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「人を知るようになるというのは、キャンバスに絵を描くようなものだ」- Getting to know someone
- 「人を知るようになるというのは、キャンバスに絵を描くようなものだ。君がすでに持っているステンシルを使って絵を描く代わりに、私たちが筆を手に取って自分だけの色を混ぜることに時間を費やすなら、傑作を生み出すだろうにと思う。」
- この文章が実はよくわかりません。that brushのthatは何を指すのでしょう?指示形容詞だと思っているのですが、勘違いもあり得ます。解説よろしくお願いします。
- Getting to know someone is like painting on a blank canvas. But instead of painting a picture using stencils you already have, I think we would all create masterpieces if we took the time to pick up that brush and mix our own colors.
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まず Getting to know someone is like painting on a blank canvas. という文があるので、「ある人間を知るということは、何も描かれていない画布に、これから絵を描くようなものだといえる」 と述べていますが、まっさらな画布に絵を描くというのは、ここではもちろん比喩として持ち出されたものです。 「人を知る」 ためには、目には見えない 筆 が必要です。そのことは既に instead of painting a picture using stencils you already have という部分で前置きしてあります。それは何しろ比喩ですから、モノの名前のように指し示すことができません。そこで 「あの筆 (比喩として 筆 に対置させたもの)」 という表現を用いています。 ある人を表すのに、これこれこういう人である、という場合、言葉を用いた 描写 をしているということになります。これは 絵 を描くことと似ている、としているわけです。初めは素描から始まり、次第に細部まで描いていって、その上に絵の具が塗られるようになる様が、初対面から始まって、次第にその人となりを知るようになっていく様に重ね合わせられています。 つまり、観念的で形のないものである 「それ (過程)」 を、「現実に手で持つ筆」 ではないけれども 「筆」 と通じるものがあるということで、比喩としての 「筆」 を that brush という語で表したものと見ることができます。
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- ucok
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thatの意味はすでにご回答にありますが、それほど難しいことではないと私は思うんです。 真っ黒なキャンバスがある。手元には、いつも使っている型紙(ステンシル)がある。この黒いキャンバスと型紙を使えば、慣れた方法で無難な絵は描ける。だが、ふと違う方向を見てみよう。おや、そこに絵筆があるではないか。 以上のことを実際に映像で想像してください。想像しましたね。絵筆が見えましたね。”その(that)”絵筆を、わざわざ(take the time)手にとりましょう。そうすれば、いつものような型にはまった絵ではなく、パレットを使った色とりどりの個性的な絵を思いきって描けますよね。 すべては比喩ですが、その比喩を実際に映像として思い浮かべれば「that」が必要なのは自然と見えてくると思うんです。また、「that」の一言で、絵筆は探しにいくものなのではなく、すでに自分が持っているんだけれども気づいていないだけだとわかるのです。ちなみに、少しだけ遠くにあるので「this」ではなく「that」なわけです。 このように、映像化してみると合点がいく表現というのは、結構あると思います。
お礼
角度を変えて説明してくださりありがとうございます。文章を読むときに情景を思い浮かべることは大切なことなのですね。 黒いキャンバス!でびっくりしましたが、ユーモアがあってそれはそれで楽しい情景でした!
- KappNets
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that (代名詞) は既に述べられたものをやや漠然と指すために用います。「that brush;そのブラシ」とはどのブラシかは前の文章を睨んで読み手が探すことになります。他になければキャンバス絵を描くときに使うブラシと理解します。
お礼
読み手に委ねられたthatですね。 国語の試験にも使えそうですね。普通のエッセイなのですが、じっくり読むと面白い発見があるのだと思いました。 回答ありがとうございました。
- wordbuilder
- ベストアンサー率27% (6/22)
この that は、指示形容詞でいいと思います。「例の」 という意味になると思います。 「(絵を描いたことがある人なら、よくご存知のように)あの筆で、自分だけの色使いで」 と、詩的な表現にしてるのだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 本当に詩的な表現方法ですね。 自分では使えそうにないthatですが、気に入ってしまいました。
- Nebusoku3
- ベストアンサー率38% (1466/3827)
直訳に近い形でやってみましょう。 「ある人を知るようになるというのは、ブランクのキャンバスに絵を描くようなものだ。 しかし、君がすでに持っているステンシル(固定観念) を使って絵を描く代わりに、 私たちが(絵を描くための)筆を手に取って自分だけの色を創り出す(混ぜる) ことに時間を費やすなら、傑作を生み出すだろうにと思う。」 キャンバスに絵を描くようなものだ。 という前置きがあるので、 that brush はそれを描くための筆と解釈しても良いのではないでしょうか。 でもその筆が実在するわけではないですね。 あるいは、まったく別の観点で、that を関係代名詞と判断したら、 that 以降は brush and mix our own colors. → 自分たちだけの色創りに関して磨きをかければ(切磋琢磨すれば)。。それに時間をかければ。。。。 とも取れそうです。 ちょっと無理がありますか?
お礼
私もこのthatが関係代名詞なのかもしれないと疑いました。 でもthat brushは実存しない心の筆なのだ…と皆さんの回答を読んで思いました。 回答ありがとうございました。
お礼
丁寧に説明してくださりありがとうございました。 回答、何度も読み返しました。thatがそんな風に使えるのですね。高度な技なんだと思いました。でも素敵です、こんな使い方してみたいです。