もしも赤穂事件の時代に今の文明の利器があったら・・

質問

Q もしも赤穂事件の時代に今の文明の利器があったら・・・

この季節になるといつも考えてしまうのですが、
もしも赤穂事件の時代に、今の文明の利器があったらなあ・・・
と思います。

時代劇では
「事件発生の第一報を伝える早籠が、江戸から赤穂まで走り抜けるのに、たったの四日だった」
などと驚異的な早さを強調するナレーションが入りますが、
今現代であれば、新幹線で約4時間程度、飛行機やヘリコプターを使えばもっと早いでしょう。
それよりなにより、電話、FAX、インターネット、メールという通信手段があれば、赤穂事件の速報は
1時間もしないうちに江戸城前で待機する江戸の御家来衆や江戸の浅野上屋敷へ、あるいは赤穂城の大石殿にも
伝わったでしょう。

そんなことを考えていると面白くもあり、悲しくもあります。

そこで皆さんにお尋ねします。
「もしも赤穂事件の時代に今の文明の利器があったら、吉良の浅野イジメや、刃傷事件、浪士の潜伏期間や、吉良邸討ち入りはどんな変化があったでしょうか？」

質問者の私からまず一言。

大高源五「もしもし、大石殿ですか？　今、田村右京太夫様の御屋敷の前ですが、先ほど、殿が切腹あそばされました」
大石内蔵助「ご苦労様です。なにか伝言はありませんでしたか？」
大高「辞世の句を詠まれたようですが、いかがいたしましょうか？」
大石「じゃ、メールで送ってください。」
大高「歴史的仮名遣いにしますか？　それとも現代仮名遣いで？」
大石「どっちもお願いします」
大高「承知しました。ではメールで送ります。」

なんてね。

回答No.1

born1960 · ベストアンサー

松の廊下に監視カメラがあり、上野介の数々の罵詈雑言が記録されていたとしても、殿中での刃傷事件は決して許せません。なので、その尾の流れは時間こそ早まりこそすれ、一連の流れで収まると思います。

　結局、いつの時代も人間の心が大事です。

お礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、監視カメラですか。江戸城内も監視時代ですね。
ってことは大奥も・・・？

補足

第一回答なのでベストアンサーにします。

回答No.4

noname#224207

仮名手本忠臣蔵を書き換えるのか、実情に即して書くかで大分違うでしょう。
仮名手本忠臣蔵も室町時代に時代を移して書いています。

>1時間もしないうちに江戸城前で待機する江戸の御家来衆や江戸の浅野上屋敷へ、あるいは赤穂城の大石殿にも伝わったでしょう。
速く伝わっても何も変わらなかったでしょう。
殿様が勝手に殿中で刀を抜いてしまったことは、どうにも取り返しがつきません。
門外にいる浅野の家臣が城内に入りたくてもは勝手には入れません。
あわてて無理やり入れば、それこそ謀反になります。
大石にしても、電話やＦＡＸで情報を受け取っても、精々赤穂城内で待機する以外に手立てはありません。
赤穂での大騒ぎが早く起きたかどうかの差でしょう。
絶対的権限を持っていた将軍が決めて指示したことに逆らうことは誰もできません。

＞もしも赤穂事件の時代に今の文明の利器があったら、吉良の浅野イジメや、刃傷事件、浪士の潜伏期間や、吉良邸討ち入りはどんな変化があったでしょうか？
何も変わらないでしょう。
吉良のイジメと言いますが、浅野家としては初めての仕事だった訳ではありません。
いちいち、高家に教えてもらわなければならないとなれば、浅野家は幕府から命ぜられた仕事を何んと心得ていたのかと、こちらの方が問題になります。

吉良への金品の贈呈は、当時としては社会的儀礼の一つです。
しかも金額の多寡は、相手を蔑ろにしているかどうかの重要な判断基準になっていた時代です。
浅野の殿様は世間知らずで、自分が倹約しているのだから贈呈品もケチろと指示を出しています。
当時の価値観からすれば、高家である吉良としては、たかが５万石の田舎大名にに軽んじられたと受け取っても仕方がありません。
同役の伊達仙台藩は６０万石です。
格式儀礼第一の世界です。

