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イギリスの政治制度について。
日本も目指そうとしている(?)二大政党制ですが、 アメリカは大統領制なので、考えないことにして、 イギリスの二大政党制では、日本の自民党のような 「派閥」はないのでしょうか? 「労働党;ブレア派」とか非主流派などというのは、 あるのでしょうか? それとも、派閥などがあるのは、日本だけですか?
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労働党はブレアが登場するまでは、日本の社会党のような存在でした。俗に言われる左派政党です。それに対して保守党は右派ですが厳密に言えば右派中道というのでしょうか。 つまり、労働党は現実的な路線を目指すと言うよりも、イデオロギー(社会主義)を掲げる政党だったといえるのではないでしょうか。 それが、ブレアが登場してから次々と現実的な政策を打ち出すようになりました。労働党の主な支持団体である労働組合からの反発が少なからずあったのですが、このことが、国民の共感を呼び労働党政権を誕生させた一番大きな要因といえるでしょう。 これを、ヨーロッパでは社会民主主義の台頭と呼び、ドイツでも政権交代が起こりました。社会民主主義の概念は 詳しくはわかりませんが、資本主義による市場経済を許しながらも、社会的平等を最大限目指す方向性を持ったものだといえます。 さて、本題からずれてしまいましたが、前述のように労働党の中には必ずしもブレアの政策を手放しで賛成する人たちばかりではありませんでした。 つまり、労働党の中でも極端な左派から左派中道路線までいろいろな集団があると思います。ただ、それは日本の派閥などとは違って、あくまで政策によって作られた集団といえると思います。 日本の派閥は親分子分の関係でいかに権力の中枢に迫るかという権力闘争の意味合いが強い派閥の性格があるといえます。 最近は、加藤氏が民主党よりの発言をしてみたりと主流派である橋本・森派に政策論争を挑もうという姿勢も見られますが、目的は自公保連立政権の批判という姿勢を明確にして次の総裁をねらうというのが本音でしょう。 日本の自民党の派閥もイギリスのように政策集団的な色彩を帯びてきたら政治が大きく変わると思います。
お礼
びっしり書かれた回答に少々驚きましたが、 「社会民主主義」の説明から労働党の状況まで よーくわかりました。 もし、万一(?)自民党が政策でまとまると、 民主党とくっつく人とか、新しい党を作る人とか いろいろでてきそうですが、、、。 加藤紘一さんですか? 加藤さんがどういう政策をもっているのか知りませんが、 そして、加藤総理になるとどういう日本になるのか わかりませんが、「亀井総理」が防げるなら、誰でも いいという気がしますが、、、? どうも、ありがとうございました。