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原子力発電での放射性物質の在処は基本的に炉心だけ?
1.使用済み燃料プールを除くと炉心のペレットの中だけに放射性物質はあるのでしょうか? 2.使用済み燃料以外に排出される放射性物質はあるのですか? あるとしたらどのような経緯・経路で排出されるのですか? たとえば一次冷却水が放射線を浴びて放射性物質化して、さらに微小な漏れが生ずるとか? 3.今回の福島原発事故で撒き散らされた放射性物質の出どころは何処ですか? やはり炉心から? 以上三つの質問についてご回答お願いします。
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完全に燃料ペレットがシールされていて燃料棒内部の核物質がまったく燃料棒の外に漏れない状態であったとしても、外部の物質が放射能を持つことはありえます。冷却水や炉自体をを構成する物質は強烈な放射線に絶えずさらされることになるため、それ自体が放射化する場合があるんですよ。これは加速器などで原子を加速してぶつけて別の原子を作り出すのと同じ状況が、原子炉内部では常に起こりうるということです。したがって、燃料集合体や燃料棒からまったく放射性物質が漏れていなくても、放射線を遮断する目的で置かれた遮蔽物や、冷却に使う水やナトリウムなどの物質が放射能を持つ場合もあります。 したがって、燃料を完全にシールしていても、外部に放射性物質が漏れ出る可能性はいくらでもあります。
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- seisyou2
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追伸 作業員が被ばくしたら、入院した病院・ベッド等医療器具も汚染されますよ。 定期検査で入る作業員も作業が終われば、被ばくもします、おうちに帰ります。 検査に使われた機器も汚染されますし、原発の稼働・作業に関わるすべての事物が多かれ少なかれ汚染・被ばくの可能性があります。 そもそも100%完璧な遮閉ではない。多いか少ないかの問題です。放射線量もれ0%などない。 福島原発の建屋が吹っ飛び、原爆168発分のセシウムが日本国中いや世界中にぶち撒かれましたが、その映像をご覧になったことないのですか?!東電は、汚染水の漏れ以外に、意図的に汚染水を海に放出してますがご存じないですか? いつでも どこからでも 放射線漏れはあるのです。
お礼
被曝という言葉は、ウィキペディアによると放射線を浴びることのようですが、 病院の汚染は放射性物質が作業員を媒介として持ち込まれることによるのではありませんか? それとも作業員自体が放射化するものなのですかね? 参考にします。ありがとうございます
- seisyou2
- ベストアンサー率0% (0/4)
>1.使用済み燃料プールを除くと炉心のペレットの中だけに放射性物質はあるのでしょうか? 根本的にはその通りでしょう。 >2.使用済み燃料以外に排出される放射性物質はあるのですか? あるとしたらどのような経緯・経路で排出されるのですか? どんな経緯・経路であろうと不慮の事故であろうと意図的であろうと漏えいはあらゆる部位、配管等で起こり得る。 >3.今回の福島原発事故で撒き散らされた放射性物質の出どころは何処ですか? やはり炉心から? 福島原発の原子炉以外どこがありますか?! まさか病院のレントゲン室から漏れているとでもお考えですか?
お礼
最後の一行は全然面白くないですよ。 圧力容器・格納容器が破られなくても漏れるものなのか、 という点が主たる疑問でした。 使用済み燃料プールからの拡散が一番大きいのか? 漠然と気になったので質問しました。 ありがとうございました
- syounan2
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1・2について いくらでもありますよ、廃液・汚染水、作業員の衣服から作業用の工具・機器などや今回の事故復旧に使用された重機など様々です。病院や実験施設などからも出ています。 しかも原発推進50年間、いまだに最終処分方法も処分地も決まりません。一時的にももう満杯でいずれ保管できなくなります。資源エネルギーのホームページには“高レベル放射性廃棄物はすでに発生しているものであり、その処分については今後の原子力政策の如何を問わず、原子力を利用した我々の世代が考えていかなければなりません。”とまるで他人事で危機感ゼロのことしか書かれていません。今すぐすべての原子炉を廃炉にしても核のゴミを処分することは不可能です。これから膨大な核のゴミを保管し管理し続けるのです。莫大な管理維持費を浪費し、つねに放射性物質の汚染というリスクを抱え続けなければなりません。
お礼
回答はありがたいのですが、 その廃液や汚染水や衣服や工具の放射性物質がどこから由来するのかをお聞きしているのです。 病院や実験施設ではなく原子力発電について質問しています
お礼
放射化と物質漏洩の二系統なのですね。 了解しました。ありがとうございます。