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G2について。
少し前までは、G8と言われていましたが、いまや【G2】と呼ばれ、米中の2大大国が、これからの世界をリードして行くとの事ですが、残ったアメリカは良いとして、置いておかれた他のG8の主要各国はどんな気持ちなのでしょうか?アメリカはいざ知らず、中国ごときにと言う気持ちは、無いのでしょうか?
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「G2」ってのは、アメリカの対中外交用語に過ぎず、アメリカの外交全体の方針では無いし、国際的にオーソライズされたものでもありません。 強いて言えば、「アメリカは外交の中でも、特に対中関係を最重視する」と言う意味合いですから、「アメリカの一の子分」を自認してきた我が国にとっては、「G2」と言う言葉は耳障りです。 事実、G2方針を打ち出しているアメリカからは、靖国参拝も異例の非難を受けるなど、実害もありますし。 しかし米中間は、質,量ともに膨大な諸問題を抱えており、基本的にはアメリカにとっての中国は、冷戦後の「新たな対立軸」ですよ。 それ故、外交的に最重要国の一つであることは言うまでもありません。 それを「対立軸国」と表現するのでは無く、「最重要相談相手国」みたいな表現にしたのが、「G2]です。 言わば「嫌いなグループの代表として、中国を指名した」とか、「要注意人物が、表立って悪さが出来ない様に、逆に学級委員長に指名した」などと考えても、差支えありません。 言わば「アメとムチ」のアメ政策で、中国をおだてて、少しはお利口さんになって貰おうとしたワケです。 ところがそれに気を良くして、調子に乗った中国は、「では!」と防空識別圏を設定すると言う悪さをしたところ、アメリカは速攻で、爆撃機を侵入させてます。 アメリカが中国を、本気で「共に世界を二分しリードしよう!」と言うパートナーと考えているならば、あの程度の防空識別圏は容認すると思いますよ。 或いは、G2構想で中台問題やら尖閣などの領土問題が解決する様なものでは無いし、中国のサイバー攻撃が止まると言う様なことも無いです。 それに対し、たとえば欧州(英,仏,独,伊)は、別の経済ブロックであって、環太平洋におけるアメリカの対中外交政策など「勝手にやれば?」とか、「キャンペーン好きなアメリカが、また面白いことを言い出したなぁ・・」くらいの反応じゃないですかね? 中には気を悪くする人もいるかもしれませんけど、声を荒げるほどでも無く、「冷ややか」と言うくらいでしょう。 カナダも、アメリカがG2外交を繰り広げたとしても、地理的有利が脅かされるワケじゃありません。 むしろアメリカが潤うならカナダもその恩恵に必ず浴しますので、「何でも良いから、アメリカは頑張ってね!」と言う立場かと。 ロシアに至っては、米中関係が注目されたり対立すれば、その影でロシアは、自由に暗躍したり潤ったりすると言う構造です。 元々の冷戦構造の対立軸の一つで、西側から最も警戒,敵視されてきた国であって、その意識や視線が中国に移るなら、大歓迎の大喜びかと思います。 もっともアメリカにとっての、潜在的な最大脅威は、今も昔もロシアであって、アメリカがロシアへの警戒を緩める様なことは有りませんが。 当の中国は、一般ピープルはアメリカに名指しで「世界の共同経営者」みたいに言われてるのは、甘美でしょうけど、習近平ら指導者は、そんな甘っちょろい考えは持ってません。 米中関係は、テーブル上では「G2」でも、その下では「蹴り合い」「腹の探り合い」と言う、常に「ダブルスタンダード」です。 中国側の中華思想に代表されますけど、蓮舫に「2位じゃダメ?」と聞かれたら、米中両国共に、即座に「No!」「不是!」と返事するお国ですから、その両国が「仲良く共同経営」なんてことは、根本的には有り得ません。
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- hekiyu
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”置いておかれた他のG8の主要各国はどんな気持ちなのでしょうか?” ↑ 外交というのは、いかにして自国の利益を最大に するか、という権謀術数の世界です。 そういう気持ちなどよりも、どうやって対抗するか ということが問題です。 欧州はEUで対抗していこうとするでしょう。 EUは鉄鋼と石炭を巡る戦争を阻止するために 結成された組織が基になっていますが、それが 変容して、米ソに対抗する為の組織になりました。 その後、日本が台頭してきたため、EU結成に 拍車がかかり、今度は中国です。 このように欧州はEUで対抗しようとしている 訳です。 残るのはカナダとロシアと日本ですが、カナダは米国と 一心同体みたいなものですから、あまり問題は ないように思われます。 ロシアは国土が大きく、軍事大国ですので 一人でも何とかやって行けるでしょう。 懸念されるのは我が日本です。 G2に対抗する為に連合を目指そうとしても 日本の周りにはろくな国がありません。 経済、軍事、科学技術、どれをとっても足手まとい になるだけで、日本強化にはほど遠い国ばかりです。 そういうことで、ロシアと手を組むことは考えられますね。 シェールガス、オイル開発でロシアの石油にも影が さしてきました。 経済発達するためにはシベリア開発は必須です。 しかし資金も技術も不足しています。 そこを日本が補って、ロシアと手を結ぶ、という 戦略はあり得るでしょう。
お礼
ありがとうございます。その辺りを早く何とかして欲しいものですね。ありがとうございました。
- nishikasai
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仕方ないです。数は力ですから。 将来はG3になります。インドが加わります。 インドは中国よりさらに民度が低いですが、それだって数は力です。 時と共に人類がだんだん豊かになります。 今の世の中では人権が尊ばれますから昔のように富が一握りの手に集中するのではなく、より多くの人に行き渡るようになります。すなわちインドの不可触民に対しても富は行き渡ります。 斯くして産児制限が緩く人口増加中のインドが世界一の人口大国となり、元々頭は悪くないインドは大国として頭角を現します。 日本は現在のスイスのように小さくてもキラリと光る国として世界から憧れられる国を目指すべきと思います。金持ち喧嘩せずですから中国だってもっと民衆が豊かになりましたら愚かな喧嘩はしなくなります。
お礼
ありがとうございます。中vs印+米なら面白いですね。
お礼
ありがとうございます。確かにロシアに比べれば、図体だけで、アホの集団にしか見えず、狡猾さにおいても、アメリカ等の敵には、100万年早いですね。ありがとうございました。