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スイス・ベルギー程度の国でもできる鉄砲製造が日本は
ロシアやアメリカのような大国のに匹敵するものが作れないのは仕方ないとしても、 火縄銃伝来からずっと、戦前戦中戦後とずっと続けているのにスイス・ベルギーの鉄砲メーカーが作る程度の品質のライフルが日本人に作れないのはなぜでしょうか。
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- star-dog
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軍事用ライフル(小銃)なら 豊和工業開発・製造の 89式5.56mm小銃・・・・・約12万挺(1989年~) 64式7.62mm小銃・・・・・約23万挺(1964~89年) まぁ、M16の800万挺、AK47の1億挺に比べたら微々たる数だが 需要が国内の自衛隊、海上保安庁と警察に限られているから しかも予算が単年度会計だから、一度に大量発注・大量生産ができないため価格が高い 89式は命中精度ではM16に劣る(AK47よりは上)が、信頼性ははるかにまさっている
- shin1417
- ベストアンサー率27% (199/721)
作れないのではなく、作っても赤字になるから作らないだけ。 アメリカ・ロシア・スイス・ベルギーは世界中に輸出するのが前提で作られていますが日本は武器輸出が禁止されてますから。 作ったとしても売れるのは日本の警察や自衛隊だけ。 買ってくれるのがこれだけじゃとてもとても儲かりません。 武器輸出が解禁されれば日本でも作られるようになりますよ。
- gouzig
- ベストアンサー率25% (536/2078)
何事も改善の繰り返しで品質が上がるのです。 陸自が採用している日本製の銃は世界的なレベルですよ。 調べると分かります。 因みに「ロシアやアメリカのような大国」と書かれていますが、米軍使用の長距離狙撃銃や短銃身マシンガンなどはスイスやノルウエーなどの欧州製ですよ。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11074/34516)
戦前と戦後に分けて考える必要があります。 戦後は、皆さんが回答する通り。日本は武器は輸出できないし、太平洋戦争後は戦争を経験していないので。戦後の日本製の武器は銃に限らず、車で例えるなら「公道で一度も走ったことがない車」なんですよ。本当に使えるかどうかは、公道で使ってみなけりゃわからないでしょ?スイスのSIG社やベルギーのFN社が作るライフルは、公道(実戦)で使われてその経験がフィードバックされているので評価されているのです。 東京マルイの電動ガンのクオリティから考えると、日本の民間企業が本気になれば10年で追いつくとは思いますけどね。ただ、10年はかかるでしょう。 戦前、明治から第二次大戦までについていえば、日本が自前で作らないと、欧米から買わないといけなかったから自前で開発・生産していたのです。ところが、日本や近隣アジアに近代軍事力の基礎となる重工業の市場がない。作る能力と技術があるのは日本くらいで、他のアジア諸国にはロクな鉄砲を作る技術力もなかったのです。 日本も欧米以外唯一の列強国ということで頑張って開発したけど、いかんせん基礎となる工業力がないのでクオリティが低いものしか生産できませんでした。 例えば有名な三八式歩兵銃ですが、これは「明治38年採用」です。この三八式歩兵銃は第二次大戦参加国のライフルの中でもイタリアあたりと並んで古い銃なんです。でね、愛国者の方々は「三八式は非常に命中率が高かった」といってまして、それはまあ事実なんですけど、実は三八式は工場から出荷された時点では品質がバラバラで使い物にならなかった。だから、そのひとつひとつを職人さんが丁寧に調整してから兵隊さんに渡されたんですね。嗚呼日本の伝統芸といえば聞こえがいいけど、それって工業品じゃなくて、工芸品ですわな。当然、職人さんが手作業で調整するんだから、大量生産も不可能です。 百式短機関銃なんていった日にゃ、アンタ、ありゃドイツのベルクマン短機関銃のコピーなんですから。しかもベルクマン短機関銃って、第一次大戦に使ってたものですよ。ドイツでは第二次大戦では初期にはMP40を使っていて、末期はあのカッチョいいMP44です。ソ連はPPSh41で、アメリカはM3、イギリスは賛否両論のステン短機関銃ですが、これらの短機関銃の共通項は「プレス加工品」ということです。プレス加工品だから、材料も少なくて済む(生産の過程で出る無駄が少ない)し、部品も少なくて大量生産が可能です。だけど、日本ではプレス加工品の短機関銃なんてありませんでした。理由は簡単で、日本にはプレス加工の技術がなかったからです。ブレないって、そりゃ銃が重くて発射速度が遅いから、ブレなくって当たり前なのではあります。
- majimemaru
- ベストアンサー率25% (32/128)
二点大きな原因があります。 「市場の狭さ」「現場の声を拾えない」事です。 (1)「市場が狭い」 市場が狭いのは、そもそも武器を輸出できないからです。 そのため、日本の武器産業は、競争力がありません。 (2)「現場の声を拾えない」 事例を挙げると、戦時中の日本の機関銃は世界最高レベルでした。今でも在日米軍から、日本にかつての高品質な機関銃は作れないのか?と問い合わせられるそうです。 しかし、今は無理です。 戦時中は実践を経験した兵士と技術者が、直に意見交換をしていたので、現場思考の実践的な機関銃が出来たのですが、現在の自衛隊は実践すら経験していませんし、実戦を経験した米兵との協力などもする気がありません。そのため、机上で設計した銃しか作れず、現場思考の銃は作りにくい状態です。 http://www.youtube.com/watch?v=mBr37mDQfwI (戦時中使われていた「一〇〇式」。素人目で見ても、ブレが少なく当時の銃としてみては世界最高品質だったのではないでしょうか) 現在の日本の武器産業を車産業に置き換えて例えるなら、トヨタ車が全面輸出禁止。技術者がドライバーとの意見交換も不可能になる。そんな状況です。それで、トヨタは世界最高クラスの車会社にあり続けれるでしょうか?
