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不活化ワクチンと生ワクチン
鳥インフルエンザや豚コレラで最近よく耳にした、これらは同じ物でしょうか、ちがうものでしょうか?違うとすると何が違うのでしょうか。 作り方、効き目、など教えてください。
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不活化ワクチンは死菌ワクチンとよく似ていて、微生物をフェノールやホルマリン等で繁殖能力を無くし、その微生物の抗体ができやすいようにアジュバントという免疫をつけやすくする添加物をつけたものです。 抗体を作るのは、その微生物の形そのものであるので、免疫のできかたもゆっくりで、繰り返して接種する事により免疫を保持します。 生ワクチンは生菌ワクチンと似ていて、弱毒化された微生物を用いてそれを培養し、接種されたものの中で増殖する段階でその微生物に対する免疫を獲得させるものです。 微生物が生きているという状態を保つにはそれなりの安定した溶液で接種後もある程度生存している状態でかつ毒性を発揮しない、先祖帰りしないように工夫する必要があります。その点、毒性がないものは免疫がつくと強い免疫で効果も高いものが多いみたいです。 簡単なのは不活化で時間のかかるものが生ワクチンという考えでもかなり実情を反映していますが、微生物によっては体内で増えるのは困るものもあるので、ウイルス等の外部蛋白の一部分だけを免疫を作るためにもちいるケースもあります。 奥が深い世界ですので、遺伝子工学を用いて多くの微生物の特長をもった別の微生物を作成し、それが体内で増えることによりワクチン効果のでるようにしたリコンビナント生ワクチンというものまで最近では実用化されています。 概略だけですが、知っている範囲で書きました。
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- Tada_no_shirouto
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タダの素人の検索しただけの回答ですが,下記サイトの記載が参考になるかもしれません。 ・http://www.synapse.ne.jp/keima/nama.html 生ワクチンと不活化ワクチン ・http://virus.med.tottori-u.ac.jp/~virol/What's_AIDS/18.html ワクチン ・http://www2.raidway.ne.jp/~yoyo/funky_twins/main4-4-6.html 予防接種