この事件は、播州赤穂藩の外交官である江戸お留守居役が、多額の費用が掛かる勅使供応を押し付けられたことから始っています。
吉良への根回しもお留守居役の重要な責務です。
芝居のように、殿様に頭を下げさせるなどということは失態中の失態です。
伊達仙台藩の家老以下の家臣は、全て滞りなく責務を果たして、主君は吉良に挨拶をすればいいだけに仕上げています。
現代でも、総理大臣が一々相手の国で教えて下さいと頭を下げたら何が起きるとお考えですか？

浅野家として前回経験のある勅使供応の作法を、きちんと殿様に説明して理解させていなかった江戸家老の責任は重大です。

殿中で刀を抜けば、理由のいかんを問わず家臣が路頭に迷うことぐらい充分心得ていなければ、ただのバカ殿様です。
やむなくやってしまったのであれば、その場で腹を切るのが武士の心得です。

こいう状況下では技術は何の役にもたちません。
技術が物事を解決してくれるのであれば、東電もＪＲ北海道も今のような状態にはならなかったでしょう。
技術は所詮使う人間しだいの道具です。

吉良を移した本所は、当時は町奉行の管轄外で単なる代官支配地です。
浪士がウロウロしても一々捕まえる人間がいない地区です。
身元不明の食い詰め浪人は江戸中に幾らでもたむろしていました。奉行所もいちいちかまっておられません。

吉良を町奉行の管轄外へ無理矢理出したのは、後はお前達同志の私闘としろ幕府は関与しない、という意思表示です。
ご丁寧に屋敷の門の向きまで変えさせています。
江戸城の廓内の武家地で事をおこされたら大目付までが関与せざるを得なくなってしまいます。

大石が心配したのは、家臣が路頭に迷うことです。
仇討がどうのというのも、最後にやらざるを得なくなったからやっただけの話しです。
当日も幕府の裁可に対する異議ではなく、あくまでも武士の面目を立てる私闘であるという申し開き状を書いています。

現代なら爆薬で吹き飛ばすか、飛行機で突っ込めば終わりでしょう。
討ち入りの白兵戦などという方法は全く必要がないでしょう。

実情に基づいて書いたのでは小説にも芝居にもならないでしょう。
せいぜい、役人の不始末と権力闘争話しになるだけでしょう。
こんな話にＰＣもＦＡＸも自動車も新幹線もせいぜい小道具以上の意味はなくなります。

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.3

川原 文月（@bungetsu）

こんにちは。
私は、自称「歴史作家」です。

まともな回答に少々飽きてきていたので、あなたの質問が面白く一筆啓上。

殿中松の廊下。

浅野
「これまでの遺恨憶えたるか～」
と、吉良上野介に出刃包丁で切りかかる。秋葉原事件のように・・・。
吉良
「あ痛たたたっ」
大げさに倒れ込む。
お坊主衆（１）
「救急車を呼べ！、救急車だ！、１１９番だ！、１１９番だ！」
お坊主衆（２）
「警察だ！、警察を呼べ！、１１０番だ！、１１０番だ！」

町民が見ているＴＶ画面が一斉に切り替わり、ＴＶ各局が臨時ニュース。

アナウンサー
「ここで、臨時ニュースをお伝えします。今入った情報によりますと、浅野内匠頭殿が吉良上野介殿に切りかかったとのことです。現場に中継車が行っていますので、現場からお伝え致します。○○さん、お願いします」
中継アナウンサー
「はい、こちら千代田城前に来ています。私たちは城中に入ることはできませんので惨状の現場はお伝えできませんが、先ほど、救急車１台とパトカー３台がお城の正門である大手門から城中に入って行きました。あっ、ただ今救急車とパトカーが出て来ました。パトカーの中の浅野容疑者は顔を伏せていますので表情は良く分かりませんが、何かホッとしたようにも見えます。また、吉良殿を乗せた救急車は聖路加国際病院に向かうとのことです。以上、現場からお伝え致しました」

