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形容動詞連体形のナのアクセントは?

形容動詞の活用形のアクセントは名詞+助動詞、名詞+助詞のアクセントに準じて考えることができます。 例:滑稽だ=骨折だ(平板)、滑稽だろう=骨折だろう(最後の「う」の前で下がる)、滑稽で=骨折で(平板)、滑稽に=骨折に(平板)。 ところが、形容動詞連体形のナは、名詞の場合はノになるので単語の形が違い、同じように考えることができません。例:滑稽な cf.骨折の。 しかもノのアクセントは、ダ・ニ・デと違って尾高型を平板型にするという特殊な点もあります。 形容動詞連体形のナのアクセントは、アクセント辞典(新明解・NHK)に明記されていますか?何処に載っているか教えて頂けると助かります。

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回答No.1

そもそも形容動詞なんて品詞はいらない、といいたいところですが、それはおいといて。 助動詞は基本的にアクセントパターンを変えません。 ダ、デスがついても、その前の名詞のアクセント核の位置は同じです。 形容動詞は「名詞+ダ」ですから、どういう活用をしようが、関係ありません。 『新明解』であれば、 表9 法則81「名詞+助動詞」 ダ:名詞の型を変えない。 平板式には高く平らに、 起伏式には低く下がってつく。 法則85 の例では、 カンカンダ(平板式) ニギヤカダ(ヤの前で下がる) シズカダ(ズの前で下がる) などが載っています。 マバラダ(平板式) ガンコダ(ンの前で下がる) も同様です。 ただし、ダローは基本は同じであるものの、やや複雑です。 これは「ダロ+オ」であるためです。 先ほどの表9には、こうあります。 名詞の型を変えない。 平板式には助動詞の第二拍まで高く、三拍から下がり、 起伏式には低く下がってつく さて。 形容動詞連体形のナのアクセントは? というご質問でしたね。 答えは、「ダ・ニ・デと同じ」です。

taroo1920
質問者

お礼

詳しくありがとうございます。 結果としてナのアクセントがダ・ニ・デと同じだということはよいのですが、東京アクセントを知らない人が、アクセント辞典の記述だけからそのことがわかるだろうか?というのが質問の趣旨でした。 新明解では、ダロー・ダ・ニ・デはそれぞれ辞典本体にあり、名詞に付いた例もあがっていますが、ナ(ナラも)は辞典本体には項目がありません。 形容動詞と名詞を比較したとき、ナと対比すべきはノであると考えたら、ノは名詞のアクセントを変え、尾高型を普通平板にしますから、尾高型の形容動詞ヘタ(下手)+ナのヘタナは低高高になるのではないか?と思う人もいるかもしれません。 (わきにそれますが、ヘタを名詞にした「ヘタノ横好き」では、アクセントが例外的でなぜかヘタノは平板にならずノが低く付くのではないでしょうか?ノのアクセントの例外はアクセント辞典にその項目がありますが、このような例も載っているでしょうか)。 要は、ナがダ・ニ・デなどと同じく、名詞・形容詞語幹のアクセント型を変えたりしない、普通の1拍の付属語だという情報が必要ではないかということです。ナについては例文もないみたいですね。 NHKでは、付録第5章第1節・第2節で形容動詞が扱われていて、ジョーブナ、キレイナの例があがっていますが、「原則として尾高型がない」としていて、上にあげた尾高型形容動詞のヘタのような場合にどうなるのかが、やはりわかりません。 揚げ足取りのように書きましたが、辞典には大変な恩恵を受けていること言うまでもありません。

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