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なぜウィルキンスはワトソンとクリックに協力したのか
モーリス・ウィルキンスは、DNAの構造の研究に際し、ワトソンとクリックにDNAのX線回折写真を提供したそうですが、 なぜ自分だけでDNA構造を決定しようとしなかったのでしょうか。 ワトソンとクリックにX線回折写真を提供したのでは、DNA構造決定の名誉はワトソンとクリックに取られてしまうから、自分だけでDNA構造を決定して、名誉を独り占めしようとしなかったのはなぜなのでしょうか。 同僚のロザリンド・フランクリンは、独力でDNA構造を決定しようとしていたのではないですか。もしそうなら、なぜモーリス・ウィルキンスも独力でDNA構造を決定しようとしなかったのでしょうか。
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ここら辺に関しましては,色々な書籍で色々なことが言われています。どれが正しいのか,残念ながら解らないことですね。 ただし,言えることは, (1)フランクリンが独力でほぼ構造を解明していたこと (2)ウィルキンスは能力が低く業績も十分ではなく,独自では,何の業績も期待できなかったこと フランクリンと極めて仲が悪くフランクリンの足を引っ張りたかったこと (3)ワトソンとクリックは無名で,(ワトソンは研究者というよりも学生だったのではないかと思いますが…)そのような大発見をする人物とは思われていなかったこと (4)ワトソンとクリックは積極的に人の成果を盗み,ヒトの足を引っ張ることに躊躇しない人物だったこと こんな状態で起こった出来事です。はっきりと言って,ワトソンとクリックは,フランクリンのX線回折像を盗み見たて,フランクリンの業績を盗んだのですね。それを手助けした人物がウィルキンスです。ウィルキンスはワトソンとクリックとともにノーベル賞をもらったのですから彼の思惑どおりだったのではないかと思います。フランクリンに対しての3人の猛烈な攻撃でフランクリンの死期が早まり,ノーベル賞を受賞する以前に死んでしまったのですから… イギリスの学会は,昔から産業スパイならぬ研究スパイが横行している世界です。有名なところでは,ウォーレスの自然選択説を盗んだダーウィンがいます。イギリス学会は,MI5やMI6(イギリス諜報部)張りの世界で,その辺の内容については多くの本が出版されています。下手なスパイ小説を読むよりおもしろいですよ。
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「生物と無生物の間」でも述べられている通りワトソンとクリックは写真を騙し取った様です。写真の重要性も判らなかった様ですよ。
お礼
ご回答ありがとうございました。大変参考になりました。
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ご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。