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薬学部、薬剤師の将来について
- 薬学部を希望している高校生について、薬剤師の将来について心配する叔母からの相談です。
- 現在は薬剤師の人手不足があり、就職には困りませんが、昇給はあまり期待できず、病院の待遇も悪いという事実があります。
- ただし、薬剤師からでも食品会社の研究員になることは可能であり、農学や栄養学に進むことも考えられます。
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農学部と薬学部の両方を出ている者です。現在は、薬剤師をしています。 私たち現場にいる者でも、5年後はまだ大丈夫かもしれませんが、10年後には薬剤師が余っている時期が来ているかもしれません。ですが、あくまでも私の予想であり、現場にいる者もで正確にはわかりませんので、誰もわからないと思います。 次に、農学部を出た経験かな話をさせていただきますが、農学部は非常に就職に弱いです。なぜなら、農学部でできることはそれ以外の学部でもできるといわれ、結果的に工学部などの専門性のより高い学生から就職が決まるからです。もともと、農学部は広く浅い知識が専門になりますので、工学部などの狭く深い知識が専門の学部に比べ、専門性が低い(=就職には不向き)のです。また就職を考えると、工学部でも農学部でも、大学院の修士課程を出る必要がありますので、結果的に最低6年かかります。 栄養学出身の者もわたしの周りにいますが、管理栄養士の資格を取っても、就職先はとても少ないです。老人ホ-ムや病院では、退職者の補充しか就職口はありません。また、給料も安いです。 >食の安全や、機能性食品に興味があると言うことでした。 確かに農学部時代に、いろんな食品関係の授業を受けましたので、農学部がおすすめと言いたいところですが、薬学部でも同じ内容の授業があります。薬学部であれば免許取得も可能ですし、その後大学院へ進学してもいいと思いますので、まずは薬学部(6年制コース)が私はおすすめです。
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- shiro4206
- ベストアンサー率37% (6/16)
NO.3の補足についてです。意見を言っている人それぞれが、根拠になっているデータが違うと何とでもいえるわけで、絶対というものはないでしょう。私が医学部の学生だった当時も、医師過剰時代、病院倒産などの文字が、本や雑誌の見出しによく見られ、ゼミのレポートでそれについて書いたこともありますが、現在の状況は明らかに医師不足ですよね。国もマスコミもそろって間違った情報を流し、医学部の定員を削減し、わけのわからない研修制度をはじめた結果が今の医師不足です。 医療行政の専門家ですら予測できないことをネットで意見を言ってる一般人が断定できるはずはありません。せいぜいわかるのはここ数年はどうかということぐらいでしょう。 それでは不安で定年まで安泰でないとだめだということなら、公務員をめざすといいでしょう。厚生労働省にはいるとか(特殊なものとしては麻薬捜査官などもありますよ)、保健所や県庁に勤めるという進路もありますよ。当然昇給もしますしボーナスもたくさんでます。
お礼
回答ありがとうございました。
- nightcell01
- ベストアンサー率43% (471/1074)
難関資格はどれも収入は減っています。 税理士はピーク時の7割、弁護士も3-5割減ってるとのことです。 ただ民間ビジネスマンはそれ以上にきつく、日本全体に閉塞感はありますね。 ですから薬学部がダメで食品系がいいんじゃない?と言うのは安易過ぎる薦め方です。 むしろ 年収200万弱のNGOなんかも含め「自己実現できるかどうか」が幸福度になると思います。 外資金融なんか行く人も高収入はもちろんですがそれを使いこなすだけの時間や友人を持てていません。つまりなんだかんだ言いながらそこにいるアドバンテージを良しとできるかどうか、そこに幸福度は懸か ってるように思いますね。 必ずとは言えませんが、アサヒフーズやサントリーがサプリメント分野で成果を上げているように食品会社の研究員に薬学部卒がなるのは充分に可能だと思われます。 確かに薬剤師は増えすぎてますので今がピークです。 ですが、教育と同様に福祉、医療分野は日本国のこの先50年の最重要分野の1つですので、 切捨ては不可能です。 そう考えるとセーフティではあると思います。 入りやすさを考えると(現在、私大なら歯学部、薬学部の偏差値は50前半ですよね)明らかな専門性を見につけられることは狙い目だと思います。
