一般の人にとっては「品」「質」管理と書くので
・製品の
・質を
・管理する
と思われていますが、これは部分的な正解です。
品質管理は確かに製品(プロダクト)の質を向上させるために始まりました。しかし、現在では、業務(プロセス)の質、経営(マネージメント)の質の向上という、広範囲な業務に変わっています。
その発展の歴史はおおむね
1.クレームの対策、返品の処理
2.検査の充実により不良品が外に出るのを防ぐ
3.そもそも不良になる原因を前の工程にさかのぼって対策する(後工程はお客様、発想)
4.そのためには業務に質そのものを向上させる対策が必要
5.各業務の質が上がっても、マネージメントがだめなら効果がすくないので全社的な取り組みを行う
と進んできました。
そして、1~5まではプロダクトの品質、を目的にしていましたが、更に一歩進んで、プロダクトだけではなく、会社全体の経営(財務や人事を含めた)を目的とした「経営品質の向上」という考え方まででてきています(日本経営品質賞=参考URL)。
参考URLをクリックして「目次へ」をクリックすると、上記1~5までの流れがもう少し詳しく書かれています。
さて、こういった品質管理の歴史がありますから、現在日本で「品質管理」という「職種」が示されたとき、実に広範囲な「仕事」が待っています。
よって、「具体的にどんな仕事か」と言われても、その職場がどんな製品を作っているか、どんな規模で、どれくらいの品質に関する考え方か、ということによっていろいろと考えられます。
補足していただければ、推測はかけますが、実際のところ、その推測があたるかどうかも怪しいところです。
とはいえ「アルバイト」ということなので、普通に考えると
・検査員
・製品の測定
・ISO9001の関係の書類の整理
のどれかではないかと思います。
ちなみに、現在では、どのような仕事であっても(品質管理、という言葉を使うかどうかは別として)、クオリティマネージメントは行われています。
病院の中でも、行政でも、引越しでも。
お礼
回答ありがとうございます。 なかなか範囲が広いですねぇ、知れば知るほどおもしろそうでやってみたくなったけど、アルバイトでもかなり時給が高いので正業経験者じゃないと難しいかもしれません。