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なぜ日本の夫婦はダブルベッドよりツインベッドが好きなのか?
- 日本の夫婦がツインベッドを選ぶ理由について考えてみました。
- 日本の夫婦関係や家事分担についても触れています。
- 日本の文化や習慣を背景にした夫婦の寝室の選び方について解説します。
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畳敷きの部屋に布団を延べて寝る、というのが伝統的なスタイルです。 朝になれば、起きて、布団を畳み、押入れに仕舞い(収納し)ます。 なので、布団は「シングル」です。 そういう環境で育ってきますから、畳敷きがベッドになっても、基本的な発想は「シングル」なのでしょう。 欧米からベッドというものが入ってきて、ダブルベッドというものの存在を知った結果か、ダブルの布団というのもあるようです。 日本では、夫婦○○、というものがあります。 夫婦茶碗とか夫婦岩とか、一対のものです。 で、夫婦布団というのも、基本的に、一対の(シングル二組の)布団です。 一組の布団に「同衾する」ということは、一緒に睡眠をとる意味ではありません。 また、時代劇などをご覧になると、町人は夫婦が同じ部屋に寝ているが、武家はそうではないらしいということに気づかれるでしょう。 長屋住まいの町人は家が狭いので当然ですが、裕福な商人でも、盗人に入り込まれて寝所で夫婦ともに縛り上げられたり、惨殺されたりしています。 一方で、盗賊改めの長官、長谷川平蔵は、役宅に奥方も同居しているようですが、寝所では一人で寝ています。 あるいは、"忠臣蔵"の敵役である吉良上野介は、奥方は別の屋敷に住み暮らしており、討ち入りの夜、吉良上野介は一人で寝ていました。 大名なども、参勤交代で江戸と領国を行き来していますが、奥方は幕府の命令によって常に江戸の屋敷に留まることを強いられていますから、常に夫婦が一緒にいたわけではありません。その大名の家来の一部も、殿様に随行して、江戸に"単身赴任"しています。 武家では『家(家系)』や『血筋』が重視されましたから、主(家長)の血を受け継いだ跡継ぎ息子(男子)を得ることが重要でした。そのため、本妻に子供ができなければ、妾をもってでも、男子を得ようとし、その妾は主のいる屋敷に住むことになります。 お金に余裕のある商人も、妾をもつことはありましたが、正妻がいる限り、これを自分の住まいに入れることはなく、別に家を借りたり、別宅を建てたりしたようです。 >家庭での家事分担がどうなっているのか 一言で言えば、夫は外で働き、家に金を入れる、その一方で、家(の中)のことは妻がすべて取り仕切る、です。 なので、夫の『外の仕事』に妻を伴うことなどなく、欧米スタイルのパーティに夫婦で出席するという慣習もありません。 でも夫婦が車の両輪であり、その役割分担のうえで、元来、両者は平等であったはずなのです。 ごく最近(数十年ほど前)まで、家事(炊事、洗濯、掃除、育児など)は重労働であり、片手間でこなせるものではありませんでした。 ところが近代化により、家事は機械仕掛け、電気仕掛けになり、主婦の労働は軽減され、時間に余裕がでてきました。 その結果、「三食、昼寝付き」などという言葉も生まれ、専業主婦が軽視されるようになりました。 女性の社会進出が進み、昔からの役割分担にも変化が求められていますが、家事が全くなくなったわけではありません。 その一方で、男性の意識というのは、オレは外で働いている、家の中のことは知らん、のままです。 ごく一部で主婦ならぬ主夫というものも出てきてはいますが、家事は女の仕事という考えは強く残っています。 >亭主元気で留守がいい 「亭主元気」は文字通り健康であって、働いていて、ちゃんと家計にお金を入れてくれる、ということと >留守がいい とうのは、亭主が家にいると、着替えだ、食事だ、風呂だ、などと世話をやかなくてはならないから煩わしい、だからなるべく家にはいて欲しくないという妻の願望を言っている、と思います。 亭主が稼ぎを全部、賭け事や酒や女に費やしてしまい、家に寄り付かなくなるというのとは違います。 >質問文に不自然な表現 「クールの感じ」は「クールな感じ」とするのが普通です。 欧米人は結婚関係を維持するために、常に言葉や行動で意思表示をするらしいですが、日本人は夫婦間でもそういったことはほとんど無いように思います。もっとも、他人のことはわかりませんけれど。
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- kurinal
