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江戸時代のような飢饉が起こらないのは偶然?

昔は天候の悪化とかで飢饉、餓死者がでる...というようなことを歴史の時間に学びましたが、今これが起こらないのは偶然ですか? 歴史マンガを読んでいてふと思いました。なぜ? 少なくとも私が生まれてからはタイ米騒動以来、食べ物に困ったなんていう記憶は全くございません。。。

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回答No.13

江戸時代の飢饉には、寒冷気候・農業技術の未発達以外にも、経済問題が大きく関わっています。 当時の経済は、国家的規模での流通は存在しましたが、国家としての経済政策は持ち合わせていませんでした。 各藩の独自の政策により、米中心の経済運営が行われていたため、歳出を図るために当年の予測収穫量により、年貢米の先物取引が行われるようになりました。早い話、当年の予測収穫量を抵当に入れる形で借金財政が行われ、その利息が一層藩財政を苦しくしました。農民は搾り取られ尽くしても尚絞られる苦境に置かれていました。そうした中での収穫減は、まさに庶民を直撃したのです。 生産地では食糧不足に苦しむ反面、江戸や大坂には米が集中し、大量の米が酒の醸造に回されています。『江戸っ子は宵越しの金は持たねー』などと粋がっていたのは、米中心の藩財政の失敗が最大要因です。 現代は経済の基本が米を離れ、鉱工業や商業、金融に依存するようになって居ます。 その代わり、国の経済運営は政府に一任され(国会の承認は必要ですが、事実上は与党の思いのまま)、大企業が自らの利益を図るために深く介入しています。だから国債発行高が急増し、国民は生まれながらにして借金を背負う羽目になりました。 現代型の飢饉が、非正規雇用の拡大という形で襲い掛かってきています。

Paltaro
質問者

お礼

私ここで初めて気づいたのですが、 気候って長い目で 「サイクル」 のようなものが存在するのでしょうか。江戸時代が寒冷気候だったなんて初めて知りました。 温暖化なんていわれて久しい今も数十年後くらいには同じサイクルに入ってしまうのでしょうか? >経済の基本が米を離れ、鉱工業や商業、金融に依存 なんかガツンときました。改めてそこまで米に依存していたのかと...江戸時代といっても後ろからは200年ちょっと前の話なのにね。。。 まぁそれはそうとして...そうですよね「現代型の飢饉」…どこかしら歪みは生じますよね。。考えさせられます。

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  • jkpawapuro
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回答No.3

タイ米騒動以来というなら偶然半分必然半分ですね。 日本の場合灌漑が進んでいるので、日照りや洪水による凶作がほとんど起きないです。 あと国内の収穫が少なければ輸入するだけですし。

Paltaro
質問者

お礼

灌漑ですか。ほぉ目から鱗です。ありがとうございました。

noname#195146
noname#195146
回答No.2

>昔は天候の悪化とかで飢饉、餓死者がでる...というようなことを歴史の時間に学びましたが、今これが起こらないのは偶然ですか?  今は食糧輸入が充分にできるからです。戦前、戦後しばらく、餓死者はまだ当たり前にいました。当時も運輸能力はあった。だけど、日本全体が貧乏で外国から食べ物を買えなかったのです。 >少なくとも私が生まれてからはタイ米騒動以来、食べ物に困ったなんていう記憶は全くございません。。。  タイ米騒動なんて、食べ物に困った内に入りません。あれは贅沢な騒動でしたよ。「口に合わん」と言って、食べ物(主に細粒種の米)を投げ捨てたのです。一年前の古米なら充分あった。それも不味いと言って食おうとしなかった。  米が無ければパンを食べればいいじゃない。それに飽きたらパスタでもいい。そんなものは食うに事欠く事態ではないです。

Paltaro
質問者

お礼

貧乏で外国から食べ物を買えない。。。そんな時代があったのですね。やはり日本が外国と同等の経済力をつけたこともあるのでしょうね。

回答No.1

>今これが起こらないのは偶然ですか? 当然と言うか必然です。 昔は流通範囲も狭い。 ちょっとした天候不順で国内の需要が賄えない。 為政者が無能なため買占めなどが起こると 貧しい地域から飢餓が起こります。 日本だけで考えると、今は世界中から食料が やってきて国内ではあふれています。 その反面、世界には経済的に困窮して飢餓に悩んでいる国々が 山のようにありますね。 そういう意味では、単に範囲が広がっただけ。 という見方もできますが。

Paltaro
質問者

お礼

なるほどですね。今は、政治がどうとかなんだかんだ言われていますが非常に贅沢な時代なのですね。

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