お礼
>難関資格はどれも収入は減っています。 そういわれてみると、なるほどと。弁護士の人気が下がって法科大学院が定員割れというのは聞いてましたが、他の資格もそうなのですか。 食品については一部の会社はいいけれど、全体的に食品業界は給与水準は高くないとの話はしてあります。サントリーや味の素にいければいいでしょうが、そんなに甘くないですからね。 農学部にするより、薬学部のほうが手堅そうだという印象は持ちました。 公務員もこれから先はどうなのか? でも女性の仕事としては、教員は恵まれてますね。最後はそのあたりとの比較になるのかな? でも教育では、他の夢が追えないですからね。(これは私も高校時代に散々考えたことでした) 大体の感触が分かってきたので、これらの素材情報をそのまま伝えようと思ってます。 ありがとうございました。
- shiro4206
- ベストアンサー率37% (6/16)
学習塾を経営しているので、同様の質問を生徒からよく受けるのですが、結論から言うとここ10年くらいの薬学部卒業生はだいじょうぶではないかと思います。質問者もネットなどで調べているようなのでご存じだと思いますが、今はドラッグストア系を中心に就職はかなりあるようですね。病院の待遇については私自身も医学部出身なので、病院の薬剤師の知り合いも結構いて、よく話を聞きますが、結婚されて、今はパートで週2,3回勤務というような人も含めて時給も高く満足されている人が多いですよ。看護師などと比較するとかなり待遇がいいというべきではないでしょうか。 ただ、今のまま私立も含めて薬学部の卒業生が増えていくと、20年先は厳しくなっているかもしれないです。そうなるころには、薬学部の定員が削減されたり、国家試験の合格率を下げるなどの動きが出てくるのでわかるでしょう。 とにかく、なるなら今のうちということかもしれないですね。一度なってしまえば自分のポストを新しい人に奪われるというのは考えにくいですから、早く薬剤師になった者勝ちでしょう。
お礼
回答ありがとうございました。
補足
>結論から言うとここ10年くらいの薬学部卒業生はだいじょうぶではないかと思います 仰るように私もネットであれこれ検索してみたところ、どうも需要は多くあるようなんです。それでこれが一時的なものかどうかがよくわからないということです。 というのが、検索すると、その少し前、多くは、2008~2010頃の投稿や書き込みでは、薬剤師は過剰になる飽和する、もう薬学部はお薦めできないというのが圧倒的に多いのです。 どころか、調剤の出店ラッシュは終わった、つぶれるところが増えてきたとか、ドラッグも登録販売者で済ませれるから扶養になるとか。ともかく需要は先細りという話ばっかりなのです。 医療費の抑制もあるから、今後は薬局も経営が厳しい、それで薬剤師の給料は下がることはあっても、上がる要件はないと、そういうのばかりなのです。 どうもよくわからない、混乱してきます。
- oldpapa70
- ベストアンサー率34% (682/1991)
>努力すれば、どの道でも開きますというような、建前はなしで、現実的な回答をお願いします。 これは建前論と違います。現実です。 同様に薬学部を出ても必ずしも、薬剤師とは限りませんが・・・・。 5年先10年先のことは分かりませんが、今高齢者がハローワークをたずねてもろくな仕事は見つかません。しかしやたら(?)目に付くのは薬剤師さんで、しかもなかでも高給なほうです。 これからもますます新薬が開発され新薬情報も頭に入れていかなければならない難しい職業と思いますよ。 また薬学卒は新薬開発などにも必要でしょうから、薬剤師だけでなく製薬業界に就職も可能と考えられます。 一度目出す大学の薬学部の就職先でも調べられてはどうですか(学校のパンフレットなどにも主な就職先として書いてあるとおもいますが・・・)。 それから薬剤師の出世のことを気にされているようですが、大きな病院などの薬剤師は部長ぐらいにはなれるでしょう(ますます女性の職場として認められるでしょうから)。 そうなれば、医者とも良い関係ができるでしょうから顔も効くようになると思いますよ。
