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なぜ今でも旧暦をつかうの?
例えば2月初めは一年中で一番寒い時期だと思うの時に 「立春」 といったり、一番熱い8月初めに 「立秋」 と言いますよね。 実感としてはナンデこのクソ寒い (クソ暑い) 時に、って言いたくなるんですが、これらは全て100年前に使用中止にした旧暦 (太陰暦) をベースにしているから、こんなギャップができるんですよね。 また、寒い時期にむかえる正月の事を 「新春」 と言ったりしますね。 なぜ現状に合わない、太陰暦時代に設定されたものをいまだに使用するんでしょうか? たとえば立春を現在使用されている太陽暦の3月に、立秋を9月に定めると随分と季節を実感できると思うのですが、なにか都合の悪い事はおきるのでしょうか? もう一つ、中国の文化圏の国々や韓国などでは通常は太陽暦を使用しているのに、いまだに太陰暦をもとに文化行事が行なわれていますが、これはナゼでしょうか? 太陽暦に合わせると、何か問題が発生するのでしょうか? 理由なんかナイ、習慣だから、文化だからしょうがないって言っちゃえばそれまでなんですが ・・・。 実は仕事の関係でこれらの国々と取引があるのですが、我々からみると、妙な時期に正月休みになって半月以上も連絡がとれない、って事があって困る場合が毎年あるものですから、どなたかお教え下さい。
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立春・立秋、共に太陽の動きで決まるものであり、太陰暦とは直接な関係はないと思いますよ。冬至や夏至もそうですよね。 立春は二十四節気の一つで、大寒の次ですよね。大寒は一年で一番寒い時期とされています。各地の平均気温を調べれば分かるとおり、平均気温は大寒に向けて下がり、大寒を過ぎると上がります。つまり、大寒は確かに一年で一番寒い時期なのです(個々の年で見ると、かならずしも大寒が一番寒いとはいえません。が、平均すると一番寒いということです)。気温は太陽の運行(地球の公転)で決まるものですから、旧暦がどうのこうのというものではないのです。 で、立春が大寒の次ということは、一番寒い時期を越え、少しづつ暖かくなり始めた頃ということになります。「暖かくなったら春」という考えでいると、「まだ寒いのに…」と思うでしょうが、「暖かくなりはじめたら春」と考えれば、立春は実に季節にあったものということができます。そして、春とは本来そういうものであったのです。 > たとえば立春を現在使用されている太陽暦の3月に、立秋を9月に定めると随分と季節を実感できると思うのですが、なにか都合の悪い事はおきるのでしょうか? 現行の暦が季節にあっているということはありません。逆に、季節感が無くなったというほうが当たっています。三月三日の桃の節句はどう思いますか?桃なんて咲いてないし、草餅つくるにも蓬も生えてない。五月五日の端午の節句は?柏餅の柏の葉、ちまきの笹の葉、どれも生えてません。七夕は梅雨の最中。中身を考えないで日にちだけ同じにして太陽暦に移した結果がこれです。 都合の悪いこと?桃が咲いてないのに、桃の節句をしなきゃいけないこと以上に都合の悪いことはないでしょう。梅雨の最中に(星を見る)七夕をしなきゃならないことも。また、よもぎ、柏餅、ちまき、どれも冷凍ものに頼らざるを得ません。太陽暦で行うと、どれほどのメリットがあるのか、そっちの方が疑問です。
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- sach127
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皆さん言われていますが「暦」からすれば「太陽暦」 の方がずれています、「太陰暦」の方が季節にリンクしていると思いますよ。 旧正月に連絡が取れないといわれますが 逆にその文化圏にいると日本はなんてNationalHoliday が多い国なんだと思います。 毎月といって良いほど「○○の日」として祭日・祝日が ありますよね、「お盆」・「GW」・「お正月」と、 担当がつかまらないときがよくあります。 #メーデーもあったな・・・ 比べて欧米はChristmas休暇ぐらいです。 #SummerVacationはものすごいですが。。。 中華系も旧正月以外は年に数えるほどです。 休みが合わなくて困るのはお互い様かと思いますが。。。
お礼
そうなんですよ。 日本はやたら休日が多いですが、中国なんて春節と国慶節くらいかな、定められた祝日というのは、ただしウーンと長いですが。 まあ、日本もG.W.なんか製造業をはじめ10何連休ナンテ最近はありますので、お互い様ですか。
- cubics
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どうも日本だけが、新暦切り替えして100年ほど 経過して、行事まで新暦にあわせちゃってるようで その方が季節感がない場合も多いですね。 たとえば、月に関係する行事は、満月や新月に あってないと意味がありませんよね。 七夕は、旧暦の7月7日ですから、真夏の晴れた頃 なのに、新暦でやったら、梅雨のさなか。 梅雨と言えば、五月雨が梅雨のことで、五月晴れは 梅雨の合間の晴れ間なのに、今では新暦5月の初夏の よい天気に流用されて、これまた季節感が違う。 忠臣蔵は12月14日の江戸、東京の12月じゃあ あんなに雪は積もりませんね。 そもそも、昔の暦の季節感と、たぶんあなたの感じる 現代人の春夏秋冬とは違うんですね。 単に寒暖だけじゃなく日差し、自然の息吹き含めて 季節が表現されているわけです。 立春、立秋を太陽暦に合わせても、何もいいことは ないでしょう。月遅れのお盆、七夕なんてのが 観光目的や、会社優先で続いていますが、経済優先 以外に理由はないでしょう。 むしろ、そっちの方が「しょうがない」と思いますよ。
