"殺人事件が起きても 加害者が心神喪失に認定されると
刑が軽減されたり免除されたりしますが"
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心神喪失なら無罪になります。
刑が軽減されるのは、心神耗弱のときです。
心神喪失や心神耗弱で免除されるという
ことはありません。
刑法 第39条
1.心神喪失者の行為は、罰しない。
2.心身耗弱者の行為は、その刑を減軽する。
”遺族には到底納得できないと思うんですが”
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納得できないでしょうね。
でも、刑罰は遺族を納得させる為だけに存在
するのではありません。
究極の目的は、社会秩序の保護です。
遺族感情の保護は二次的です。
”どうして 日本の法律は 心神喪失者には甘いんですか? ”
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日本に限らず、先進国では共通の現象です。
理由は刑法体系にあります。
どうして罰することが出来るのか、といえば
それは悪いことをしたからです。
従って、悪いことをする、という認識が出来ない
人は罰することが出来ません。
心神喪失者は、何が悪いか判らない人です。
だから、彼の行為は、悪いことではなく、
ただ、ロボットのように動いただけなのです。
これは嬰児の行動と同じです。
嬰児の行動には善悪はありません。
ただ、本能のままに動いているだけです。
こういう人を処罰することは、少なくとも
先進国では出来ないことになっています。
その代わりに措置入院という処置があり
これにより、社会から隔離して、秩序を
守ろうとしています。
お礼
回答ありがとうございます。 hekiyuさんは心神喪失者に身内が殺されても納得できるんでしょうか?