お礼
回答ありがとうございました。
補足
>5年先10年先のことは分かりませんが ええ、わからないからここでお聞きしてるのです。 現在は求人が多いということはどうも事実のようです。それは空白の2年があったからと、一時的なものらしいということ。それを踏まえてお聞きしてるのです。本当に一時的なのか? 少なくとも6年先、あるいは10年先がどうなってるか、何かヒントになりそうなお話はありませんかと、そういうことです。 >新薬開発などにも必要でしょうから、薬剤師だけでなく製薬業界に就職も可能と考えられます。 これもちょっとここのサイトを検索すれば出てきました。東大や京大みたいなところでないと難しいらしいことを、京大工学部から薬学の修士に行って大手製薬に息子さんがお勤めの方が何度も投稿されてますし、別スレの質問に、東大の薬学に行った姪の方が製薬に就職できなくて医学部に再入学されたとか、噂以上に厳しいことに驚きました。 >出世のことを気にされているようですが、大きな病院などの薬剤師は部長ぐらいにはなれるでしょう 出世のことを聞いた覚えはありません。昇給の件です。 どうやら昇格しないと中々上がらないみたいな印象を持ちました。そして、どうもポストが余りないのかな?と。ヒラで終わる人も多そうな印象があるのです。あくまで印象です。私が見た範囲では勤務年数が長い人が余りいない、そういうこともあるのかなとは思いました。転職が多い職業みたいということは要するに転職しないと給与が上がらないと、そうも見えてくるんです。随分普通の会社とは違うんだと、首をひねってます。 私たちの常識では、転職が多くて勤務年数が少ないのは、ブラック企業ですよ。 どう思います?
- akeshigsb
- ベストアンサー率49% (536/1074)
薬学部出身だからといって薬剤師以外の道がなくなるわけではありません。ほとんどの人は「薬学部にいるのであれば薬剤師になるのが確実性と給与の部分からベストな選択」になっているだけです。もっとも、自分の能力と見合ったものが薬剤師で、高校の時点で薬学部を目指す人が多いのが現実です。 確かに、4から6年生の移行で2年間薬学部卒業者がいない時期が存在し、そのために薬剤師が不足した事実はあります。その反動からそれ以降は採用が抑制されたると感じるでしょうが、それは違います。単に2年間の採用数を上乗せした時の数と、それ以外の時期の数では数に差が出ますが、それ以降に急激に求人が減るわけではありません。 また、大病院等に行くと白衣着た薬剤師らしき人が薬の説明をしています。本来、薬の調合に忙しいはずの薬剤師が、わざわざ説明係になっているのは訳があります。実は薬剤師は1日に扱える処方箋(医師が薬を出すときに使う書類のようなもの)の数が限られています。大病院の場合、1日に出す薬の数が多いために、薬剤師も一定数必要になるのです。そのために、単に処方箋を処理できるように薬剤師が必要な場合が多く、それ以外の理由では実際の半分くらいで事足りる場合もあります。 現在の日本人の平均年齢は40~50歳と言われており、少子高齢化が進むことによって平均年齢はあがていきます。つまり、今後医療のお世話になる人が増える可能性は非常に高いことが言えます。そうした観点から、薬剤師の将来は明るいと言えますが、医療費の増加につながり、政府としては「病院等で出るお薬より、(比較的安価な)市販薬を使おう」という流れから、やや強めの薬がドラッグストアなどで変えるようになっています。病院等で出される薬は、国の税金がかなり使われており、それがほとんどない市販薬で治せれば、国の医療費負担が減れせるからです。また、TPPで現状決まった料金等が改定されたり、処方箋の処理数の緩和などがあれば薬剤師の数はそれほど必要ない場合もあり得ます。 給与に関しては、先に挙げた理由から高めであること、男女差がほとんどないこと、出産後の再就職のしやすさ(処方箋処理の確保のため)等のメリットがあります。ただ、考えてもらいたいのは、好きでもないのにお金のためにその仕事に就くのは、何十年も続く仕事時間がつまらないものになり、お金と引き換えに精神的な満足度や病気にかかるリスクが上がります。 ちなみに、薬剤師には日本においては薬学部出身者しかなれません。
