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銀の匙(小説)について
銀の匙で出てきた「浅葱のしごき」という言葉の意味が分かりません! 教えてください!
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銀の匙では 帯を結びなおすときやなにかにどうかして背中からおろされるとなんだか地べたがぐらぐらするような気がして一所懸命袂のさきにへばりついていなければならなかった。そのころ私は浅葱のしごきを胸高にしめ、小さな鈴と成田山のお守りをさげていた。 と、幼少期の「私」の服装がどういう物か語られています。 ・浅葱(あさぎ) 浅葱色(あさぎいろ)の事。ごく薄い藍色の事。薄い青緑をこう呼ぶこともある。 新選組が羽織等で使用していた色。 ・扱き(しごき) 和服(小袖)の付属品で、旅行や外出時に女性が帯の上から締める布。 男性の和服でも使用された。 ・胸高(むなだか) 帯などを胸のあたりに高く締めること。 小さな子供が和服で帯を締めると、胸の辺りまで帯が来る事になるので、自然と胸高に締める事になります。 以上から、判りやすく現代語訳すれば「そのころ私はごく薄い藍色の、女性が帯の上から締める布を、胸のあたりに高く締めて、小さな鈴と成田山のお守りをさげていた。」となります。 ちっちゃい女の子の和服姿を想像してみると良いでしょう。
お礼
回答ありがとうございます! とても分かりやすかったです!!