食べログのヤラセ問題、何が悪いのかを教えてください
ネットでもニュース番組でもワイドショーでも取り上げられている「食べログ」なる口コミサイトのヤラセ事件です。
「食べログ」なる飲食店の評価の口コミサイトにおいて人気上位店が繁盛することから、飲食店側から費用を受けとって、よい評価を書きこむ業者が存在した、という事だそうですが、何が問題点なのでしょうか?
他の例に置き換えてみれば、入学試験で裏口入学したり、カンニングしたりするようなものかと思いますが、入試の場合は学校が「文部省認可」のある種の公的な機関であること、教育にかかわることなので、入試の不正は問題視するのはわかります。
それに反して私的な学校(茶道教室、華道教室、武道教室、伝統芸能関連への弟子入りなど)においては入学金や寄付金を積めば入学できたり、免許皆伝のために「指導料」や「謝礼」を要求されることもあるでしょう。
また私企業の入社試験において、人脈のある人物、会社の上層部に関連性の高い人物は無試験で採用し、そのほかの人材は試験を受けるどころか、履歴書のみで落とされたりもするでしょう。
しかし、これらは私企業や民間団体だから何も問題にはなりません。
また食べログのヤラセにおいて、「気に入らないライバル店の悪口を書き込ませていた」(サービスが悪い、食べたら腹を壊した、など)のであれば、これは業務妨害とか脅迫にもなるでしょう。
しかし、今回はそのようにあライバル店の悪口を書かせた、という報道はありません。
私企業同士(食べログ、飲食店、ヤラセ業者)の行為の中で、一体何が問題なのでしょうか?
だってお店をやってれば、どうしても宣伝広告にはお金を使いますよね。
お世話になったひとや友人を招いて格安で振る舞って、「今度はいろいろな人を誘って来てね」とお願いするではないですか。
開店記念に全メニュー半額にしたりするじゃないですか。
そうやって多少赤字を出しても宣伝にお金を使うじゃないですか。
有名人、芸能人が飲食店を始めると、マスコミを使ったさりげない宣伝合戦がものすごいじゃないですか!
(本人たちはさりげないつもりだろうが、視聴者側には露骨なのがバレバレだけど)
それとも食べログってのは保健所とか厚生労働省とか観光・飲食関連の公的な使命を受けている官庁なのでしょうか? それならば問題なのはわかりますが。
私に言わせれば、
書き込むも、書き込まないも、それを信じるも、信じないも、全部匿名の裏付けのないいい加減情報。
グルメ気取り同士、勝手にやってろよ。
(アクセス数が300万件もあるのだったら、一か月に5件や10件の恣意的な好意的書き込みなんて誤差の範囲内だろうが)
ってところですが。