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薬学部と農学部
最近、教えてgooで質問した高校3年生です。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3357216.html 薬学部に行くかどうか迷っています。 色々考えたのですが、 岐阜大学や福井県立大学など農学部に行き、 大学院へ行き、製薬研究開発職を目指す。 名城大学薬学部に行き、薬剤師免許を取り、 大学院へ行き、研究開発職を目指す。 名城大学薬学部に行き、薬剤師になって、 病院、薬局などで働く。 国公立の農学部に行き大学院へ行くのは、費用が1番かからない。 でも、研究開発職に就くのは非常に難関だと言うことで心配です。 名城大学薬学部に行って、大学院へ行く場合は、薬剤師免許を取るので 研究開発職がダメだった場合、安心である。しかし、莫大な費用がかかる。 名城大学薬学部に行き、薬剤師になって、病院、薬局などで働く場合は、薬剤師の過剰増加など心配です。 どうするべきでしょうか? 自分で考えるべきなのですが、心配なことが多すぎるので大学生の方や専門の方の意見をいただきたいです。 まとまりのない文章ですが、宜しくお願いします。
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yu-ki111さん こんばんは 前の質問で回答した者です。 今回の質問を読んで将来何になりたいかを悩まれていると思いました。今回の質問内容から言える事は 私同様に薬剤師になるか・薬剤師なんてどうでも良いと考えるかどうかだと思います。その点はyu-ki111自身でよく考えたら良いと思います。 皆さんは「薬の研究開発なら薬学部」と言われていますが、それはうそと言える位に製薬会社では色々な学部卒の方が研究者として働いています。日本では昔から味噌・醤油・お酒の醸造と言う微生物を使った製造分野が有り、その分野の研究では農学が優れています。そう言う優れた微生物を使う製造分野の発展系として、現代のバイオテクノジーで多くの抗生物質は微生物を使って製造されています。この微生物を使った化合物の合成と言う分野はこれから発展が期待されている分野の1つです。この分野で使う微生物の知識は、薬学で学ぶ知識では足らない位に農学の専門的知識には敵わないんです。と言う事を考えると、農学部の大学院卒から製薬会社の研究開発職に就職するのも期待できる分野です。 薬学で学ぶ内容は、人体に化合物を与えた時にどうなるかと言う事を中心にして、衛生学・農学(微生物学)・分析化学・有機化学等の裾野を幅広く学ぶ学問です。したがって薬学出身者であっても、農学部で微生物学を専門に学んだ方にはどう考えても敵いません。と言う事は製薬企業も解っていますから、微生物を使って薬品を開発する事を考えている企業では、医薬品の開発と言えども薬学出身者より農学出身者を重要視する訳です。と言う事を考えると、当初に研究開発職に就くために農学部に進学する方法も有りだと私は考えます。 又私の進学した修士の研究室(有機合成化学の研究室です)では同期に理学部化学科で有機合成化学を学んで来られた方が居て、彼は博士課程まで進学して製薬会社に研究職で就職しました。そう言う例も有りますから、何も薬学部に進学しなければ薬学部の大学院に進学出来ない訳ではありません。 今の薬学部は6年制導入に伴って、昔からの私大薬学部=薬剤師になる為の学校・国公立大学(主に旧帝大)=研究者養成の為の学校と言う棲み分けが薄れて来て、薬剤師になる為の教育に重点を置く傾向になっています。ただし東大・京大等の旧帝大はそれでも研究者教育に重点を置いていますけど・・・。ですから 薬学部に進学して研究者になれないとは一言も言いませんが、私の頃よりなり難い時代になって来たようです。旧帝大に進学出来れば、話は変わりますけど・・・。 以上の事を考えると、まずyu-ki111さんが考えなければならない事は、薬剤師にどれだけの拘りが有るかどうかだと思います。私の場合は薬局開局が目的で薬剤師になる為の薬科大学進学ですから、高校時代は薬科大学以外は考えませんでした。大学に入って有機化学が面白くなって一時横道にそれて修士まで進学しましたが、結果としては薬剤師の資格を活かして薬局を開局した訳です。yu-ki111さんの場合はどうですか???薬剤師の資格を活かして病院・薬局で働きたいのか、それとも薬科大学に進学するのはある意味方法であって研究開発職に就きたいのか。それによって進む道が違って来ると思います。前者の場合は、薬科大学以外考えられません。後者の場合薬科大学でなくても、農学部でも理学部化学科→薬科大学の大学院進学という方法も考えられるわけです。と言う事で考えられたらどうでしょうか??? 