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ケインズ経済
公共事業の効果はケインズが計算したものよりも小さいものであると何かで呼んだことがあります。また、ケインズ理論のように動いた市場も存在しないとありました。なぜそれでもケインズの理論を経済評論家などは重宝するのでしょう。 もうひとつ、現実をうまく記述した経済理論、あるいは、現象を予測できる経済理論は存在するのでしょうか。 追記 ケインズの理論については定数効果?(用語はあやふや)が3程度だったが実際は1を少し上回る程度だったとあったような気がしています
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たとえば、財政支出を巨額の国債発行で賄った場合、債券価格の下落と長期金利が生じる場合があります。金利の上昇は銀行貸出金利の上昇を促し、民間企業借入の減少と設備投資の減少につながります(クラウディング・アウト)。これにより財政支出が民間需要を相殺してしまうという意味で乗数が1を割ることがありうるわけです。 これとは別に、金利の上昇は内外金利差の拡大を通じて為替の円高を促すかもしれません。その場合は輸出企業の収益に打撃を与えることになります。一方、輸入企業の収益は改善します。 ただし日本は輸出超過の経済なので相対的には円高による不況効果の方が大きい可能性が高いといえます。
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- bigorange9
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質問者様の言いたいのはおそらく公共投資の乗数効果のことではないかと思います。 財政支出100に対して需要の創出効果が100以上あれば、乗数は1以上となって効果があることになりますね。内閣府経済社会総合研究所などではこの乗数効果を計測していて、1前後しかないといわれています。 ケインズ理論が有効かどうかは一概にいえません。学問的にはいろいろ細かい議論があるのですが・・。
お礼
ご返答ありがとうございます ふと疑問に思ったのですが財政支出100に対して需要の創出効果が100以上あるというのはわかるのですが100未満とはどういう経済現象なのでしょうか
お礼
金利と設備投資の上昇により相殺ですか。とても面白いですね。 よくわかりました。ありがとうございます。