人間が即死する放射線量

質問

先日、福島原発の燃料棒取り出し作業についてのニュースの中で『人が浴びると数秒で即死、云々』と言っていました。放射線を浴び全身のＤＮＡが破壊されると細胞が分裂出来なくなり、やがては死に至る言うのは漠然と理解出来ます。
通常は影響が徐々に出て死に至るのが一般的でしょう。『即死』とはどのような死に様になるのでしょうか？瞬時に細胞の活動がストップするのでしょうか？もし、そうなったら外見上はどの様になるのでしょう。身体がどろどろに溶けて行くのでしょうか？エボラ出血熱の様に身体中の穴から血を噴き出して『即死』するのでしょうか？教えて下さい。

回答No.8

rkobayashi · ベストアンサー

過去の照射施設での外部被ばくでの事故事例として以下のものがあります。

http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-03-02-01

緊急被ばく医療の講習会などで用いられることの多い事例です。

質問者様の即死という意味合いでは、これより多い線量を被ばくした事例ということになると思いますが、実際に外部被ばくのみで起きた事例として、100Gyを超えるような事例としては50年くらい前の臨界事故などが挙げられます。
こちらの場合でも意識混濁は少し時間がたってから起こっており、直ちに意識混濁・喪失などはなかなかない事例と聞いております。

放射線により障害が合起こる場合、細胞の機能低下がまず起こりますので、放射線感受性の高い細胞がまずは影響を受け、その後にだんだんと他の細胞もということになるため、被ばくした方に死が訪れるのは多少の時間がかかることになると思われます。

放射線熱傷もすぐに出ると思われている方もいらっしゃいますが、実際には、細胞の機能低下から壊死が起こるまでの時間は発症はしません。
以下のページなど参考になると思います。

http://www.remnet.jp/lecture/forum/09_03.html

ニュースで言っている意味としては、医療で救い得る線量が急性被ばくで8Sv程度までと言われておりますので、その線量を数秒で浴びると言っているのかと思います。
まあ、誇張した表現だと自分も思いますが、強い印象を与える表現として使っているのだと自分は思っています。

参考となりましたら幸いです。

お礼

ご回答ありがとうございます。

補足

致命的な被曝をしたなら、苦しんでじわじわ死ぬより『即死』の方が幸せそうです。

回答No.7

ga111

8–30 Gy で即死の場合、

Nausea
Vomiting
Severe diarrhea
High fever
Electrolyte disturbance
Shock

だそうです。30 Gy 以上で即死の場合だと、データがないとかかれていますが、上の症状に似ていると思われます。

30 Gy以上で神経系は
Seizures, Tremor, Ataxia, Lethargy

とされています。http://en.wikipedia.org/wiki/Acute_radiation_syndrome

結局、嘔吐して、下痢して、痙攣することが同時に起こり、即座に死ぬ、ということだと思います。個人的には、やけどのような症状はその時点では見られないと思います。

お礼

ご回答ありがとうございます。

補足

想像しても恐ろしいですね。

回答No.6

nobunaga1980

色々言われてはいるが推論でしかなく、実際のところデータがないのでわからない。

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.5

trajaa

原子力規制庁の関係団体の資料　
http://www.remnet.jp/lecture/forum/08_06.html

コレを見ると、５グレイが目安とされている

グレイは古い単位で、現在はシーベルトがよく使われている
厳密には違うけど、セシウムなどのガンマ線の場合全身が均等に被曝した場合、１グレイ＝１シーベルトと考えて良いと言われている

１シーベルトを超えるような強い放射線を浴びた場合には、先の資料にもあるような『放射性熱傷』という火傷のような症状が起きる
火や熱湯による火傷と違うのが、身体の表面だけではなく体内組織にも火傷が起きるという点

つまり強い放射線を浴びると、身体の組織が火傷を負ったような状態になる
火傷によって血管や臓器と言った重要な組織が壊疽してしまえば、手の施しようがない

即死とは言わない迄も効果的な治療も出来ずに死に至る

その放射線が何十何百シーベルトともなれば、全身にあっという間に火傷が拡がりあたかも即死のような状況にもなり得る

火傷だから、血がだらだらとかそう言う事はない

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.4

jusimatsu

東海村では即死してない。

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.3

shorinji36

東海村の事故がそうじゃないの。

お礼

ご回答ありがとうございます。

補足

東海村『バケツで臨界』事故の被曝作業員のケースですね。
あの事故では作業員は放射線火傷で皮膚がズルズルに溶けて再生出来ずに数日の入院治療の甲斐も無く亡くなられました。確かに即死では無いです。

回答No.2

jusimatsu

中枢神経系を破壊されて死にます。
この場合のご遺体はきれいですよ。外傷なんかありませんから。
原爆で悲惨なj状態になるのは主に高温による熱傷のためです。

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.1

maiko0318

広島や長崎に原爆が落とされた時の人の人形がありましたが、
あんな感じではないでしょうか。

全身の皮膚がただれて、衣服のように垂れ下がっている感じです。

お礼

早速のご回答ありがとうございます。

補足

原爆で『即死』した人々は火の玉の様な爆発の熱を浴びて亡くなったので全身焼けただれていたのでしょう。
私が知りたかったのは非常に強い放射線を浴びた場合です。