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鳥インフルと豚インフルについて
今日ニュースでブタインフルエンザという新型インフルエンザの危険性について 報道していましたが、鳥インフルエンザに続き、豚インフルエンザが登場して、 少し訳が分からなくなっています。 鳥インフルエンザは新種のウイルスなので、危険だが、豚インフルエンザはソ連型だから日本は大丈夫とか、突然変異する可能性があるとか情報が飛び交っていますが、どちらにしても外出時のマスク装備・期間は忘れましたが、一定量の食料の備蓄・盛り場にはなるべく行かない・帰ったらうがいと手洗いはすべきですよね。 鳥インフルエンザと豚インフルエンザについて違いはどのようなものなのでしょうか。教えて頂ければ幸いです
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判り易く説明するつもりなので、完全な説明ではない事だけ承知しておいて下さい 。 インフルエンザ菌という「バイキン」(以下バイキンと言うは元々鳥特有の病原菌でした。 本来は他の種類の鳥や動物に移っても繁殖できません。つまり感染してもインフルエンザにはなりません。 しかし、非常に形を変え易い特性を持っています。 あるとき、豚に感染し、豚の体内でも繁殖できる形のバイキンが出来ました。でも豚は感染して、体内で繁殖してもインフルエンザにはなりません。 同じように他の種の鳥にも感染するバイキンが出来ました。 移動手段が徒歩だけなら、その移動範囲は限られますし、人間が裸で暮らしていたら北国では住めなかったでしょう。 でも、馬を使ったり車を使ったりすることで生活範囲は広くなり、更に服を発明して北極圏でも住めるようになりました。 バイキンの変化もこれと似ています。 具合の悪い事に、この変形したバイキンは毒性も高くなりやすいのです。 別の種類の鳥に感染したバイキンもその鳥を殺してしまうくらい強い毒性を持ちました。これが鳥インフルエンザ菌です。 変形し、生活範囲を広げたと言う事は、それだけ様々な形に変形しやすい体質だともいえます。 一方豚は、ちょっと手を加えるだけで人間に移植手術が出来るほど人間との相性がいい組織を持っています。 豚の身体でも繁殖できるバイキンが、豚の中で変化したらどうでしょう。 元々人間に近い環境の中で繁殖しているのですから、人間で繁殖できる形に変化するのは比較的楽だと思いませんか? 人に感染するインフルエンザは、このような経過で変形したバイキンが原因なのです。 さて、先ほど、インフルエンザのバイキンは変形するたびに毒性も強くなり易いと書きました。 世界中の研究者が研究した中で、「そろそろかなり強い毒を持ったものが出るかもしれないぞ」と警告を発し、その通りになりつつあります。 これが騒がれている鳥インフルエンザや豚インフルエンザの正体なのです。 ただ、研究者が警告したバイキンに「新型」とつけてしまいました。 しかし、今はやっているバイキンはそれとは違います。 だから混同しないように「新型」の名称をつけないのですが、この事が帰ってわかりにくくなっています。
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No.2です。 >現時点では「フェーズ3」のままで、 >フェーズ引き上げという判断には至っていません。 はご存じのとおり、4になりましたね。 最新情報はニュースを追わないとすぐ変わっちゃいますね。 3になるかもしれないし、5になるかもしれない(とWHOは言っています)。 基本的な情報は、国立感染症情報センター http://idsc.nih.go.jp/index-j.html をご覧になると書かれています。 豚インフルエンザ、人インフルエンザ、鳥インフルエンザ、それぞれ出ています。 最新情報は厚生労働省にも。 http://www.mhlw.go.jp/
お礼
ありがとうございました。とりあえずこちらの頁はお気に入りに登録しておきます。
「鳥インフルエンザ」というのは鳥の病気で、新種というわけではありません。 通常は人間にうつりにくいです。 鳥インフルエンザにはウイルスの型が複数あり、その中のどれかが変異して人間にうつりやすくなると、今までと少し違うウイルスになります。 今までのところは病気の鳥に直接触った人が感染することが主で、人から人に感染する場合があっても、狭い範囲でした。 WHO(世界保健機関)の警戒レベルの「フェーズ3」です。 もしフェーズ4になると、人から人に感染しやすくなったということ。 http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/05pandemic/0511phase.html 現時点では「フェーズ3」のままで、 フェーズ引き上げという判断には至っていません。 豚インフルエンザも本来は豚の病気です。 ヒトにはうつりにくい。 豚が罹っても治療すればあまり死なない病気なんだそうです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6 今回メキシコでは鳥インフルエンザ、豚インフルエンザ、人インフルエンザが混合されたウイルスになっていると分析結果が出ています。 豚→人へは、鳥→人より距離が近い(感染しやすい)のでその意味では心配。 一方、人インフルエンザウイルス(ソ連型)と同じグループではあるので、免疫が効くなら軽症で済むかもしれない、ということだと思います。 しかしWHOもまだ情報収集中なので、何とも言えません。 詳細は「どうして急に豚インフルエンザなのですか?」 No.5のご説明をご覧ください。 私は全くの素人なので理解が浅く説明もできませんが、だいたいこういうことなんだろうな・・・と理解しています。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4910693.html
- tunertune
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鳥インフルエンザとブタインフルエンザの違いは、 鳥類で維持されている鳥インフルエンザウイルスを起因とする疾病が鳥インフルエンザで、ブタで維持されているブタインフルエンザウイルスを起因とした疾病がブタインフルエンザです。 基本的にブタインフルエンザウイルスはブタにしか感染せず、鳥インフルエンザウイルスは鳥にしか感染できません。 なぜそうなのかについてははっきりとは分かっていませんが、例えばHAのレセプター認識機能(細胞とかにくっつくかくっつかないか)の差や、サイトカイン防御(免疫から逃れる)の差、ポリメラーゼ(ウイルスが増えるとき必要な酵素)の差など、そのいくつかの違いが影響していると考えられます。
お礼
なるほど。特定の動物にしか感染しないからそのような名称がつけられたのですね。
お礼
大変分かりやすい説明で、よく理解できました。 ありがとうございました。