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高校物理、運動方程式の導出
- 実験から、台車の質量が一定の時、台車に生じる加速度aは台車に加える力Fに比例することが分かった。
- 実験から、台車を引く力が一定の時、台車に生じる加速度aは、台車の質量mに反比例することがわかった。
- (1)(2)より、物体に力が働く時、物体には力と同じ向きに加速度が生じ、加速度aは、働いた力の大きさFに比例し、物体の質量mに反比例する事がわかった。
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(1) a=k1・F (k1はFによらない比例定数) 加速度aの単位をm/s^2、力Fの単位をN(ニュートン=kg・m/s^2)とすると、 k1は[kg^(-1)]の単位を持ちます。従って、質量mをkgで表わすと k1=1/m になります。 質量mをgで表わす場合には、 k1=1000/m になります。 (2) 「台車に生じる加速度aは、台車の質量mに反比例する」ですから、 a=k2/m でしょう。 加速度aの単位をm/s^2、質量mの単位をkgとすると、k2は(kg・m/s^2=ニュートン) の単位を持ちます。従って、台車を引く力Fをニュートンで表わすと k2=F になります。 台車を引く力Fを(kgf:重量キログラム)で表わすと k2=9.8F になります。 以上で分かりますね? 力Fの単位「ニュートン」(=kg・m/s^2)は、 a(ベクトル)=k・F(ベクトル)/m で、a:m/s^2、m:kg としたときに、k=1 となるように定めた単位なのです。 加速度を cm/s^2 や inch/s^2 で表したり、力を kgf(重量キログラム)で 表した場合には、kは「1」ではない数値になります。 方程式の定数とはそういうものです。 ★簡単な例で説明しておきましょう。 たとえば、通貨で、Yを円、Dをドルで表わせば、Yの貨幣価値はDに比例します。 Y(円)=k1×D(ドル) で換金してもらえますね。本日のレートでは、k1=102です。 Eをユーロで表わせば、Yの貨幣価値はEに比例します。 Y(円)=k2×E(ユーロ) で換金してもらえます。本日のレートでは、k2=140です。 この2つから、E(ユーロ)=k1/k2×D(ドル)=k×D(ドル) (ここでk=k1/k2) と表わせることも分かりますね。 比例定数は、このように両辺の単位がどうなるかで変わります。
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- spring135
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a:m/sec^2(メートル/秒/秒), F:N(ニュートン), m:kg(キログラム)という単位をとるとk=1です。 しかしたとえばm:g(グラム)でとるとk=1/1000となります。 SI単位はメートル、キログラム、秒、アンペアで多くの物理現象を記述する単位系です。高校でもこの単位系で学んでいると思います。
補足
おそらくk1、k2についても同様だと思うのですが、そこを詳しくせつめいして頂けませんか?