新聞社（読売屋）各社も号外を発刊し、町人に配る。

警察署で。

取り調べ官（多門重共・おかどしげとも）
「浅野殿、どのような遺恨があって切りかかったのか」
浅野
「黙秘権を行使します」

裁判所。
検察側
「殿中で刃傷沙汰とはご法度中のご法度。よって、傷害罪で死刑を求刑します」
弁護側
「異議あり！　傷害罪で死刑は量刑不当と考えます。精神鑑定を依頼します」
裁判長
「弁護側の意見を認め精神鑑定留置とします」

と、まあ、昔よりは日数がかかっていたかもしれませんね。

切腹の場面は、あなたの筋書が面白い！！

討ち入り後。

ＴＶ局は一斉に番組変更。
某ＴＶ局。

アナウンサー
「ただ今入りましたニュースとして、今朝方午前４時頃、赤穂浪士４８名が徒党を組んで本所松坂町にある吉良上野介殿の屋敷に討ち入り、吉良殿の首を挙げたとのことです。それでは、現場から中継でお伝えします。・・・えっ？・・・はっ？・・・はい。大変失礼を致しました。赤穂の面々はすでに泉岳寺に到着したもようで、中継車も泉岳寺に行ったようですので、泉岳寺から中継でお伝え致します。××さん、お願いします」
アナウンサーも局も大混乱している。
中継アナウンサー（明るい表情で、乗りに乗りながら）
「は～い、こちら泉岳寺の門前に来ています。ご覧下さい、大勢の町民の方々が押し寄せてヤンヤの喝さいで、まるでお祭り騒ぎのようです。一方、赤穂浪士の方々は浅野内匠頭殿の墓前に吉良殿の首を奉げて、男泣きに泣いています。また、一行が本所松坂町から泉岳寺に向かう途中、吉田忠左衛門兼亮（かねすけ）さんと富森助右衛門正因（まさより）さんの２名が討ち入り口上書を持参して大目付千石伯耆守久尚（せんごくほうきのかみひさなお）氏に自首したとの情報も入っています。さらに、やはり、泉岳寺に向かう隊列から寺坂吉右衛門さんという方が行方不明になったとの情報も入ってきていますが、定かではありませんので、また、新しい情報が入り次第お伝えします。以上、泉岳寺前から中継でお伝えしました」

てな具合ではどうでしょうかね～。

お礼

ご回答ありがとうございます。
きっと泉岳寺への凱旋は二階建てバスに乗って進んで行き、沿道で五十万人の人が見物することでしょう。

回答No.2

SPROCKETER

江戸時代と現代では物事の考え方や人間関係が全く違いますから、技術だけ進歩しても同じ結果にはならないでしょう。

　今の世の中で、赤穂事件が起こったら、逮捕後に裁判で解決するだけの話です。当時は裁判所が無くて、全てが江戸幕府の独断で決まっていたので、赤穂浪士の討ち入り事件が起こったわけで、現在では考えられない事件でしょうね。

　江戸時代にパソコンや携帯を普及させようとしたら、幕府から厳しく禁止されますよ。理由としては、情報漏洩が簡単になるからで、江戸で起こった事件が短時間で日本中に知れ渡って討幕運動に繋がるからです。情報の伝達に時間がかからない世の中では封建体制が維持出来ないでしょう。

　江戸から明治へは電話１本で世の中が変わった時代です。現在でも、情報革命以前と以降では世の中が変わっています。マスコミの情報操作が見破られるようになって、ずいぶん対応が変わっていますからね。

お礼

ご回答ありがとうございます。

>理由としては、情報漏洩が簡単になるからで、江戸で起こった事件が短時間で日本中に知れ渡って討幕運動に繋がるからです。情報の伝達に時間がかからない世の中では封建体制が維持出来ないでしょう。

なるほど、安倍ソーリが機密保護法案成立に躍起になる理由がよくわかりますね。