お礼
ご回答ありがとうございました。 たしかに立春・立秋を太陽暦に合わせても何もいい事はないかもしれませんね。 あまり考えすぎないようにします。 ありがとうございました。
- ranx
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少し誤解があるようです。 確かに太陰暦から太陽暦への変更に伴って、月の呼び方は約1ヶ月ずれました。 しかし、例えば春分の日などは変わっていません。 (と言うべきか、月と連動して変わったというべきか。) つまり、変わったものと変わらないものとがあるわけです。 変わった例 元旦:旧暦1月1日→新暦1月1日 七夕:旧暦7月7日→新暦7月7日 変わらない例 春分:太陽が春分点を通過する日(旧暦2月頃、新暦3月下旬) 夏至:昼が最も長くなる日(旧暦5月頃、新暦6月下旬) 立春がどちらのグループに属すかというと、実は後者なのです。冬至と春分の中間が立春です。 ですから、立春の頃は、昔も寒かったのです。 太陽暦に合わせて問題が起きるかと言えば、やはり文化上の問題が起きる場合があるでしょう。 新月の日に中秋の名月などと言われてもピンときません。同様に、中国の人にとって、満月の日に 正月(春節)を祝うのは、どこか違和感があるのではないでしょうか。それにしても、春節などは まだましでしょう。イスラム暦のラマダンなど、太陽暦無視で、どんどんずれていきますから。 以前、イギリスの会社に勤めていた頃、正月は2日から仕事をしていました。向こうの人から 見れば、「日本人はいつまで休んでいるんだ!」と思っているかもしれません。 (クリスマス休暇全体としては、向こうが長いですけど。あ、日本でも流通関係の人は早いですね。)
お礼
ありがとうございます。 立春は昔も寒かったんですか ・・・。 勉強になりました。
- sinnkyuusi
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二十四節季は太陽暦と太陰暦の誤差(1年でおよそ11日)を解消するための閏月設定にも使用します。 1月の中に二十四節季が1つしか含まれない月が選ばれるわけです。 閏月は19年中7度設定されますが、偶然にも太陰太陽暦の今月(月暦閏二月・後月)は閏月です。 このような事情もあり、太陽暦にあわせて二十四節季を設定する事には何の意味もありません。 他国でこの暦を用いているのは、そういう文化だからとしか言いようがないかな…。 しかし、太陰太陽暦の方が風土の関係で都合よく使えるという事情もあるようです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 学問的な暦については全くのシロウトなんですが、皆さんのご意見を聞くと、かえって今の太陽暦の方が意味はない、という感じになりましたね。 意味っていうか、自然現象に基づいたものっていうか ・・・。
- daibutsuda
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>たとえば立春を現在使用されている太陽暦の3月に、立秋を9月に定めると随分と季節を実感できると思うのですが、なにか都合の悪い事はおきるのでしょうか? 現代の人はさして困らないでしょうが、将来の歴史学者が困ります。 英語のSeptember、Octoberも、ホントは7月・8月(Septはラテン語のヘプト=7、Octはラテン語のオクト=8)なのに、アウグスティヌス王のワガママで変わっちゃったし。 というようなことも、その後特にいじってないから普段使っている暦や月の名前(日本にも月の名前ってありますよね)に残っているわけで、ご質問のように何でも新しく改めたときに過去のものはすっきり消しちゃえ!としてしまうと後世の歴史学者が悲しむのです。 正月休みにしても、キリスト教圏では1月1日ではなくクリスマスがある意味正月です。(だから、キリスト教圏と日本の年末年始休みにも4日ほどずれがある)。 欧米には「お盆」なんてありませんから、「お盆休み」もありません。外国の人から「お盆休みなんてなくせ!」といわれたら、お盆参りができなくなって困る。(^^; 個人的には、歴史の残り香が漂う暦は好きです。 それよりも、日本に無理やり尺貫法を導入させて日本古来の単位を踏みにじりながら、自分たちはしつこくインチを使い続けている某大国は私は嫌いです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 キリスト教圏と日本とは4日ほどの年末年始休みのズレがあるんですか ・・・。 勉強になりました。 ちなみに私も歴史の残り香は大好きです。 特に京都や奈良などの歴史的な町名地名なんかは、イイですね。
お礼
「春」 についてのご意見はナットクでした。 七夕などの行事についてのお考えは、私も同感です。 ただ、私の場合は、桃の節句を現暦の4月4日にしたり、七夕を8月8日したり、太陽暦の現実に合わせたら現代人の季節感に合うんじゃないかな、と思ったものですから。 まあ、そうなれば行事本来の歴史的・伝統的な意味合いがなくなる、という事になるので、そう単純にはいかない、というのは理解しているつもりなんですが。