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焼夷弾、焼夷爆弾、どういう違いがあるのでしょう?
隣県で行われた空襲に関する展示を見てきたのですが、そこには投下された爆弾の内訳についての資料がありました。 M〇〇焼夷弾 〇〇〇〇発 M〇〇焼夷爆弾 〇〇〇〇発 といった具合です。 この焼夷弾と焼夷爆弾とはどのような違いがあるのでしょうか? 表記の違いでしかないのでしょうか?
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自動車と乗用車の違いのような感じ。 自動車には、トラックやトラクター、普通車も含まれます。 焼夷弾には、空から落とす爆弾以外に、艦砲からの砲弾や航空機の機関砲弾にもあります。 砲弾の場合は、弾着してから爆発 爆弾の場合は、空中で爆発して、それぞれ焼夷剤を撒き散らします。
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- shin1417
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普通の焼夷弾は、地面に落ちて爆発しその周辺を火の海にします。 焼夷爆弾というのは、中に小型の焼夷弾を詰め込んだ爆弾を空中で爆発させ、上空から周辺に小型の焼夷弾をばら撒きます。 広い範囲に火を付けるのは焼夷爆弾の方が有効。
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この場合は、燃焼に重点を置いた焼夷弾のクラスター爆弾、という定義になりますね。 回答ありがとうございました。
- HAL2(@HALTWO)
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焼夷弾は着弾すると弾体内に収められた焼夷物 (燃焼剤) が燃焼するものですが、焼夷爆弾は空中で爆発四散することによって小型の焼夷弾を広範囲にばらまいたり、着弾と共に爆発して油脂をばらまくことにより被害半径を大きくするものです。 大戦中に用いられた焼夷爆弾としては M17 と M47 があり、M47 は I.B (Incendiary Bomb:日本では 50K油脂焼夷弾 と呼んでいたようです) と呼ばれる重量 45kg ほどの貫通型焼夷弾で、屋根を突き破ると建物内部で焼夷弾の中に仕組まれた爆薬が破裂、引火して燃え上がった Jelly 状の Gasoline を 15m~30mの範囲に飛散させるものです。 M17 は M50 4-I.B.焼夷弾を110 本束ねて投下して所定高度 (高度 1,500m など) で結束 Band が外れるようにした I.B (Incendiary Cluster) 型と呼ばれる焼夷爆弾で、空中で小爆弾に分かれる現代の Cluster 爆弾の初期型と言えます。 焼夷物には Jerry 状の Gasoline の他にも高温で燃焼する Magnesium や Aluminum といった金属を用いる Thermite 焼夷物も用いられます。・・・M17 の M50 4-I.B. がどっちだったかは判りません(^_^;)。
お礼
展示の中にはクラスターという単語があったのですが、子弾をバラまく焼夷弾、焼夷弾をバラまく大きな爆弾という分類も成り立つのですね。 燃料の種類もいろいろあったのですね。 詳しい回答をありがとうございました。
- rokometto
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正確に記憶してないんのですが、焼夷弾というのは金属の塊のまま落下し、その後発火するもので、爆発はしないはずです。 焼夷爆弾というのは火災を目的とした中間のような存在だったと思います。 私の福岡では福岡大空襲で焼夷弾が穴をあけた石の橋が保存されてたはずです。 普通の爆弾ならある程度の高さになるか固いものに接触した瞬間爆発するのでこんなことはまずないのです。
お礼
火炎 中間 爆風・破片 焼夷弾 焼夷爆弾 爆弾 という分類もあるわけですね。 コレならば焼夷弾とともに焼夷爆弾が投下されたという表現も成り立ちます。 回答ありがとうございました。
- バグース(@bagus3)
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焼夷弾とは、火災を起こさせる爆弾、砲弾、銃弾の 3種類です。 焼夷爆弾は、そのうちの1種となります http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%BC%E5%A4%B7%E5%BC%BE
お礼
焼夷弾というのは都市への爆撃のイメージばかりだったのですが、砲弾、銃弾というのもあるのですね。 しかし、そうなると焼夷弾とともに焼夷爆弾が投下されたというあの展示資料の表現は不適切ですが。 言われてみれば、宮崎駿のアニメ『紅の豚』でポルコが弾薬などを買いに行ったとき徹甲弾とともに焼夷弾を薦められる場面があって何でそんなものをと首をひねった記憶がありますが、そういう弾丸ならば納得です。 飛空挺乗りにはふさわしくない武器ですが。 回答ありがとうございました。
お礼
焼夷弾と焼夷爆弾の分け方には色々あるのですね。 自動車と乗用車の例えはわかりやすかったです。 回答ありがとうございました。