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アンテナについて質問です。
アンテナについて質問です。 地デジでは八木アンテナ、衛星放送ではオフセットアンテナが用いられていると思いますが、それぞれのアンテナの構造と動作について簡潔に説明してもらえないでしょうか? よろしくお願いします。
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衛星放送では非常に遠くから送信された弱い電波を受けますので、非常に強力なアンテナが必要で、パラボラアンテナが使われます。 これは天体望遠鏡の反射式望遠鏡にように鏡面で電波を反射させて一箇所に集め受信するものです。 天体望遠鏡のように正面に反射させるとパラボラアンテナと同軸の繋ぎ目(普通はここにダウンコンバータが入っています)が電波に対してじゃまになるのと、鏡面に水だの雪だのが溜まりやすくなるため、焦点を電波の入射方向からずらして(これがオフセットの意味)使用するオフセットパラボラが主流です。 地上波テレビでは周波数が低いため、アンテナが大きくなります。そのためごく特殊な場合をのぞいてパラボラは使用されません。中継送信所の受信アンテナなんかには直径何メータなんて巨大なものを使ってますけどね。 八木アンテナは10MHzくらいから3000MHzくらいいの周波数で指向性アンテナとして非常によく使われるアンテナです。 動作原理がややこしいので、コチラ参照のこと。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E6%9C%A8%E3%83%BB%E5%AE%87%E7%94%B0%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A
- angkor_h
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八木アンテナは、棒状の各素子が特定(希望)周波数に共振することにより利得を得ています。 受信電力を直接得るのが輻射器(送信アンテナの給電素子相当)で、この長さはおおよそλ/2(波長の1/2)です。 後ろに反射器(少し低い周波で共振)、前方にあるのが導波器(高めで共振)です。導波器が多いほど指向性能が高くなります。 衛星放送は波長が短いので八木アンテナでは成り立たない(小さすぎる)ので反射により電波を集めるパラボラが利用されます。半円から焦点をずらした放物線おわんの形がオフセットアンテナです。 八木アンテナは素子の長さが波長に基づきますが、パラボラアンテナ(オフセットも同じ)は波長によらずその直径が大きいほど利得が大きい(より電波を集められる)、と言う違いがあります。 基本的な違いは、素子が共振するのか、反射して電波を集めるのか、と言うことです。 なお、八木アンテナの後方にある「反射器」はいわゆる反射をするものではなく、反射と同等の効果を得る共振素子です。 しかし、地デジアンテナ(市販品)に見られる、後方に三角に並ぶ複数の棒は、先の「八木の反射器」ではなく、「コーナーリフレクター」という「反射するための構造」で、これは、八木アンテナとコーナーリフレクターアンテナの組み合わせです。 最後に、アンテナの種類については以下ご参照↓ http://www.interq.or.jp/blue/rhf333/ANT-K.htm
- yukicmtk
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基本的には 同じ。その電波のとらえ方が違うだけでは。地デジは地上からの電波で衛星放送は 放送衛星から電波を受信するのに 適した構造なのでしょう。