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経済学者はなんで予測のことを期待というの?
インフレ期待 とか 期待に働きかける とか 、投資家が銘柄の収益性をどの程度に期待を抱いているのかを計算でき、、、 とか予測ではなく期待といいます。 経済学者はなんで「予測」のことを「期待」というのですか?(または経済学ではなぜ「予測」のことを「期待」というのですか?) それとテレビなどで解説者が、このような誤解を招く表現を専門用語のまま使用するのはなぜなのでしょうか?
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経済学の基本用語が、期待形成(expectation formation) 経済主体の意思決定において重要な役割を果たす期待形成(expectation formation) は,経済学の主要研究対象の1つとなってきた。 なかでも,Muth(1961)が提案した伝統的な合理的期待形成(rational expectations)モデルでは,経済主体は現時点において対象期の期待形成に利用できる情報は,データから経済理論まで,すべてを最も効率的に利用し尽くすという,完全情報(full-information)を仮定している。伝統的合理的期待形 成に関するマクロ経済学的先行研究では,強い前提条件のために,現実のマクロ経済を考察するには限界があることが提示されてきた。 マクロ経済では、 【名詞】 1 【不可算名詞】 [時に複数形で] a 予期,予想,期待 〔of〕《★【用法】 expect 【他動詞】 1 と同じ》. 用例 according to expectation 予期したとおりに. against [contrary to] (all) expectation(s) 予期に反して. beyond (all) expectation(s) 予想外に. in expectation of… …を予想[期待]して. There's no [little, every] expectation of a good harvest. 豊作の見込みは全然ない[ほとんどない, 大いにある]. b 〔+that〕〈…という〉期待,予想. 用例 in the expectation that he will help us 彼が我々を助けてくれるだろうと期待して. There's some expectation that the prime rate will soon be lowered. プライムレートがまもなく下がるだろうという予想がある. 2 [複数形で] a 期待[予想]されていること,期待の的. 用例 meet [come up to] a person's expectations 期待に添う[かなう], 人の予想どおりになる. fall short of a person's expectations 人の期待にはずれる, 思ったほどでない. 経済学は、仮定を前提とした予想を期待する計算式であるため、化学や生物などに使われる予測(計器などを測って得られる結果の数値と別物で和訳したのです。) 特に限界費用など、個別計算単価で計算される学問ではありますが、総じて複数形を経済学が示しているからです。 *質問者さんのように、予想と解釈してもよいのですが、日本語に治した場合、あまりにもアバウトになりすぎてしまうために、期待値という概念で論じられるようになっています。 換言すれば、予想されている事象の基に「期待値を得る」という考え方です。 *あくまでも、こうすれば(予想)に対してこうなる(期待値)という考え方で論じていくからなのです。 *この最初の定義(予想)が前提となって論述展開されるのが特徴の学問です。 テレビ解説者は、そもそも用語の成り立ちを知りません。しかし、そのまま棒読みするしかないのです。
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- gouzig
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経済学で「予測」のことを「期待」といいいませんよ。 asuki-7さんがたまたまそのようなことをいう経済学者を見たのでしょう。 或いは、投資を推奨する書籍で見たのかもしれませんね。 本来、経済学は過去の経済活動を科学的に分析する学問です。 その分析に基づいて将来を予測することはあるでしょうね。 しかし、予測を期待ということばでは表しません。 期待するというのは、株価などが上がって景気がよくなるという書籍や番組で表現しているのだと思います。 期待という言葉は経済学のことばではありませんね。
- hekiyu
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経済学の予測は当たらないので有名だからだと 思います。 予測、とすると外れた時の言い訳に困ります。 だから期待、とするのだと考えています。 理論があります。 それに特定のインプットをすれば、自動的に アウトプットが出て、答えが導出される。 自然科学では、このようにして理論を使って 予測することができます。 しかし、経済学の理論はこうはなりません。 いつも外れます。 それで期待としたのでしょう。 ジョーンロビンソンはこう言っています。 「経済学を学ぶ目的は、経済学者に瞞されない ようにするためである」 ノーベル経済学賞を受賞したクルーグマンも 次のように言っています。 「経済学者は無能と加害者であり続けた」 経済学の理論はまことに説得力がある。 それが外れた時の説明はもっと説得力がある。 経済学理論のお陰で、我々は理論的に予測を外す ことができるのである。
これ、経済専門用語なんです expectedは、期待 forecastは、予測 厳密には分けて使ってます expected rate of inflationは、期待インフレ率 forecast rate of inflationとは言いません アメリカのウォールストリートジャーナル紙を読むとわかるんですが、forecastとexpectedとを使い分けて記事がかかれてます そのテレビ解説者は、恐らく英語ができる人で、或いは経済学の世界にどっぷり浸かっている人のため、無意識的に使い分けをしているのでしょう 専門家が期待を予測と発言することは、他の経済専門家から、経済専門用語をろくに知らない素人って馬鹿にされる恐れもあることから、口が割けても言わないでしょう