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カップ法におけるペニシリン力価測定について

大学の実習でカップ法によりペニシリンの力価測定を行いました そして考察に次のような問が出されました 標準原液の阻止円をSh、標準品希釈液をSl 試験品液の阻止円をUh、試験品希釈液をUlとする 今回の実験では4倍に希釈した。 カップ内の抗菌薬の力価をP、阻止円の直径をdとして d=αlogP+β(α、βは定数) が成り立つとき 試験品の力価をPu、ペニシリン標準液の力価をPs、それらの比をθとすると なぜ次式 logθ=(Uh+Ul)-(Sh+Sl)/(Uh+Sh)-(Ul+Sl)×log4 からθ=Pu/Ps が成り立つのか 式変形をした結果なのでしょうか・・・ よく意味が分かりません。 どういうことなのでしょうか。

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noname#227064
noname#227064
回答No.1

d=αlogP+β(α、βは定数) が成り立つということは、ペニシリン標準希釈液の力価をxとおけば、 Sh = αlog(4x) + β   (1) Sl = αlog(x) + β   (2) Uh = αlog(4θx) + β   (3) Ul = αlog(θx) + β   (4) が成り立つということです。 実際には誤差があってぴったりイコールにはなりませんが。 α、β及びθは未知の定数で、今知りたいのはθの値です。 従って、必要のないαとβを消さないといけません。 (3)-(1)より Uh - Sh = αlog(θ) (4)-(2)より Ul - Sl = αlog(θ) であるので、Uh-ShとUl-Slのどちらもαlog(θ)の推定値であることがわかります。 平均をとると誤差は小さくなると考えられるので、 αlog(θ)の推定値 = (Uh - Sh + Ul - Sl)/2   (5) とするのが良い推定値になります。 式(5)では、まだ余計なαが残っていますので、これを推定しないといけません。 (1)-(2)より Sh - Sl = αlog(4) (3)-(4)より Uh - Ul = αlog(4) であるので、 αの推定値 = (Sh - Sl + Uh - Ul)/(2log(4))   (6) となります。 (5)/(6)から log(θ)の推定値 = log(4)×(Uh - Sh + Ul - Sl)/(Sh - Sl + Uh - Ul) とlog(θ)が推定できるわけです。

jenesaispuoi
質問者

お礼

d=αlogP+βの式に各条件を当てはめたうえでαβを消去していけばいいんですね! 非常にわかりやすく丁寧な説明、ありがとうございました!

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