薬剤師になった場合ですが、薬科大学が6年制になった関係で私が薬剤師になった頃と比べて進学者が減り言うほど薬剤師の数は増えません。そして薬剤師の半数は「資格を箪笥にしまった人」と言われる結婚して専業主婦をしている薬剤師ですから、就職先に拘らなければ今度も当面は就職に困らないでしょうね。 ただし約2年後には「登録販売者」の資格が出来ます。この「登録販売者」一般医薬品のうち作用の弱い物(別な言い方をしたら副作用の少ない物)を販売出来る資格です。この資格は薬科大学卒者でなくても誰でも受ける事が出来る資格になります。この資格が出来る事に伴って、給料の高い薬剤師はドラックストアーで雇われ難くなると思います。そう言う意味ではドラッグストアーへの就職は減るでしょうけど、病院や薬局への就職は当面大丈夫だと思います。 色々書きましたが、まずは薬剤師の資格をどう考えるか考えて下さいね。何かの参考になれば幸いです。
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- Peptide
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まず、あなたはなにがやりたいのでしょうか。 薬の研究開発という志でしたら、やはり薬学部ではないでしょうか。 製薬企業や食品系企業の医薬や食薬等では、農学や工学からの出身者も決して少なくないので、そういった道がないわけではありませんが、薬学は薬を作るという(創薬)ということにも、人体とのかかわりを通して得られるものも大きいとおもいます。 ご存知とおもいますが、薬学は6年制になり、薬剤師教育に比重をおきつつあります。一方で薬剤師にならなくてもよい人のために4年制(4年で卒業)の薬学の道も残されています。お調べになるとわかりますが、各薬学部にも2種類の学科ができています。私立はどちらかといえば薬剤師養成に重点をおいています。また、研究開発をめざすなら、学士ではほとんど無理で、実情では大学院に進まないと、難しいとおもいます。ただ、薬学からは決して門戸は狭くはないので、国公立の薬学をめざすのがベストの選択ではないでしょうか。 一方、薬剤師はいずれ過剰になるときがくるかもしれませんが、薬局の絶対数が減るわけではないので、現状での生き残りが、いまよりは厳しくなるということで理解すればいいのではないのでしょうか。高い給与に見合う、仕事の質を要求されるということでしょう。
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将来、新薬開発に携わりたいなら薬学部にいけばいいと思います。 なぜ農学部なのかはイマイチよくわかりませんが、国立にも薬学部はありますし、4年制の製薬研究者養成を目的とした薬学部の学科もあります。 ちなみに、薬剤師はまちがいなく過剰になるといわれてますし、研究職はさらに狭き門になると思います。 薬剤師なら安心という考えは危ないですよ。
お礼
参考になりました。有難う御座いました。
それでいったい何がしたいんですかと聞きたくなります。 何でもかんでもというのは現実的ではありません。 製薬会社の研究職がしたいのであれば、それ相応の大学の薬学部の大学院を出るのが王道です。ご存じのように、薬剤師の養成を目指している私立の薬学部はそれ相応の大学には該当しません。 だとすれば、それ相応の大学に入るのを目指すべきです。それができないというのであれば、もっと勉強しろよというだけのことです。 国公立の農学部、理学部、工学部の大学院を出て、製薬会社の研究職に就く人は珍しくありません。もちろん、研究分野によります。化学系、特に有機化学系は有利であるといわれていますし、それらの学部でも製薬会社に縁のない研究分野もあります。製薬会社への就職は、いわゆる一流大学に進んでいる人であればさほど困難でもありません。そういう人たちは優秀だからです。 何がいいたいかといえば、あなたの悩みというのは、自分で実力をつければ解決する問題です。何で名城大学なのかということです。それ相応の大学の薬学部に進めば全て解決です。岐阜大学や福井県立大学というのが決して悪いというわけではありませんが、農学部というのであれば、名古屋大学でも目指したらどうですか。それなら、製薬会社への道もずっと広くなると思います。 いずれにせよ、薬学部以外に進むのであれば、製薬会社以外の進路もある程度念頭に置くべきです。それでなければその学部での生活はつまらないものになるでしょうね。他人と違う方向を向いているわけですから。もちろん、結果的に製薬会社に就職することはあるかもしれませんが、製薬会社だけが研究をしているわけではありません。
お礼
参考になりました。有難う御座いました。
お礼
2度も親切に有難う御座います。 おかげで志望校が決まりました。