源氏物語の翻訳について
いつもお世話になっています。
A.Waleyの『TALE OF GENJI』(帚木 The Broom-Tree)から
わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。
1)
『 Genji the Shining One.....He knew that the bearer of such a name could not escape much scrutiny and jealous censure and that his lightest dallyings would be proclaimed to posterity. 』
●源氏、光る君・・・彼はそんな名前の担い手はたくさんの詮索と嫉妬する激しい非難を避けることができないということと、彼の最も軽率なたわむれは後世に物語られるであろうことを知った。・・・・・?
lightest・・・軽率な?うわついた?ふしだらな?
dallyings・・・・名詞ですか?dallyが動名詞になってdallyingなのかとも思いましたが、「s」がついているのでよくわからない感じです。
2)
『 Fearing then lest he should appear to after ages as a mere good-for-nothing and trifler, and knowing that (so accursed is the blabbing of gossips' tongues) his most secret acts might come to light, he was obliged always to act with great prudence and to preserve at least the outward appearance of respectability. 』
●それから彼は役に立たない人と軽薄な人として後の時代に現れやしないか怖れるので、そして(蔭口の言葉をうっかり漏らすことはとても始末に負えないということ)彼の最も秘密の行動は明るみに出る可能性があるということを知っているので、彼はいつも立派な分別をもって行動することと、少なくとも立派な態度の表面上の容姿(風ぼう)を失わないでいることを余儀なくされた。・・・・・・?
Fearing、 knowing・・・・・この分詞構文は「ので」?
Fearing then lest he should appear to~・・・・恐れ・危険を表す語(fear)のあとで使われるlest節に用いられる「should」ですか?
so accursed is the blabbing of gossips' tongues・・・・・倒置ですか?(the blabbing of gossips' tongues is so accursed.)
3)
『 Thus nothing really romantic ever happened to him and Katano no Shosho would have scoffed at his story. 』
●このように本当にこれまでに空想物語的なことは何も彼(光源氏)に起こらなかった。そして交野の少将は彼の物語を冷やかしただろう。・・・・?
his story・・・・・これは光源氏が2)のような態度を取らざるを得ないことによって何もロマンチックなことは起きなかったというstoryですか?
「帚木」は「The Broom-Tree」と訳されるのですね。
よろしくお願い致します。