スカートとビキニ。
男の人はビキニのパンツを見てウフウフ言いますが、
女子高生のギリギリスカートへの欲情は更に燃える、と
言う人が多い気がします。
見えそうで見えないから、見たい。
一部だけで全体像が見えないから、見たい。
ミステリー小説のもどかしさも、ちらちら見え隠れする
犯人らしい人影や動機? 全体像が知りたい。
で、一晩で読み通しちゃったりする。
頭隠して尻隠さず、ではないですが、物陰から
チョロッと見えてる、あのヒモみたいなものは、何だ?
猫や犬でもこれをやると寄ってきます。
抜き足、挿し足、忍び足。
恋愛もそう。
私の事、好きなんじゃないかな?
そんなそぶりするけど、本当はどうなのかな?
と、近寄っていく。
逆に好きだ好きだと来られると、引く。
隠された部分が、全体像を妄想させる。
想像でもいいけど、むしろ「妄想」。
性の妄想だけではありません。
恐怖の妄想。 枯れすすきも幽霊に見える。
想像は思考による推測だけれど、妄想は情操による
期待や警戒から来るものですよね。
これは、仮説ですが、遠い古代に獲物を追いかけ
闇の中で天敵を恐れていた頃の記憶がDNAに
刻み込まれているのではないでしょうか。
獲物の僅かな気配を察したら先んじて動かねば
飢え死にする。
恐ろしい捕食獣の気配を感じたら、先んじて逃げるか
隠れるかしなければ殺されて喰われる。
先んじることで生き延びる確率が飛躍的に伸びる。
だからこそ、潜在的に常時、監視体制を維持し、
就眠中でも瞬時に飛び起きて行動できるものが
生き延びられてきた。
知りたい、という気持ちは生き延びるために必要
不可欠な、レーダーサーチシステムのような本能だと
思います。
胎児期の脳の発生から既に形成されて、生まれる
前からデフォルトで搭載されているプログラム。
図形であれ、音声であれ、部分から全体を瞬時に
推測する機能の事を「直感」と定義することも出来る。
夜帰宅すると、誰もいないはずの自宅の電気が灯って
いる。 誰かいる!とぞっとするのは推測。
そういう無数の「直感」の集積が瞬間的な推論という
より高次の「妄想」を形成する。
携帯電話が着信すると慌てて廊下やトイレに行って
こそこそする夫を見て「浮気だ!」と思う、これは推論。
一部を見て、聴いて、推測するにしても推論するにしても
頭の中で「~じゃないか?」と完全な確信は持ちきれず
だからこそ、早急にそれを確認したいという強い欲求。
その本能的な確認欲求が常態化したもの、習性になった
反射心理が、ご質問の「知りたい」気持ちの基本構造では
無いか、と私は考えるのです。
生存本能に根差す、外界への日常的な監視行動。
それが本質だろうと思うのです。
ご参考までに。
お礼
回答ありがとうございます。 >生存本能に根差す、外界への日常的な監視行動。 これは非常によくわかります。