- 締切済み
仏教の輪廻転生について
高校2年生です。 現在、仏教の輪廻転生で実際に生き返った歴史上人物、もしくは仏教を信じて輪廻転生を試みた歴史上人物などを調べるという、謎な課題をしています。 これについて詳しい事が書かれているウェブサイト、もしくは情報を教えていただけると非常に助かります!
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
みんなの回答
課題の「仏教の」というのが曲者です。 テベット仏教では、ダライラマと呼ばれる最高の聖職者が転生します。 輪廻転生というのは、インドで古くから考えられた考え方です。 六つの世界を想定してこの世界を次から次へとグルグル回るという考え方です。 インドで始った仏教もこれを引き継ぎました。 現在のインドのヒンズー教も引き継いでいて、結果としてお墓というものがありません。 死後49日たてば、他の世界に生まれ変わっているのだから、抜け殻の遺体には未練がありません。 遺体を焼いた後のお骨はガンジス川に流してオシマイです。 他の世界という考え方は若干判り難く、畜生道と呼ばれる世界は、現在人間が住んでいるのと同じ時空にあるとされています。つまり人間と他の動物(虫も含みます)が共存している姿です。 仏教では、この輪廻のグルグル回るサイクルから抜け出して、永遠の命を得る世界が仏の世界とされました。 この仏の世界へ移行できるのは、人間界にいる間だけと考えられました。 人間界にいる間に一生懸命修行をすれば、輪廻のサイクルから逃れて仏の世界に移行できると考えました。 解脱、とか成仏というのはこのことを指しています。 仏様の世界も、阿弥陀様の世界とか薬師様の世界とか弥勒様の世界とかいろいろあります。 仏教には化身という考え方があって、仏様がこの世に現れるときに、その場その時に応じて姿を変えるという考え方があります。 観音様の像に白衣観音とか魚籃観音とかいろんな種類があるのはこの為です。(三十三観音) 地獄の閻魔様もお地蔵様の化身だということになっています。 日本仏教では、この考え方を拡大して、日本古来の神様も仏様が日本に現れる為に姿を変えた化身であると考えました、八幡様は阿弥陀如来である、などと一つ一つ当てはめました(本地垂迹) これを更に拡大して、やたらに強い武将などを戦の神様の化身だなどと言い伝えたりしました。 実は、チベット仏教のダライラマも観音様の化身だと考えられています。 身体が老衰して使いものにならなくなれば、ポイして新しい身体に替わるという考え方です。 >輪廻転生を試みた歴史上人物 輪廻転生というのは、残念ながら、自分の意志で、次はどの世界と決めることができないルールとなっています。 同じ試みるのであれば、仏になることを試みます。 輪廻転生を試してみて地獄へ行っちゃったら困ります。 平安時代の末期に、若い僧侶が集まって、もし死んで浄土へいったら、仲間の夢枕に立って様子を話そう、と誓い合って一生懸命修行したグループがいましたが、うまくいかずに自然消滅してしまいました。 ということで、輪廻転生で又ぞろ人間界に生まれた人がいるかもしれません。 人間界から畜生道の世界に移って、そこから又人間界に生まれた人がいるかもしれません。 なにせ、前の世界の記憶は無いことになっていますから、お前どこから来たの?と聞いても判りません。 「魔界転生」という小説がありましたが、実際は小説のような訳にはいかないようです。
輪廻転生とは他の回答者さまのおっしゃるとおりだと思いますが 昔の日本人の中には、死後生き返ろうとした人がいたのではないかと思います。 たとえば即身仏になろうとした人とかですね。(個人的な考えですが) 命のある人間の肉体は死ぬとたいてい腐ります。 しかし、中には穀物などを食べず、木の皮は木の実だけを食べるという修行を行ったり、うるしを飲んだりして 死後も腐らない肉体を保っている人がいます。 http://www5f.biglobe.ne.jp/syake-assi/newpage147.html ↑ こちらのサイトに日本の即身仏について紹介されています。 http://www5f.biglobe.ne.jp/syake-assi/newpage148.html ↑ ここに即身仏になろうとした理由について、いくつかの説が紹介されています。 (3)弥勒信仰説 仏教には釈迦が入滅した五十六億七千万年後に釈迦の救いに漏れた人々を救いに弥勒菩薩が下生するとの信仰がある。 その弥勒菩薩の到来を待ち、衆生救済に下生してくるときまで、入定して身心を保ち、弥勒菩薩の手助けをしようと考える仏教的な救世主信仰により、即身仏になることを目指したという説。 (上記より引用) つまり、56億7000万年後に弥勒菩薩現が表れるといわれているので、そのとき生き返ることができるように即身仏になろうとした、ということです。 昔の人は、生き返るためには、魂のいれものである肉体が必要だと考えていたのではないでしょうか。 即身仏のひからびた体が水分をとりもどして、生き返ったという話を読んだ記憶があります。 まあ、諸説あるうちの一つの説ですから、絶対これが正しいとはいえないですが。
- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
仏教の輪廻転生について 「悟りを得た、解脱したら、輪廻転生の輪から逃れて、生まれ変わることがなくなる」という思想は「この世は悪魔が支配する地獄で、苦しみの世界である。そして、あの世は天国であり、苦しみはなくなる。」という考え方が土台にあるようです。 ですから「自分だけは悟って、この世の地獄から永遠に逃れたい!」という自己中的な発想があり、利他の精神から離れたいという願いからの修行ともいえるかもしれません。 タイは、上記のような原理主義的仏教が主流になっているようです。 なお、上記のような見方をした場合、もし「この世」を支配するのが悪魔であるなら、悟った人間・解脱した人間は、いわゆる「天使」とか「菩薩」という存在となり、その悪魔の支配体制にとっては邪魔な存在だといえるでしょう。つまりは、「悟った人間・解脱した人間は輪廻転生の輪から逃れ、生まれ変わってこなくなる。悟った人間は、この世で苦しむ多くの民を救わない」という思想は、悪魔にとってはとても嬉しい考え方です。 もしかすると「悪魔は、悟った人間をこの世に生まれることを阻止する力がある」といいふらすことも可能かもしれませんね。 そういう意味では、こういう「悟ったものは、この世に生まれかわらない。仏陀再誕はありえない!」という輪廻転生思想には、誤りがあるといえるでしょうね。
- nacam
- ベストアンサー率36% (1238/3398)
質問者さんは、輪廻転生を誤解していませんか? 輪廻転生は、生き返る事ではなく、別の動物や人間に生まれ変わる事を言います。 ですから、輪廻転生で生き返る事はありえません。 また輪廻転生の考えでは、輪廻転生の輪から逃れ、生まれ変わらなくなる事である解脱を至上のものとし、解脱するために修行を行うのです。 修行しなかった者、修行の不十分な者は、死後別の動物や人間に転生してしまうのが輪廻転生の考え方です。 ですから、怠け者や自分の欲望のみを追及した者は、必ず転生することになります。
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
「輪廻転生」というのは、死んでその後、別な生き物として、同じ世界もしくは異世界(六道の中)に生まれることをいいます。「生き返る」のではありません。 例えば、人間だった者が、再び「人間界」で人間として生まれるかもしれませんが、生まれた時は別人です。「畜生界」に、つまり「獣」として生まれることもありますが、その場合は人間でさえないのです。どんな場合も、「生き返った」とはとても言えません。 また、輪廻転生の環から「解脱」しようとしたヒト(例えば釈迦)はいますが、輪廻転生しようと試みたヒトはいません。というか、「否応なく輪廻転生してしまう」というのが、基本的な仏教の考え方です。 したがって、ホントに仏教を信じたのなら、「輪廻転生を試みたりしない」はずです。 まあ、あえて言えば、自殺した仏教徒の中に、「輪廻転生を試みたヒト」も混じっているかもしれません。でも、「輪廻転生を目指して自殺する」と宣言して自殺したヒトというのはいないと思います。生きながらにして食を絶って・・・ というお坊さんもいましたが、疫病を鎮めるとか、輪廻とは別な理由でなくなっています。 ただ、「我こそは生まれ変わりである」と主張した歴史上の人物はいます。例えば上杉謙信は、毘沙門天という神様の生まれ変わりであると自称しました。しかし、たんなる自称です。 毘沙門天のいる四王天も六道の中にありますので、毘沙門天も輪廻転生の環の中にあり、したがって、死後、上杉謙信に生まれ変わったかもしれません。但し、くどいですが、毘沙門天が生き返ったのではありません。あくまでも毘沙門天は毘沙門天、上杉謙信は上杉謙信です。 「私は釈迦の生まれ変わりだ」と主張しているヒトもいるようですが、ということは、「釈迦は輪廻転生から解脱できなかった。まだ釈迦は輪廻転生の環の中でもがき苦しみながらさまよっている」という主張になりますので、仏教の根本思想を否定することになり、その人はとても仏教徒とは言えません。仏教を信じているとも言えません。異教徒です。 繰り返しますが、仏教徒は生き返らないし、仏教徒は輪廻転生を試みないので、質問者さんがお探しのようなサイトはないはずだと思います。あるとすれば、異教徒のサイトでしょう。
- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
>>現在、仏教の輪廻転生で実際に生き返った歴史上人物、もしくは仏教を信じて輪廻転生を試みた歴史上人物などを調べるという、謎な課題をしています。 それは、謎な課題ですね。仏教の輪廻転生は、「生き返る」とか「輪廻転生を試みる」っていう考え方、思想ではありません。 生き返るっていえば、キリスト教でのイエスの復活の話になりそうですよ。 そんな話は目にしたことありませんので、探しても見つからないと思います。
お礼
なるほど、、、勉強になりました! 即身仏なんてあるんですね。もっと自分で調べてみようと思います。ありがとうございました!とても助かりました^^