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機器故障時の電流の流れ方
基本的な質問となってしまいますが、機器が故障した際の電流の流れ方(どういう順番で負荷が 増大し、回路が遮断されるのか)について、下記例を基に私の考え方が正しいか確認頂きたく、 ご教授のほど宜しくお願い致します。 例:下記図における機器故障時の電流の流れについて (1)機器1が故障して短絡した場合 機器1がショートしたことになるので、キュービクルから変圧器(図中の電流A)に過電流が流れる。 変圧器に過電流が流れることで、変圧器から機器1(図中の電流B)も過電流となる。 過電流の値がヒューズの定格値を超えると、Fuse1が切れ、電源の供給が遮断される。 (2)-1 機器2が故障して短絡した場合(遮断定格:Fuse1 = Fuse2) 機器2がショートしたことになるので、キュービクルから変圧器(図中の電流A)に過電流が流れる。 変圧器に過電流が流れることで、変圧器から機器2(図中の電流C)も過電流となる。 過電流の値がヒューズの定格値を超えると、電源の元であるキュービクルの方から電流が大きく なるので、Fuse1が切れ、電源の供給が遮断される。 Fuse2は切れない? (2)-2 機器2が故障して短絡した場合(遮断定格:Fuse1 > Fuse2) 機器2がショートしたことになるので、キュービクルから変圧器(図中の電流A)に過電流が流れる。 変圧器に過電流が流れることで、変圧器から機器2(図中の電流C)も過電流となる。 過電流の値がヒューズの定格値を超えると、電源の元であるキュービクルの方から電流が大きく なり、Fuse2の遮断定格の方が小さいので、Fuse2が切れ、電源の供給が遮断される。 Fuse1は切れない。 (2)-3 機器2が故障して短絡した場合(遮断定格:Fuse1 < Fuse2) 機器2がショートしたことになるので、キュービクルから変圧器(図中の電流A)に過電流が流れる。 変圧器に過電流が流れることで、変圧器から機器2(図中の電流C)も過電流となる。 過電流の値がヒューズの定格値を超えると、電源の元であるキュービクルの方から電流が大きく なり、Fuse1の遮断定格の方が小さいので、Fuse1が切れ、電源の供給が遮断される。 Fuse2は切れない。 ※例として、変圧器は下記を使用する。 http://www.fukudadenki.co.jp/3fe.html
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キュービクルの構造をご存じないようです。 一般的なキュービクルの回路図は、以下となります。 http://shinseidenki.com/products/pdf/cubicle_drawing.pdf まずキュービクルとは、受変電設備の全体を函体に収めたものを言います。 つまり、キュービクルの中に変圧器は含まれます。 勿論、回路ごとに過電流遮断器を設置する必要はありますので、各変圧器の1次側にはヒューズを取り付けます。 変圧器2次側には各負荷の過電流や短絡を遮断するため、一般的にMCCBやELCBが設置されます。 (キュービクルを設置するほどの規模であれば、途中に分電盤が必ずあるので、キュービクルから直接負荷へ供給する事は実際はありません) このときどれかの負荷電路の事故が飽きた場合、変圧器1次側のヒューズが切れたのではその変圧器が供給している電路の全てが停止してしまいます。 これではほぼ区域一帯が停電する事となるので、明かりも消えてしまい復旧にも手間取ります。 電気的には不良な負荷だけを切れれば良いので、通常は先に2次側電路のMCCBが遮断操作を行います。 これはMCCBの動作特性からくるもので、定格電流の何倍の過電流なのかで、大きくなるほどより早く遮断します。 つまり、沢山の負荷を受け持っている電源側MCCBより、負荷に直接供給しているMCCBの方が定格電流も小さいので、小さい定格電流の何倍かの方が大きくなり、こちらの方が早く動作するという事です。 故に、ヒューズ1が先に切れるという事はありません。
補足
>つまり、沢山の負荷を受け持っている電源側MCCBより、負荷に直接供給しているMCCBの方が >定格電流も小さいので、小さい定格電流の何倍かの方が大きくなり、こちらの方が早く動作 >するという事です。 > → 上流にあるブレーカほど、下流にあるブレーカやヒューズよりも遮断定格が大きいため、 負荷が短絡し、上流から負荷に流れる電流が増大しても、小さい遮断定格のブレーカ、 またはヒューズから切れるということですね。 理解確認のため、一言でもご返答頂けますと幸いです。