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夕顔の実を干して食べるようになったのはなぜ?
夕顔の実はそのままでもおいしくたべれるそうです。 そのままよりも干してかんぴょうとして食べるほうが 多いみたいですが、どういういきさつで干してたべるように なったのか興味があります。 保存食として乾燥させたらおいしかったからでしょうか? ご存知の方お教えください。
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ユウガオとヒョウタンは同じ品種なのです。 瓢箪は苦くて硬いので食べませんが、柔らかくて苦味が少ないヒョウタンを品種改良して食べられるようにしたのが今のユウガオ。 瓢箪やヘチマの苦味成分ククルビタシンEは食中毒を起こします。現代でも極稀に苦いユウガオを食べて食中毒が発生します。 スイカの接木としてユウガオを使うと、スイカと一緒にユウガオが実ることがあって、そのユウガオは先祖返りをしてしまい、スイカ農家が食中毒を起こすそうです。 http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_det_20.html その苦味を飛ばす方法として、塩漬けや日干をすることで、かんぴょうの作り方だったり、ヘチマスポンジやヘチマ化粧水が生まれました。毒キノコの多くも塩漬けして日干しすると大抵食べられます。 今のユウガオになる過程で、昔のユウガオは干さないと安全に食べられなかったのです。 沖縄などはゴーヤなど可食性のウリが多く、かんぴょうにしなくても食べる方法が本土より早くに開発され一般定着したようです。 同じ植物でも北と南だと、南方のほうが日照が多いので、水っぽく甘く毒性が低くなることが多いですし、実りが多く、腐りやすいので、保存食の文化が低くなります。
お礼
詳しく教えていただいてありがとうございました。 ネットで検索してもわからなかったので 何か胸のつっかえがとれてみたいでスッキリしました。 先人の知恵に感心しました。