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ええし、または、ええしゅう、聞いたことありますか
関西の生まれ育ち現住です。 子供のころ大きい立派な家や代々伝わる地主の家、つまり、金持ち財産家を指して 「ええし」といっていました。夫に聞くと、それは「ええ衆」が正しい。 と云っていました。もちろん大人もそういいます。 「ええしゅう」という言葉お聞きになったことがありますか。 神戸、大阪、奈良ぐらいまでは分かりますが、その他の地でつかわれているかどうか、 またそれに代わる言葉があれば教えて下さい。どうぞよろしく。
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浪花の「ええし」は、江戸の「いいとこの旦様(だんさま)」あたりでしょうか。 「エェシ(名詞) 良家の分限者(ぶげんしゃ)。…「よい衆」が転訛したもので、…シは、オトコシ(男衆・下男)・オナゴシ(女衆・下女)・ダンナシ(旦那衆)・ナカシ(仲衆・仲仕)など、みな同じ類いで、複数ではなく、軽い親愛の意をふくめた接尾語である」(牧村史陽編「大阪ことば事典」講談社学術文庫) 「いいところ【良い所】 金持ちの家。ご大家(たいけ)。「いいとこ」とも。」(前田勇編「江戸語の辞典」講談社学術文庫)
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- key00001
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「衆」は「し」と発音する場合があります。 男衆:おとごし 女衆:おなごし 若衆:わかいし など。 衆の発音は、[shuu]ですが、母音が重なる発音は変化・転訛が発生しやすく、[shu]⇒[shi]と言う変遷で「し」と言う発音に至ったのでしょうね。 これらは元は「京言葉」の様で、昔の朝廷のお膝元で使われていた言語です。 京言葉は関西弁全体に強く影響し、仰る通り京都に近い関西圏は当然として、各地にも影響・伝播もしています。 ただ本題の「ええし」について、関西圏のみで通用する言語と思います。 「ええ」は「(経済的に)良い」と言う意味ですから、国語辞典の様に書けば、「経済的に恵まれた人達」ですかね? そう言う意味を示す言語は、金持ち,財産家もそうだし、資産家,分限者,長者など、多々ありますが・・。 直訳的なものでは、「良家」あたりが妥当かと思います。 その類似で「名家」とか、更に「名族」などにすれば「衆」のニュアンスも含みます。 尚、「ええし」を「英氏(ひいでた家柄)」とする説もある様ですが、個人的にはご主人の「衆」説を支持します。
お礼
ご回答ありがとうございました。ああ!おとこしさん、おなごしさんも懐かしい言葉です。 母の実家にお歳暮をもって、分家のおなごしさんが見えると、祖母は下駄などの履物を用意して、 渡していました。夢のように遠い昔です。 経済的な事だけではなく土地の名家とかお家柄も含まれていると思います。
- take-1A
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徳島でも、言いますよ ・・ 「 ええし 」 「 ええしゅ、ええしゅう 」とはいいませんね。
お礼
ご回答ありがとうございました。やっぱりええしですよね。 ええしのぼんぼんとかですよね。
- take-1A
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徳島でも、言いますよ・・ええし
- FUNNY_PRINCESS
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大阪特有の表現ですよね。 シ(衆)は、オトコシ(男衆・下男)、オナゴシ(女衆・下女)、ダンナシ(旦那衆)、ナカシ(仲衆・仲仕)なども同類で、 複数形ではなく、軽い親愛の意を含めた接尾語…だったと記憶しています。 よって、「ええしゅう」という読み方はしません。 良家の子供を「ええしの子」と言うみたいですが、私は「ええとこの子」という表現をとることが多いです。
お礼
ご回答ありがとうございました。大阪を中心に、大阪商人の家族が住む兵庫一体に、 広がったのかもしれませんね。家は兵庫ですが、そこ、ここに、ええしの別荘とやらが、 ありました。ええとこの出、とかええとこの子もよく使ったように思います。 古き良き時代を思い出させていただきました。 今は上方漫才あたりに残っているのでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございました。 「複数ではなくて軽い親愛の意を込めた接尾語である。」 衆の転訛であることもよく分かりました。おなごしさんの方が、 お手伝いさんというより、親しみがあるように思えます