が違うの？って話になってしまい混乱してました。仰るように理解していきたいと思います。本当にどうも有り難うございました。

回答No.2

koni1956

こんばんは

精神保健福祉士の勉強ですか。私も数年前は同じ身分でした。懐かしくて、昔のテキストをチラチラと見てみたのですが・・・なんか一言では回答できなくなってしまいました。

精神保健福祉援助技術ですよね。

ケアマネージメントは介護保険のケアマネさんの仕事でおなじみのように、問題解決のために必要な社会資源と繋げていくことが強調されていますね。

ケースワークの場合は、その人を取り巻く環境の整備まで介入範囲として考えられていると思うのです。
家族や地域の人たちとの調整、会社・学校・施設・行政等々との連携、社会制度の改革も範疇に入ってくると思われるのです。ケースワークの場合は、結果も大切ですが、過程が重要視されているように思います。

あまり役に立たなくてごめんなさい。私もこれを機会に、また少し勉強してみます。

頑張って下さいね。

お礼

ありがとうございます。説明がやはり足らなかったようで恐縮ですが、勉強になりました。感謝してます。

回答No.1

yasuto07

ケースワークとは、問題点を探しだす部分まででは。

ケアマネジメントとは、介護保険に基づいたケアマネさんの資格がある人が、ケアマネのお仕事をする場合です。

補足

ご回答有り難うございます。ただ私の質問がおおざっぱ過ぎました。すみません。現在精神保健福祉士の勉強をしているのですが、その中でケースワークとケアマネイジメントが扱われます。前者はインテーク→情報収集→アセスメント→プラニング→介入→事後評価→終結（この過程で常にモニタリングが行われて、必要ならば再アセスメントが行われる）という流れで行われると教科書に書いてあります。後者についても流れは大体同じです。両者の違いとして、ケアマネジメントは色々な社会資源を取り入れていくという点に大きな違いがあるとの話なのですが、それだけの違いでなぜこの二つの概念が別々に論じられるのかが分からないのです。もしよろしかったら教えて頂けないでしょうか？お願いします。