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比透磁率という表現が使われる理由
なんで磁性体の透磁率は透磁率の絶対値より比透磁率で書かれていることのほうが多いんですか?
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真空の透磁率に対する比として与えられる比透磁率を使うと値から直感的に性質が想像がつくからです。 真空の透磁率はμ0=4π×10-7[H/m]=1.257×10-6[H/m]であって, 非磁性体なら、透磁率はせいぜい1.1μ0, 軟鉄のような磁化が容易な物質は1000~10000μ0 磁気的に硬い鋼なら500μ0 というようにμ0として無理数1.257×10-6をとじこめることにより数値がいわば鮮明に見えてくるためです。 もちろん習慣的なものであって、多くの人が透磁率に数値的に慣れてしまえばそれを使ってまったく問題はないわけです。
お礼
習慣ですか。 計算してみましたが、媒質中の光速やコアを挿入したコイルの磁場の強さなど、比透磁率が計算によく出てきますね。 ありがとうございました