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What a splendid chin ....
松本さんの翻訳(集英社文庫)のp402の4~5行の「彼はなんてすてきなあごをしているのかしら!」を唐突に感じるのですが。確かに環境が変わってアンは違った角度でギルバートを見ていることができていると思うのです。chin(jaw)に決断とかいう意味もあるようですがそのように解釈することはできないでしょうか。
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chin に「決断」という意味があるわけではありません。 決断や強い意志の象徴なんです。 決断や強い意志が chin に現れるといってもいい。 だからこそ、「がんばれ」「元気を出して」という意味で Chin up! というわけで。 I suppose he's making up his mind, here and now, to win the medal. なぜそう思った(I suppose)かといえば、その決意が chin に現れていたからです。 ギルバートのあごに、強い決意を見たのです。だから What a splendid chin he has! だし、 I never noticed it before. なんです。 たぶん、そのときのギルバートのあごは軽く上を向いていたのでしょう。 だから、アンも気がついたんです、すてきなあごだと。 ようするに、「強い決意のみなぎったあごがすてきだ」といっているわけです。
お礼
ありがとうございます。よく理解できました。翻訳のなかに説明まで入れることはできない。説明をけずった翻訳の背後にあるものを読めないとだめだなと自戒しました。