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情景描写などの書き方
私は小説家を目指して、ファンタジー小説を書いていたりするのですが、情景描写や状況説明などが不得手です。 ですから、そういった説明をするときにどのように書けばいいかが知りたいです。 特に、ファンタジーですので余計に場面の想像がしにくいのです。 想像に合う画像やイラストがあればそれを見たりして執筆していくのですが、これだと思うものが見つからない場合もありますし…。 状況説明なんかは自分で読み返したときに、上手く状況を想起できるものではなくて、文章が単調になってしまうのです。 読者にもスッと染み入ることが出来る・・・までは行きませんが、 情景描写において、まずどういったところから説明すればよいかとか、単調な文にならないようにするには…などを教えてもらえると助かります。 どうか、お願いします。
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現代を舞台に用いた小説は最も情景描写が難しいといわれます。 想像だけでは描けないからです。 銀座の風景ひとつをとっても、いいかげんにかくとすぐうそがばれます。 推理小説の作家でも、舞台に選んだ場所へ実際に行って調査します。 歴史小説の作家でもその舞台を見るために全国を旅行するようです。 ファンタジーやSF小説は、その点想像だけで様々自由に描けますので楽といえば楽です。クレームが来ることはあまりないはずです。 要は自由度が増すということでしょう。必要以外の背景描写、状況説明は省いていけば良いと思います。情景描写にいたってはそれが貴方の持ち味なのですから悩むことは無いはずです。 本筋の情景をどんどん追っていくだけでいい場合がほとんどではないでしょうか。 余計な、下手な描写は読者をいらだたせるだけでしょう。もちろん、ファンタジーには異様な情景だけの描写が必要なところもあるはずです。貴方の持ち味がそれなら、そこでがんばることも必要でしょうが、そうでもないようですし。 そんなところ、マンガや、映画と違う利点が小説にはあります。貴方の得意な部分で読ませるということでしょうね。
書く前に、良い文章を読む経験を積んだ方が、良いのかと思います。 古い話ですが、芥川龍之介が夏目漱石の文章を、「眼に見える様な」と、絶賛していました。 また、三島由紀夫は、芥川龍之介の「手巾」という小説を短篇の極意と言っていました。 さらにまた、三島由紀夫の「憂国」も、生半可でない描写力を感じる文章です。 こういう文章によって、作家がどこまでのイメージを持って書いたかが分かりますので、自分の脳裏と作品の関係や、自作と有名作家の差に付いて、一度考察してみてください。 良い文章に触れていれば、良い文章しか書けなくなる、とは思いませんが、何かは分かると思います。 すっと、分かる、様な気がする。
お礼
私は小説をよく読む方ですが、そう言った作品は見たことありませんでした。 参考になるのなら一度、目を通してみるべきですね。 どうも、ありがとうございます。
- 畑山 隆志(@deltalon)
- ベストアンサー率39% (733/1864)
追加 語彙が増えてくると、どんどん書き加えてだらだらと続くだけの文章になる。こういった文章からムダを削ぎ落として、読者の想像力に任せるようにするのが次のステップ。 例えば「暗い公園を歩いていると、小さな物音が…」といった場合、主人公に関係しなければ暗い公園の描写は無くても良い。読者が自由に想像してくれるので細かなことは省いてもかまわない。(もちろんストーリー上変わった公園だとそうはいかないが。)
お礼
そうですね。 確かに色々言葉を重ねすぎるとごちゃごちゃした文になってしまいます。 どこを省いて、どこを描くかも重要ですので、その辺りも研究しなければいけませんね…。 二度も回答を下さり、ありがとうございます。
- 畑山 隆志(@deltalon)
- ベストアンサー率39% (733/1864)
ほとんどが語彙不足。 起きている間に「見るもの」「聞くもの」「触れるもの」あらゆるものを言葉で表現してみる。 言葉の不足を感じたら、「類語」「メタファー」で言葉を増やす。 http://www.amazon.co.jp/角川類語新辞典-大野-晋/dp/404011700X/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1378032799&sr=1-1&keywords=角川%E3%80%80類語 http://www.amazon.co.jp/書くことについて-小学館文庫-スティーヴン-キング/dp/4094087648/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1378032905&sr=1-1&keywords=スティーブンキング+小説作法
お礼
なるほど…。 普段から言葉や単語で小説に活かせそうなものを見つけたら意味を理解した後、類語辞典も活用してみたりはしていましたが、日常的な物事や風景を考えるようにはしていませんでした。 確かにそうして普段から練習していれば、少しはましになってくれるかもしれません。 回答ありがとうございました。試してみます。
- heisenberg
- ベストアンサー率23% (591/2556)
こういうご質問を投稿なさっているということは、「描写」の大切さを、よく、ご存知なんだと思います。 小説は、勿論、映画やドラマなどでも、「描写」は重要です。 よく、これらに於いて、「描写するべきところを説明している」作品が多く見受けられますが、それは、作者の力量不足に他なりません。 今、マンガ「はだしのゲン」が問題になっていますが、僕は、あのマンガは、評価しません。 理由は、「表現が不必要に大げさであり、また、絵が下手である」ということと、「描写するべきところを、説明で代用している」というところです。 で、「どうすれば、上手く描写することができるか」ですが、これは、よく観察するしか、ありません。 対象を、よく観察するのです。 一朝一夕にできることではありませんが、辛抱強く、「観察」を継続することです。
お礼
分かりました。 写真とかイラストとか、観察できるものは今まで以上にしっかり見て、文章にして表現できるように頑張ってみます。 それらが無い場合でも、必死に細かくイメージを巡らせ表現できたらと思います。 回答ありがとうございました。
お礼
あ、確かにそう考えると、ファンタジーの方がいいのかも。。。 情景描写は現実に無いから詳しく書かなきゃとか思ってしまって、結果詰め込み過ぎちゃうところがあるんですが、それを程ほどに抑えて書けば少しはよくなってくれる…ことを祈ります(笑) もっと自分の個性や持ち味を生かした作品になるよう努力してみますね。 回答ありがとうございました。