例えば、ネジ巻き式のブリキの車のおもちゃがあるとしましょう。
ネジを巻いた状態で放すのがLet it goです。「解き放つ」のですね。Goという動きを表す動詞を使っています。
そのおもちゃ、「もうペンキがはげちゃったけど塗りなおそうかしら」と考え
いやいや、「そのままにしておこう」がLet it beです。Beは状態を表すので。
エルサはその持てる能力を隠さずに解き放とうという意味で「ありのままに~」となりました。
ビートルズは、落ち込んでいる人に、「そう悩むなよ、そのままにしておけよ」と語りかけました。
Let it be
に最も近い感覚は、
ケセラセラ(Que sera sera/ケ・セラ・セラ)は、スペイン語に由来するフレーズ。文法的には不正確な、一種のブロークン成句である。
「なるようになる」の意。英語では「Whatever Will Be, Will Be」。
楽天的なラテン気質を表している。
Let tomorrow be tomorrow.
明日は明日の風が吹く。 ケセラセラ
もう少し日本風になれば、
https://www.youtube.com/watch?v=_GrIji8yPGs
Let it be. → あるがままに。(性格なりを変更しないでそのままの自分を。)
Let it go. → ほっておいて。解き放つ。 (私のやりたいようにやらせてください。)
どちらも共通点がありますが、 be の 「ある」 という意味は、「変えない」 {存在する」 というようなニュアンス(保存)があるのに対し、 go は 自分の ”心持と動き” (制止や、けしかける などの様に)が少しタイアップしたような感じがします。
「it に go させる」のと「it に be させる」の違いです。
つまり、「それを(それの思うままに)行かせる」のと「それを(それの思うまま)でいさせる」という意味があり、
他人から見たら、前者は「それ行け!行ってらっしゃい!」と見えて、後者は「あるがままでいろよ、お前はお前のままでいいんだ!」という雰囲気なのです。
お礼
たいへんよく分かりました。 ありがとうございました。