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文明の衝突について。国際政治、国際関係。
文明の衝突について。国際政治学、国際関係論に詳しい方よろしくお願いいたします 現在海外の大学で学んでいるのですが、レポートを書くにあたり、日本語の本も手元になく、インターネットで探せる文献も限られていて、私の英語力もまだまだ未熟で途方にくれています。 レポートのテーマはハンチントンの文明の衝突について書こうと思っています。授業ではagree or disagreeについての議論だったのですが、ただ、その批判論文(アマルティア・センなど)を何個か読んで書くとなるとただのまとめになってしまうのではないか、と危惧しております。 そこで、文明の衝突について面白い視点、テーマなどがあったら是非教えてください。(もちろん、自分で考えろ、という意見は覚悟しておりますが、あまりにも途方にくれているので軽いアドバイスでもいいのでお願いします。) 一応、文明の衝突については以前日本語で読んだことがあります
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- hekiyu
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冷戦が終わって、イデオロギーの殻が破れ 各国、民族の文明が表に出てきて、それが 衝突するようになった。 コソボ紛争などは、文明の衝突で説明できる とするのが、ハンチントン先生の説でしょう。 この説で興味深いのは、日本文明は中国文明の 亜流などではなく、独自の文明だ、としている 点です。 また、アラブ世界などは日本を真似て、キリスト教文化を 受け入れろ、ということを婉曲に主張している点などは いかにもキリスト教的で面白いと思いました。 ただ、人類の歴史をみると、戦争の原因の多くは 領土と資源なんですよね。 その傾向は30年戦争を契機にして強くなっています。 EUは石炭と資源を巡る争いを止めるために結成された 団体が基になっていますし、イラク戦争は石油利権が 目的であったと指摘する学者が多数です。 アフガン戦争なども911以前から、米国が計画して いたことがBBCによって暴露されています。 これも真の原因は石油絡みでしょう。 また、文明が異なっても、その間に経済格差が無ければ 衝突しない、とする説もあります。 紛争が容易になるか否かの違いはあっても、 文明そのものを直接の原因とする紛争は少ないのでは ないかと考えます。
お礼
回答してくださりありがとうございます。 文明の違いが直接の原因になっていない、という論点がとても参考になりました。日本が独自の文明として扱われている点もとても面白いと感じました。 少しずつレポートの構成が練れてきました。本当に貴重なアドバイスありがとうございました。