お礼
注射の計算を間違えてました。もっと必要みたいです。 どちらにせよ、人手が足らないというレベルではないから、需要は多くなさそうですね。
補足
>大病院の場合、1日に出す薬の数が多いために、薬剤師も一定数必要になるのです。そのために、単に処方箋を処理できるように薬剤師が必要な場合が多く、それ以外の理由では実際の半分くらいで事足りる場合もあります。 これの意味がよくわからなくて考え込んでいました。 となると、すでに余剰ということになるのではないですか?単に員数あわせだけというのなら。 それで、薬剤師が一日に処理できる枚数が決まってるということなので、調べてみました。 省令があるんですね。 (薬局の薬剤師の員数) 第一条 薬事法 (以下「法」という。)第五条第二号 の規定に基づく厚生労働省令で定める薬局において薬事に関する実務に従事する薬剤師の員数は、その薬局における一日平均取扱処方せん数が四十までは一とし、それ以上四十又はその端数を増すごとに一を加えた数とする。 それで入院の場合は毎日処方するわけないから、概算してみました。 例で私の実家の傍の病院です。 ベット数 約400 院外処方箋発行率 約95% 薬剤師 16名 入院患者の飲み薬は普通1週間分処方するけど変更もあるし、短期入院もあるしで、800枚/w それと注射がある、全員が点滴してるんじゃないだろうけど計算上全員として、 400枚/w 1200÷40÷5=6 外来が一日800人もいないから1人で充分 ということで、7~8人、多くても10人で充分法律的にはクリアしているのではないか? 員数あわせで、余剰を抱えているというご説明とは違うとなるのですが? 本当はもっと少なくてもできると、そうなりますよね? じゃあやっぱり、過剰、余っていると、そうなりますよね? どこを探しても、需要が増える要素が見当たらないと、そうなって来てしまいます。 噂では、処方箋の点数を引き下げて、見返りに、省令を変えて、一日50枚にするとか。 ますます要らなくなる?
お礼
回答ありがとうございました。
補足
農学部と薬学部と両方をご存知の方が来てくださるとは思ってもいなかったので、こんなこともあるのだと、驚きつつ喜んでます。 それで、大変失礼ながら、aoixy様の過去の回答を少し探させていただきました。農学博士までお持ちだとは!それでも薬学部に再入学されて薬剤師をされているということは、大変失礼な言い方になるのですが、やっぱり農学では希望の研究職に厳しくて、思い切って進路変更されたという風に受け取ってもいいのでしょうか? はじめにもう少し詳しく書いておけばよかったのですが、従妹の成績が微妙というか、薬学部は上位の国立は厳しそうで、九州や四国北陸にいかないと無理そうだということです。 それで、農学部なら、京大はさすがに無理だけど、名古屋くらいなら多分大丈夫ではないかということ。後、食品ということで、お茶の水の食物栄養もどうなのかと、候補には上がっているようです。 本人は女子大には行きたくないというのと、絶対に薬剤師になりたいというほどでもないこと、ただ、農学部に行ってどうなるのかがよく分からないというのが一番の不安というか、決めれない要因のようです。 それで、土日も少し本人と話しをしたのですが、 食品の開発がしたいというのではなく、サプリメントも薬に近い、もしそういうものが有効なら、病人相手の薬剤師よりも、そういう研究のほうが気持ちが向くということらしいのです。 どうでしょう? 地方国立の薬学部で大丈夫そうでしょうか? 叔母は研究職なんてなれっこないから、薬剤師が先行きよくないなら、高校の教師くらいに変更したほうがまし、農学部なら理科の教師になれるのじゃないかと、そういう思惑もあるようです。 なにか、アドバイスがありましたらよろしくお願いします。