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こんばんは。 「亭主元気で留守がいい」は、「男尊女卑」の裏返しと思います。 「良妻賢母」という表現もあります。 「女性の社会進出」ということが言われるようになる前は、 女性の理想像は「良い妻、賢い母」であったのです。 しかし、そんな女性たちの現実は「亭主元気で・・・」だったのでしょう。 (それを鋭くえぐった、コピーだったのでしょう) (家族のために、オレが稼いで来ているんだ!という)亭主のほうは、 もっと呑気だったでしょうけれど。 ・・・まさに、そうした「日本の夫婦関係・役割分担」というのが、 性別に関連して、あったのでしょう。
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ご親切に教えていただきありがとうございます。参考になりました。
- NemurinekoNya
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こんばんはです。 日本人は、昔から個人の権利意識が非常に強いですから。 食器や箸(はし)を含めて、自分のものが決まっている程です。 家族のものとはいえ、自分の専用の食器や箸でないと、何か汚く感じてしまう・・・。 きれいに洗っていることがわかっていても、薄気味悪く感じてしまう・・・。 直接、身に付けるものもそうです。 下着などは、絶対に、他人と共有しない。 布団もそう。 きれい、汚いとは無関係に、 生理的に他人のものは受け付けないという習性を、日本人はもっているんですよ。 食事そうでしょう。 日本食は、個人個人、それぞれ料理が盛り付けられている。 親兄弟といえども、相手が自分のものを奪おうとしたら、大騒動になります。 子供などは、「お兄ちゃんがわたしのものを取った」と泣き出したりします。 親兄弟といえども、特別な事情がないかぎり、個人の所有権を決して相手に譲ったりはしません。 さらに、日本は高温多湿の気候。 同じ布団やベッドで二人が寝ていると、暑苦しい上に、相手の汗などで不愉快な気分になる。 こうした気候的な要因もあると思います。 日本は、ヨーロッパのように湿度が低くてカラッとした気候でないので。 で、質問の1に対するお答えになっているでしょうか。 質問の2ですが、 日本人は、個人の権利意識が非常に強いですから、 旦那(だんな)さんは奥さんの仕事を犯しませんし、 奥さんは旦那さんの仕事に干渉しません。 迂闊(うかつ)に旦那さんが奥さんの仕事を手伝ったりすると、 奥さんは「邪魔だから、も~、あっちに行って!!」と怒り出します。 奥さんが旦那さんの仕事について口を出すと、 旦那さんは「お前には関係がないことだ!!」、「お前は何もわからないのだから、口出しをするな!!」などと怒り出します。 そして、互いに割り当てられた仕事をしないと、夫婦ケンカになるなど、大変なことになります。 なお、夫婦間の仕事の分担は、奥さんと旦那さんの力関係によって決まります。 奥さんの力が強いと、掃除・洗濯をはじめ、家事全般までが旦那さんの仕事になります。 そして、これを怠ると、奥さんは怒ります。 「オレ、今日、仕事で疲れているから」などは言い訳になりません。 これは立派な契約違反ですからね~(笑い)。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。いろいろ参考になりました。
- littlekiss
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あの… ホテルのスイートはツインのタイプしかなくとお書きですが… この部屋に用意されていた二つのベッド それぞれのベット幅が明示されてないんですけど… ダブルベッドはごく普通のレベルの部屋にしかなかったともお書きですが… 「ダブルベッド」と単にお書きですが、ベッド幅何センチのものをお考えですか? 夫婦同伴で来日したスターから、「ベッドがツインなので部屋を換えろ」と 来日してこられたということですから、外国のお客様なのでしょうね? どちらのお国からの方でしょうか? 図録平均身長の国際比較 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2188.html ご宿泊された方の体格ですが、日本人に比べると けっこう大柄な方だったのではないでしょうか? だとしたら… 「ベッドがツインなので…」云々よりも「ベッド幅が問題」だったのでは? ダブルベッドにしても幅1400mm~幅2200mmとベッドのサイズにも幅があります。 ホテルのスイートに置かれてあったベッドのサイズ、シングルサイズのものが二つ? なんてことないですよね? おそらく、ダブルベッド+セミダブルが置かれていたのではないでしょうか? ただ、お泊りのお客様の体格では用意されていたダブルベッドが幅の狭いものであったということでは? 