1.offとout
この2つの語にははっきりとした違いがあります。まず、それをおさえることです。
offは常にonと対になって(もちろんonと言う必要はないのですが)存在する語です。スイッチを入れるのがonで切るのがoffですが、その意味するところは、たとえば簡易スイッチで電線と電線がくっつけばon、離れればoffという感覚です。
間違いがonつまり、リスト上にある(onの状態)のでそこから離すということです。offすることで、リストからはずれる意味となります。
一方、out(out of)は、中から出て行くということを意味します。これの反対はinやintoです。2次元、3次元のスペースからとり出すイメージです。
2.cross
crossというのは、2つの線などが交差することを意味します。その意味ではXという記号はcrossそのものです。基督教で十字架をcrossと言い、アメリカで踏切はXingと書かれています(crossingだと瞬時に読みにくいのでイメージしやすくXとしている)。ですから、cross をXと考えることができます。
しかし、 crossは、橋を渡る、横断歩道をわたるときにcrossと言うように、2つの点の間を渡る意味もあります。ですから、crossingは踏切だけでなく、Zebra crossing(横断歩道)の意味でも使います。その意味では、間違いのはじめからおわりまでを線を引けば、それがcrossの意味ということになります。
この2つの意味がありますので、cross off, cross outがXなのか、あるいは横線なのかはわかりません。
さらにそれぞれoff, outをつけるとそれなりの意味合いが生じます。
cross off = リスト上にあったものを、そこから外すような意味で、取り除く。単に外すみたいな意味。
cross out = リストの中にあるものを、そこから削除するような意味で、取り除く。→この場合、特に知られたくないような箇所、問題になっている箇所をそこから根こそぎ削るような意味のことが多い。従って抹消するという場合はこちらを使う。
ということになります。
以上、ご参考になればと思います。
お礼
ありがとうございました。消す表現の問題ではなくて(×でも=でもどちらでもいいが)、消す意味あいでニュアンスが違っているということですね。参考にさせていただきます。