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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:「はなれ瞽女おりん」 by 水上勉)
水上勉の「はなれ瞽女おりん」について
このQ&Aのポイント
- 水上勉の小説『はなれ瞽女おりん』について、物語の内容やテーマについてまとめました。
- 『はなれ瞽女おりん』は盲目の女旅芸人を描いた作品で、彼女たちが阿弥陀様の使者として扱われる様子や、愛欲の描写が特徴です。
- 水上勉の作品は仏教僧たちの心情を痛烈に批判する内容があり、禅宗小坊主だった水上自身の経験も反映されています。
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こんにちわ。 本の『はなれ瞽女おりん』は読んだことありませんが、篠田正浩監督の映画は私もこの前見ました。 旅芸人の生活というのは非常にハードなものだなと思いますが、瞽女というのはさらに盲目なのですから、「阿弥陀様に恩寵を受けている」くらいに思わなければ、とてもとても耐えられるものではないと思いますね。 歌手の宇多田ヒカルさんの母である藤圭子さんの母親も瞽女だったと聞いたことがありますが、そうした母との旅芸人としての生活がああいう芸風に反映されたのかもしれません。そしてあの悲しい最後にも。 瞽女を描いた作品は色々ありますが、最近、『ICHI』という映画を見て、非常に良かったのでお薦めします。 綾瀬はるかさん主演で、最初は「なんだか軽そうな映画だな」と思っていたのですが、意外にも良かったです。 タイトルどおり座頭市ものなのかと思ってましたが、按摩ではなく瞽女の女剣士という設定で、瞽女の生活の大変さを描いたシーンもありました。瞽女が性の対象とされ慰み者にされるというのはやはりよくあったことらしいですね。 水上勉さんは幼少時に寺に出され、修行に挫折。生活苦で学校中退、会社の倒産、離婚、子どもとの別離、また次女の身体障害など苦労というものを系統的に網羅した人生を送られたようなので、瞽女の生涯とかそういうものを書かしたらやはり入り込みようが違ったと思います。 映画では『飢餓海峡』や『五番町夕霧楼』などを見ましたが、やはり水上さんの視点というものがわかる感じがする作品でした。 そういう意味で貴方がおっしゃるように親鸞を書いたら味のあるものになったでしょうね。
お礼
ご回答ありがとうございます。ICHIも見ました。年齢の変化にしたがって、好きな作家も変化するようです。今は水上です。