「一緒に旅行もしない、旅行してもツインベッドで別々に寝る日本人夫婦は仮面夫婦だ」と、海外では陰口を叩かれているようです。 ↑ そうなんですか?そんな陰口をいわれているんですか?困りましたね。 別々に寝る方がいると言うのにも様々な理由はあると思います。 ただ、ひとついえることは「いびき」がその大きな要因になっていると。 日本人は欧米の方々に比べ口呼吸をしてしまう傾向が強いようです。 http://www.nishihara-world.jp/art/baby_02.htm http://www.jrs.or.jp/home/modules/citizen/index.php?content_id=61 日本の夫婦はなぜダブルベッドよりツインベッドのほうが好きでしょうか。 日本の夫婦はなぜダブルベッドよりツインベッドのほうが好き と言った場合に考えられること ・共働き所帯が多くなってきた ・二人の生活リズムが異なる ・体が睡眠を要求 平成24年 国民生活基礎調査の概況 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa12/index.html http://www.stat.go.jp/koukou/cases/cat4/fact4.htm http://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/nsfj4/NSFJ4_gaiyo.pdf 夫婦共働きが多いことで知られる中国の方に理解していただけるかどうかわかりませんが、 日本はながらく「夫は外で働き、妻は主婦業に専念をする」習慣が続いてきていました。 これまでに女性の社会進出欲はあったものの家庭をもって外に出て働くということには高いハードルがあり、共働き世帯は全世帯数からみればさほど多くはありませんでした。ところが、1990年以降バブル崩壊後長く景気が低迷。そうしますと、会社の経営状況もどこともに悪化しリストラ、解雇があちらこちらで起こり始めます。夫のお給料で家計を賄ってきていたその収入源がある日、突然絶たれてしまう。そうなるともう家庭の生計を維持していくには実質妻も外に出て働かざるを得ない状況に…。さて、外に妻も働きに出て家計は裕福になると思いきや、ワーキングシェアを取り入れる会社がそのころから多くなります。ワーキングシェア、言葉は何かしら耳触りの良いような響きにも聞こえますが、いままで一人で行っていた仕事を何人かで分担して行うことを言うんですが、これも一長一短。これまでの一人分の給与を何人かで分ける。その分、一人にかかる仕事の分担量は減り体への負担は軽くなりますが、当然一人が得られる賃金も低下しています。夫婦共働きで働いてやっと暮らしが維持できるといった状況。そんな状況ですから、仕事をかけもちして働いておられる方も少なくないように思います。 働いてへとへと。家に帰ったらバタンとベットに横たわりぐっと寝たいと思う人も多くなってくるように思います。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。ダブルベッドの話はネットで少し検索してみてもヒットいたしました。ご参考になさってください。http://www.tabichan.net/koborebanashi/bed_right.htmそのなかで、「日本のホテルは日本人の嗜好に合わせて圧倒的にツインベッドが多いのが普通ですが、外国人(特に西洋の方)の嗜好は夫婦はダブルベッドというのが普通」とも書かれていました。日本の方の嗜好をよく理解したいと思います。私は夫婦はひとつのベッドで寝ないことはなかなか理解できませんでした。いろいろ参考になりました。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
日本家屋は狭いので、ダブルは置きにくい。 日本女性は子供ができると子供と寝る家庭が多く、その方が夫も安眠できる。 相手が寝返りを打ったり咳をしたりいびきを搔いたりすると寝づらい。 生殖行動の時には、「通い婚」状態でどちらかのベッドを訪ねるのが普通でしょう。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。夫婦はひとつのベッドで寝ないのはなかなか理解できないことです。参考にさせていただきます。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。時代劇をあまり見ないので、それについての内容は難しいような気がします。いろいろ参考になりました。