- wakaranyo2
- ベストアンサー率8% (81/940)
封建社会では、需要がありますが、当然そうなれば銃というチャチな玩具でなくなります。いっせい排除する物を作るでしょう。例えばブルドーザーの方が効率が良いとかです。
- Sasakik
- ベストアンサー率34% (1695/4880)
>スイス・ベルギー程度の国でも 既回答者同様、何をもって”程度”って言ってるんだろうか?ってのは スイスを代表する銃器メーカーと言えばSIG 「SIG G550」を制式ライフルとして採用しているのは、スイス軍くらいだけど、これは、信頼性・耐久性を求めた結果、削りだし加工など高コストになったために、数を揃えるのが難しいという予算的な制約のため(SIGの広報曰く「日本の89式は(安価なはずの)プレス加工なのにG550より高くなるのは何故?」)。 コストよりの性能が要求される特殊部隊向けの「G552」は、米特殊作戦軍(US SOCOM)がM4ライフルの補完用に採用したほか、世界中の軍や警察の特殊部隊で採用されている。 ベルギーと言えば、FNハースタル。 国営企業だった旧FN時代の「FN-FAL」は、高い信頼性で、イギリスなどのNATO諸国をはじめとする世界中の軍に採用された。 新世代のアサルトライフル「FN SCAR」は、M4ライフルの更新用としてUS SOCOM向けに開発。 多分に政治的な要素でキャンセルになったけど、ドイツH&Kなどのライバルと競ったトライアルの結果、勝ち残っている。 かつて豊和工業がライセンス生産していたAR-180は、イギリス製などと比較しても高品質として定評があったけど、元の設計はアメリカのアーマライト社。 また >火縄銃伝来からずっと、 ま、確かに、火縄銃がtanegashima(種子島)で通じるくらい、日本の火縄銃の精度は世界のトップになったけど、鎖国政策で世界の技術の進化から取り残されたため、”過去の遺物”にすがるしか無かっただけだし・・・ 第二次世界大戦当時にしたって、小銃こそ世界の水準に近かったモノの、拳銃は欧米から20年は遅れた設計だったし、機関銃も「装備の劣悪を運用で補う」体たらく。 少なくとも、設計レベルにおいて、日本の小火器(小銃、拳銃)技術が世界をリードしていたことは無い。
- ithi
- ベストアンサー率20% (1972/9601)
gorira01236さん、おはようございます。 作っても需要がないからです。内需も官公庁向けのみでしょうし、武器輸出三原則でスイス・ベルギーが当てにしている輸出も制限されますしね。規制も厳しいし、かえって儲からないからだと思います。ロシアやアメリカのような大国のように大量に生産する需要があれば、開発などそれなりに力を入れますが、現状ではどうしようもないでしょう。 武器輸出3原則 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E5%99%A8%E8%BC%B8%E5%87%BA%E4%B8%89%E5%8E%9F%E5%89%87
- yursis
- ベストアンサー率22% (58/263)
ちょっと調べれば分かるけど、他の方があげている豊和工業の銃は、輸出の名目としては猟銃ですが、狙撃用ライフルとして、転用可能ですし、海外の評価はいい方ですよ?。 単に輸出が制限されてるので、アメリカ等でごく一部で出回ってる世界的にはマイナーな銃ってだけです。
- dogday
- ベストアンサー率29% (2313/7949)
国内市場に対して需要が圧倒的に少ないもの。武器輸出三原則で輸出は原則できないんだし。 スイスは人口800万弱しかいませんが、国民皆兵で家庭に人数分の自動小銃が貸与保管の義務があるから、800万人の国内市場がある。 ベルギーも過去に永世中立国だったから、自主自立に軍需産業が用意されている。 日本は25万の自衛官と30万の警察官と15万人に満たない狩猟免許所持者の70万人しか需要がなく、そのうち30万人の警察官は基本ライフルを必要としない。 これ以外のほとんどは銃を扱うことすらできない。 ってことは、国民の大多数に、開発設計の知識も基礎理論もないのです。 豊和工業が国内防衛産業を一手に担い、ミロクがブローニングのライセンス生産に専念して、自動小銃開発に手を出さない事を条件に武器ではなく輸出されている現状に、 競合他社もなく、加工精度は上がっても、銃器開発が独自発展する余地がありません。
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